6月も最終週にさしかかる頃、大学のメールに、国会議事堂で開催される「LSEインターンレセプション」へのご招待のリマインダーが届いた。
すっかり忘れていたが、しばらく前にこのイベントへのご招待が届き、なんだかよくわからないが、とりあえずパーティ、しかも国会議事堂(いわゆるビッグベン)ということで、とりあえず参加の意思表明をしていたのだった。
リマインダーが届いても、未だ何のイベントなのかわからずじまいだったが、この国会議事堂での無料のパーティにとりあえず出かけてみる事にした。
ビッグベンには観光でも入った事がなかったので、入場時は少なからず緊張した。
なんとなく正装していったものの、持っていたのはご招待のメールのプリントのみで、本当にこれで入れるのか?半信半疑だったが、ガードのおっちゃんたちがいとも簡単に入れてくれた。
入口では、手荷物検査はもちろん、空港のような身体検査と、入館証発行のための写真撮影もあった。
少し遅れて招待状に書かれた部屋まで進むと、すでに40人以上が終結しており、皆片手にドリンクを持って、恐らくMP(国会議員)と思われる男性のスピーチを聞いている最中だった。
このスピーチの内容、および後々参加者から聞いた話を元に、ようやくこのレセプションの主旨を何となく察することができた。
この会は、LSE Internship という、LSEが学生に無償で職務経験を積む機会を斡旋するスキームを利用し、国会関係の仕事を体験した学生たち、その就労先の国会関係担当者、およびLSE側のサポートスタッフの労をねぎらう為の宴だったのではないかと思われる。
確かに、私も LSE Internship を利用して、インターンを行っていた。しかし、私の就業先は国会とは全く微塵も関係のない巷のベンチャー企業...。いったい何がどう間違って私のところに招待状が届いたのかは未だに薮の中である。
参加していたLSEの学生の多くは、政治関係の専攻で、実際に国会議員のオフィスでインターンをしていたようだったが、中には私のように、関係ないのになんだかわからないけど呼ばれたので来ちゃった系のも何人かいた。
当然MPたちとの話が弾むはずもないので、いつのまにかこういう場違い組で寄り集まって、お酒とツマミをいただきながら談笑...。
今思えば、どさくさにまぎれてMPとコネでも作っときゃ良かった。が、その時は飲み食いする方が楽しくて、そんな余裕なし。
振る舞われたフィンガーフード各種
デザートも美味しいんだな、これが
2時間も経つと、いつの間にか参加者も続々と退散していたが。
残っていた顔ぶれはすっかり酔っぱらっており、そのまま二次会?もとい、誰かがその友人と待ち合わせをしていたCharing Cross 近くのワインバーまで歩き、一緒に乱入した。
ここでまた何人かLSEの学生らと談笑し、何時間が経っただろうか。
久しぶりに、かなり飲んだ...。
再び Whitehall まで一人歩いて戻り、バスに乗った。
が、いつもなら40分くらいで到着する自宅まで2時間もかかってしまったのは何故だろうか...。