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2013年12月6日金曜日

CILS (イタリア語の試験)受験


昨年末久しぶりにヴェネツィアを訪問しハマり、
今年1月からイタリア語の勉強を開始。
その後4月と9月に各一週間のヴェネツィア滞在を経て、
本日今年一年の学習の集大成(?)として、
イタリア語の試験を受験してきました。

受験レベルはB2。中の上級というところでしょうか。
自分の実力からして半ば記念受験のつもりながら、
100ポンドも払ったので、軽いノリで挑むわけにもいかず、
一通り過去問の研究もして挑みました。

試験の内容は、
リスニング(30分)
読解(50分)
文法(60分)
作文(70分)
面接(10分)
と、日本で人気のTOEICなどと違いまんべんなく構成されております。
イギリスの大学院留学前に受験したIELTSに近いです。

朝の8時に集合と指示があったので、時間前に到着。
待合室に通され、そこで全レベルの受験生が待機。
しばらくすると、受験生はレベルごとに呼び出され、
リスニング試験を行う部屋に連れて行かれるのですが、
全6レベルの受験生がいる中、リスニング試験実施室が恐らく2つしかなく、
我々B2の受験生は、他のレベルが先に試験を終えて部屋が空くのを待つ羽目に。
8時に集合させられ、結局9時半まで待合室で待機。
おいおい、だったら9時半に集合させろっつーの。
抗議をしている受験生もいました。これがイタリア式か?

ようやく我々B2レベルもリスニング試験の呼び出しがかかった。
が、ここからがまた問題。
「これから部屋を移動」とか「こことここに名前のシールを貼れ」の指示が
全てイタリア語で、一部はっきり理解できません(汗)。
他の受験生は理解しているようで、普通にイタリア語で質問もしている。
やはり受験レベル間違えたか?!と汗しつつ、恥もなく見よう見まね。

やがてCDに従い、リスニング試験開始。
過去問によると、大問一つ目はディクテーション(聴いたまま書く)、
二つ目と三つ目がCDの内容に一致する文章を四択で選ぶ、だった。
しかし、問題用紙と回答用紙が配られてみると、
どう見てもディクテーション用の回答用紙がない。
なんでなんで?!と困惑するうちにCDスタート。
大問一つ目の音声が流れて初めて、どうやら過去問から傾向が変わり、
一つ目も内容一致の四択問題になったのだと認識。
そんなわけで最初の方は現状把握に必死で集中して聴くどころではない。
幸い音声は2回聴く事ができたので、2回目でなんとか挽回できたか?
大問二つ目、三つ目は過去問通りで、割と落ち着いて挑めた(つもりだ)が、
一つ目がテンパッたため、それに比べればできた、というだけか・・・

あっという間にリスニング試験終了。
続いて間髪入れず筆記試験の教室へ移動。
筆記試験は、だだっ広い部屋で、全レベル一斉に行われたが、
 これがまた、イタリア感満載の進行だった。

4人掛けの丸テーブルがいくつか置かれ、
それぞれの席にB2とかC1とかレベルが書かれたポストイットが貼られている。
受験者は、自分のレベルの記された席に自由に着席。
カンニング防止のためか、一つのテーブルに同じレベルの受験者が
重複しないよう配慮されていたが、果たしてこれが得策なのか。

それというのも、受験レベルによって試験時間の長さが違うため、
一斉に開始しても、終了時間が異なる。
この時間管理、完全に受験者任せ。
各自自分のレベルの終了時間になったら終了、提出、退室という流れ。

試験スタッフは教室内に座っているものの、
レベルごとに終了を伝える声もなければ、監視しているようにも見えず、
むしろおしゃべりなんかしていて若干耳障り。
まして同じレベルの受験者が一箇所にまとまっていないので、
どのレベルの誰が5分オーバーしたところで、誰も気づかなそう(笑)。
とは言っても、半分以上の受験者が時間前に終了していたようで、
B2レベルで180分の時間いっぱいまで取り組んでいたのは
自分を含め2人だけだった。

また、開始時には全員が着席すると問題用紙が配布されたが、
その際「まもなく試験開始です」という声がしたのが最後。
結局、「今から開始」の一斉号令はかからずじまい。
受験者も皆なんとなく、次第にぺらぺら問題用紙をめくりながら、
しばし周囲の様子見をし、やがて本気モード突入。
ゆ、ゆるすぎる。。

最後の関門は面接試験。
これは受験者それぞれ予め時間が決まっていて、
時間前に面接会場へ言けということだった(と思う)。
しかしこれがまた傍目にはかなり適当。
面接試験の部屋の場所に関しては全体案内は皆無。
個別に試験スタッフに尋ねると、25番の部屋だと言われた。

私にあてがわれた時間は2時半。
筆記試験終了から1時間近くあったので、散歩がてらお茶を飲みに出た。
しかし最寄りのカフェまで徒歩5分、店内は昼時で混んでいて、
座る場所もない。
時間も気になるので、寒さ凌ぎと小腹満たしにホットチョコレートを
テイクアウェイし、試験会場へ戻る事に。

とりあえず25番の部屋の前で待とう、と到着したのがちょうど2時頃。
部屋の前は狭い廊下で、待機用の椅子もない。
仕方ないので、少し離れた別の部屋の前にあった椅子に座って待つと、
その部屋の中から、明らかに我々よりも上のレベルの口頭試験をやっているのが聞こえてきた。
何となく聞き耳立てていると、間もなく部屋のドアが開き、受験者が退出。
筆記試験で前に座っていた、ひとつ上のレベルC1受験のおじさんだった。

さて、次の受験者が待っているわけでもなく、
ドアの中から出て来た試験官、私を見るなり、
「あなたB2?準備OKだけど、やる?」
ってあなた、今C1の面接やってましたけど... 準備できてんの?
今まだ2時10分だし(私のアポ2時半)。言われた教室ここじゃないし。
こんなんでいいんかい... と思いつつも、早く終われるのはやぶさかではない。
心の準備も何も整わないまま、(イタリアらしからず)時間前に口頭試験へ突入。

口頭試験は2問あり、質疑応答とプレゼン。
過去問によると、それぞれの問題に4つのテーマが用意され、
試験官がランダムにテーマをひとつ選んで出題すると理解していた。
が、蓋を開けてみると、4つのテーマを見せられ、「どれがいい?」
って自分で選んでいいんかい?! まあなんて寛大。これもイタリア式か。
結局私は質疑応答では「世界中どこにでも住めるとしたらどこに住むか?」、
プレゼンでは「将来の予定」という無難中の無難なテーマを選び、
もちろんイタリア、ヴェネツィアに住んで〜〜・・・適当に話して終了。
試験の模様は録音され、主催本部(シエナ)へ送られ、採点されるそうです。


こうして半日がかりのイタリア感満載の試験が終了。
結果はインタネット上で確認できるらしいが、
果たして結果が出るのはいつになるのやら。
半年後くらいにふらっと覗いてみようと思います。
(受験したことをそれまで覚えていれば...)


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2012年4月5日木曜日

ロンドンで通訳学校


2月から10週間、毎週一回2時間半(週によっては3時間に及ぶことも)の日英通訳訓練コースに通っていた。

今の仕事に転職する前に半年勤めた会社では、翻訳は日常茶飯事、お客さんのアテンド通訳で外部機関へ出かけることも多かった。通訳業務はこれが初めてではないし、特に逐次通訳はなんとなくできてはいるものの、まともな通訳訓練というものを受けた経験が皆無だったので、受講に踏み切った。実は通訳訓練を検討したのはこれが初めてではなく、日本でもいくつか学校を見学したことがあった。その時は平日は仕事がハードだったし、休みの日に都内まで通うのが億劫だったり、初期投資が大きく(だいたいいろいろ込みで20万以上)踏み切れなかったり、投資に見合うリターンを回収できるイメージが湧かなかったりと、できない理由ばかりが目について、結局見送り続けた。ロンドンにも日英通訳コースがあるのかなと軽い気持ちで検索し、ヒットした学校にレベルチェックを受けに行ってみた。住宅街の真ん中にあるこぢんまりとした学校で、自宅から決して通いやすい場所でもない。ただ、これまでに見学した日本の学校では一クラス20人なんて聞かされていたのに対し、こちらは少人数(8人)、さらに初期投資が500ポンド(7万円弱)程度とお値打ちだった上、テストの結果、まどろっこしい通訳準備コースは飛ばして最初から同時通訳コースに入れるという事だったので、これを機に受講に踏み切ることにした。

10週間の授業は毎回テーマも講師も替わり、本格的に通訳ブースに入って行うので緊張感もあった。毎回事前にテーマを聞かされ、予習の猶予はあるのだが、いざ登校すると初めて聞くテープをいきなり同時通訳するという、初心者にはハードな内容だった。週が進むにつれだいぶ慣れて行ったが、授業が終わって帰り道には毎度ぐったりだった。 クラスメイトは皆日本人だが、皆仕事をしている大人で、イギリス生活が長く英語に慣れている人(英語の方が日本語よりも先に出る人)のボキャブラリーから勉強になることも多い。通訳専門の講師の他、通訳技術のまったくない、日本語もまったくわからないイギリス人を連れてきて、そういう人に英訳を聞いてもらってフィードバックをもらうというのも興味深かった。

最終日の今日の授業は私にとって特に興味深かった。 ゲストのイギリス人は演劇を専門とするパフォーマーの女性で、英語の文法うんぬんよりも、話し声やイントネーション、リズムについて、一人一人に細かいフィードバックをくれた。紙に書かれた英文を渡され、一人2−3文ずつを音読するという単純なものだが、音の強弱や上げ下げ、文の区切り方、声の出し方を変える事で、いかにより英語らしく聞き易いアウトプットができるかを研究する。普段、日本語を話す際にもあまり深く考えた事のない領域。しかし、一人一人への指導を通じ、話し方一つで印象が大きく変わるのだということがはっきりわかった。私の場合、LとRの音の違いをはっきりすぎるくらいはっきりさせること、コンマの前後での音の上げ下げを特に注意された。あと、まったく自覚がなかったが、文を読み上げる際に身体が上下前後に揺れているらしい。体幹が安定していない証拠か...(汗)。これは指摘してもらって助かった。他の人へのアドバイスには、th をはっきり発音すること、一語一語はっきり正確に聞こえるように出す必要はなく、代わりに文節毎に流れを切らさないように出す事、名刺や動詞の頭の音を強めに出すことなどがあった。

授業の後に、クラスメイトと一緒に学校の近くの日本居酒屋「灯」へ行った。10時前に行くと、結構広い店内はほぼ満席。しかも、我々以外のお客さんのほとんどが非日本人。よくバイトの募集の広告を見かける居酒屋だったが、店員さんはみな韓国人や中国人のようで、日本人は見当たらなかった。メニューもなんちゃってかと思いきや、こちらはしっかりしていて、ちゃんと日本の居酒屋で見かけるようなものがズラリとそろっていた。ギョウザ、なす田楽、豚しゃぶ、銀ダラ煮付けなど頼んだが、どれも美味しかった。写真撮れば良かった。

そしてアサヒのビールはやっぱり最高♥イギリスのビールも普通に飲むが、やっぱりひと味もふた味も違いますよ。クラスの皆さんお疲れさまでした。


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2011年10月3日月曜日

成績戻って来た。〜BOPビジネス

BOPのクラスのエッセイのマークが返された。
このブログにも何度となく登場している、インドへ行ったあのプロジェクトである。
プロジェクトとは別に、2,000 words のエッセイが課され、これが全体の成績の45%のウェイトを占める。

エッセイのお題は、『自分でBOPビジネスを一つ選んで、その business model と implementation process を分析せよ』だった。

一口でエッセイと言っても、マネジメント学部の求める内容や書き方は、私の所属する地理学部のものとはまた違う。
授業でエッセイの説明があった時に、「セオリー大好き。High quality papers(マネジメント関連のジャーナル等でも特にトップクラスのもの)からの引用重視...」と念を押されてのを素直に信じ、それに従った。

まずはBOPビジネスの類いを一つ選ぶわけだが。
BOPビジネスはインドやバングラディシュが主流な他、南米の事例もいくつか授業で暑かったので、この辺はみんなやるだろうから外し、私は敢えて、日本企業で勝負することにした!

と言うと聞こえが良いのだが、クラスに他に日本人がいなかったし、先生方も日本企業のBOPなんてあまり聞いた事がないだろう(という勝手な憶測に基づき)と思い、目新しさを狙った。
と言うとまだまだ聞こえが良いのだが、何より、資料を読んだり情報収集が日本語でできる(=所要時間半減)!これは大きい(笑)。

で、選んだのは、ヤクルトと迷った挙げ句、味の素。
同社は勿論、グラミンみたいな純BOP起業ではない。
が、半世紀前からアフリカや東南アジアで実質BOPビジネスに類似する事業展開をしている。
そのビジネス展開というのは、例えば、地元の料理の味に合うスパイスや、受入れられ易いパッケージデザイン等、国や地域別の製品の研究開発をしていたり、独自の販促ルートを持っていたり...(詳細略)ということで、要は授業でやった内容と被る部分が大きかったので、例として使い易かった。

エッセイではまず、味の素の海外ビジネスの紹介をし、上記のような特徴を、実際に数カ国での販売方法など例を挙げて示し、BOPビジネスに関する学術論文から引っ張って来たセオリーやモデルを使って、味の素のビジネスモデルの利点と(わずかながら)改善の余地がある点を分析。
同じようにインプリメンテーションも分析。
お題の通り、ビジネスモデルとインプリメンテーションモデルをしっかり分けて書いた。
2,000 words は、エッセイとしてはかなり短い。特に今回のように、ビジネスを紹介しながら、理論を用いて分析なんてやっていると、すぐに2,000到達してしまう。
そこで、descriptive になりそうな箇所(特にビジネスモデルの紹介など)は、可能な限り表やチャートを用いて字数を抑えた。
味の素のウェブサイトはもちろん、決算資料や会社説明会資料、ビジネス雑誌の記事までいろいろ漁り(全て日本語。イェイ♪)、言われた通り一流マネジメントジャーナルから引用もして、なんとか収めた1,991 words。

書いている頃はちょうど東日本大震災があった最中で、心中穏やかでない上、他にも課題が集中していた時期だったので、このエッセイは正味3日で書いた。
結果はまあパス(合格ライン)は大丈夫だろうなとは思っていたが、一番の懸念は、選んだ味の素が果たして採点者にBOPビジネスと認められるのか?という点だった。
日本の事例を扱う学生は他にまずいないだろうし、元来BOPとして運営しているビジネスではないので、目新しさはあっても、もし本論からずれていると判断されたら元も子もない。
緊張しながら結果を待った。


結果は提出から4ヶ月近く経過した夏真っ盛りの頃にやって来た。
バタバタと書いた物が、なんとまさかの Distinction (優)!
LSE の課題で初めてゲットした Distinction!!

改めて、このエッセイを読み返してみると、うん、確かに良く書けている。
英語のミスが簡単にぼろぼろと見つかるものの(汗)、まあそこは大学側も目をつぶってくれているのか(あるいはこのせいで多少減点されているのか?)、読み難い文面は構成と多用した表やチャートがきちんと補ってくれている。
ビジネス自体を細かく分析できたのは、十分な資料を入手し、活用できたことが勝因だと思うので、日本語でリサーチできる日本のビジネスを選んだことが功を奏したかと思う。

あとはやはり、マネジメント学部の課題は、自分がこれまでの人生で培った経験や、もっと言うと良識に則って論じられる部分が多く、挿入できる持ちネタや論理の展開の幅が広がる。
本業(?)の環境や開発がテーマだとこうは行かない。
この程度の時間と労力の投資と心労でDistinction がもらえるのだったら、、
うーん、やはり学部間違えたか。


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2011年2月25日金曜日

修士論文のテーマ。


修士論文のテーマを土壇場になって変更した。

論文自体の提出期限は8月末なのだが、Proposal(題目、リサーチテーマ、仮説や具体的な調査方法など) の提出の締切が1月の末に設けられていた。
『このテーマを極める』という強い意志を持って入学してくる学生もいる中、特に何も決まっていない私のような人は、『授業もまだ1/4残っていて、提出も半年以上先なのに、こんなに早く決められないし』と不満をぶーぶー言いながら、ないアイディアを無理矢理絞り出して題材を考えたものだ。
1月末の締切前は、何を書いていいかわからないのに、かなり具体的なproposalを提出しなくてはならず、毎日かなりしんどかった。

私は会社員を長くやっていて、特に自分がいたような米国主導の新自由主義の色濃い企業経営に辟易しているので、ビジネスのあり方を開発や環境に絡めて書こうと考えていた。しかし、これではテーマがかなり広く、具体化を迫られた。しかし、関連するような授業をまだ受けていないので、セオリーや既存の研究についても情報に乏しく(先回りして調べれば良いのだが、そんな気力はなく-_-.) なかなか的が絞れず。
結局、締切の前日に苦し紛れに『データや情報にアクセスがしやすい』テーマを選び、proposal も1時間程度で半ば強引に完成させたのだ。

それから1ヶ月。この間に、大学側は学生たちの提出した proposal を元に、一人一人にそれぞれ dissertation tutor をアサインした。Tutor は、いわゆる論文の題材や内容、書き方のアドバイスをしてくれる役割で、それぞれのテーマに適切な教授陣があてがわれる。私にも提出したやけくそテーマを元に、担当教員がついた。

今週は担当教員と proposal についてのミーティング、という段階になって、先に提出したテーマをほぼ全撤回。
理由は、日本にいるブレーンに、『おもしろくない』と言われたから(笑)。
うん、確かに簡単だけどおもしろくなさそうなテーマだった。

で、何に変更したのかというと、それはここには書かないが、ビジネスなんて微塵も関係しない別件。
結局は最初にひらめいたテーマに戻したといったところ。
情報の availability (この単語の訳し方にいつも迷う) がビミョーだったのと、Research Question (要は何を明らかにするためにこの論文を書くのか?)が自分の中でまとまらなかったので、結局一度は忘れ簡単な道に走ったのだ。
しかし先週末、半ば衝動的に変更を思い立ち、これまた1時間程度で proposal その2を作成し、月曜に担当教員を襲撃。いきなり『替えます』と申し出たが、幸いにこの修正案も同じ担当教員の専門分野だったため、特に問題なく事が運んだ。
実のところ、この担当教員の専門と合致するというのも、躊躇なく変更に踏み切った一因だった。

期せずして、新しく決めたテーマが今ちょっとニュース紙面を騒がせている。
タイミング的にも、内容的にも、実にホットなテーマを選ぶ事ができたかも?
教員にもそう言われた。
いつもアイディアをくれるブレーンに感謝。
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2011年1月26日水曜日

DAY 112: MBA

某ビジネススクールから、MBAのオファーがあった。

年末、日本に帰る前になんとなく応募してみたのだ。
今日面接に行き、その場で合格した。

こんな風に言うと、本気でMBAをやりたい人に怒られそうだが、
正直、どうしてもMBAをやらなければならない理由はない。
あくまで、人生の次のオプションの一つだと思う。

大昔のRCW にも記録を残してあると思うが、
LSEに来る前にMBAを考えたことがないわけではなかった。
でも結局、自分向きじゃないと思ってやめた。
そしてLSEにやって来たわけだが、ビジネスの現場から遠ざかり、
社会科学に浸かる程、組織とか経営とか運営ってものの大事さというか、
意義というものが見えてきた気がする。
また、人生において今まで真剣に勉強したことがなかったので、
一年で Master が終わってしまうのもなんだか寂しく、
もうちょっと学生やっていたいと思っているのも本当。

と、まあここまでが表向きの理由。

今やっているのが MSc で、もう一年学生やろうと考えた時に、
もうMBAくらいしか、付加価値がありそうなものが思いつかず。
PhD に行く程、今の勉強を極められているわけでもないし、
今後そこまで極まるかもわからないし。
名刺に MBA って書けるしね。(そこか?)
こちらで何人か MBA をやっている学生と出会ったけど、
大半はまともないい人だけど、中には本当にイケスカナイ野郎が数人いる。
『世界にあなたの代わりはいくらでもいます』と言いたくなる輩。
(おっと、このへんまでにしておこう...)

で、とりあえず MBA受けてみた。
ロンドンにはいくつかビジネススクールあるけど、
自分の場合、例の GMAT ってのを受けるのがイヤ、というか
その準備をしている暇もないので、GMAT なくてOKのところで選定。
3つ候補に挙がり、1つに応募した。
昨年受験した時の書類(推薦状、成績証明、IELTS等)をそのまま持って来ているので、
今回は志望動機を書くのに数時間費やしただけでさくさく完了。

正直、ロンドンでは一流ではないビジネススクール。
でも内容はちゃんとしていそうだし、他のスクールではまず見かけない、
今やってる勉強と関連があるようなモジュールがいくつかあるのが魅力。
このレベルなら、自分の経歴なら受かるかな?と思っていたけど、予想通り受かった。
年末から選考という選考全部すべりまくっていたので、
精神的にすごくポジティブに働く結果だった。

お金のこと気にしなくて良ければ受けてみたい。
でも奨学金が取れるかを見極めてから決めようと思う。

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2011年1月21日金曜日

DAY 107: SOAS & LSE 図書館


Dissertation proposal(修士論文のテーマと大枠を書いて提出する)を来週に控え、
今週は通常の授業の準備に加え、いろいろ考えなくてはならないことが多いの。

冬休み中からぼんやり考えてはいたものの、なかなかテーマを絞り込めず。
それでもなんとなくこだわっている題材があったりするもので、
先日、その分野の専門のリサーチフェローの方にいきなりメールしてアポを取り、
相談に行ってみた。(我ながらこういう突拍子もない行動はなかなか得意だったりする)


そして、暗中模索の状態から、一筋の光が。
まだまだテーマは固まりきらないものの、アドバイスに従い、
週末訪れて熟考できるよう、早速 SOAS の図書館に登録してきた。
(SOAS はロンドン大学の中でアジアとかアフリカの地域研究に特化している学校)

そして今日は、
『2月9日提出の3,000 words エッセイを、完成の目処が立つまで帰宅しない』
というなんともまあ自分らしい無鉄砲な目標を掲げ、
授業が終わった16時からLSE図書館のPCに陣取った。
途中、19時半にスタバ休憩、22時にSkype休憩を挟み、気がつけば26時半。
今期からLSE図書館は24時間営業。夜遅くなると人も少なく
(それでも12時まわってからやってくる輩もいる)、静かで集中できる。

これまで夕食の外食を嫌い、夕飯前目処に帰宅していたけど、
(深夜残業?の為にお弁当を持参する気力はないのです)
これからしばらく夜型で図書館に籠ろうかな。
夜遅く帰るのは寒いし、エネルギー補給のおやつ代がかかるけど、
自宅での You Tube の誘惑から開放されるため効率は格段に上がる。


それにしても、日本のコンビニは偉大だね。
ちょっとお腹を満たすのに、食べたいものが何かしらあるもの。
こちらはおにぎりとかない。サンドイッチは身体が冷えそうだし、
どれも似たような味で食べる気がしない。
菓子パン類はどれもデニッシュ系かドーナツ系の甘ったるいのばかり。
いわゆるあんぱんみたいなシンプルなのがないのよね。
探した事ないけど、唐揚げとか肉まんみたいな類いは置いてあるのだろうか?
そういうのはチキン屋とかケバブ屋に行かないとないのかな?
地味ながら、ロンドンのB級グルメ探訪でも企画してみるか...。
(あまり魅力を感じないが...)

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2011年1月17日月曜日

DAY 101-103: 引き蘢り


この週末3日間:

環境税と排出量取引に関する論文に取り組んだ時間: 30h
上記完成度:65%
Skypeに興じた時間:6h
シリアル消費量:800g
豚肉消費量:600g
外出:4h
(土曜日の午後、開発学勉強会に Russell Square まで出かけた)

インセンティブに突き動かされるのは、環境税や排出量取引など
金が絡むから汚染の抑制が進行するメカニズムのみならず、
楽しいことを控えた人間が俄然集中して働くのも同じだ。

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2011年1月8日土曜日

DAY 95: 建設的な引き蘢り

クリスマス前から、隣人の男子学生が、部屋に女子を連れ込み出した様子。
夜な夜なうるさいんだよ、君たち...。
(聞こえてくるのが普通の盛り上がってる会話なのがまだ救いである)
この日本人がいつまでもおとなしく黙っていると思うなよ、ふん。

その日本人は、長旅の疲れと時差ボケから丸一日かけて復活。
今朝は4時に起き、冷蔵庫に食べ物がないので、近所のスーパーの7時開店に合わせ出陣。
7時5分に着いたら、まだ店開いてないし。
まったく...。日本じゃありえないこの適当さ。
この週末は部屋に籠って、ほぼ手つかずだったLSE図書館から借りた本と、
修士論文の企画に取り組むため、数日分の食糧を買い込む。

ところで、イギリスの寒さ対策に、日本から大量の冬物および、
コートを2枚重ねて着てやって来たのに、なんだか生暖かいぞ、今朝のロンドンは...。


今日は予定通り一歩も出ずに過ごす。
修士論文のテーマを脳から絞り出し、候補を5つに絞った。
それを日本にいるブレーンと吟味し、
ついでにクイズ遊びする(どちらがメインだ...)
そしてBOPビジネスと、ブラジルのアマゾンの熱帯雨林の伐採が何故進むのか?
について読みながら。

これから同じく遅れを取っているJICAからの翻訳の請負を進める。
あー、隣うるさい。
負けずに鼠先輩を大音量でかけてやる。
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2010年12月12日日曜日

DAY 80: 開発とビジネス


DAY 79 は一日中眠って終わったので日記割愛。しかし、夜型生活が抜けるまで相当かかりそう...。

プリングルスの Thai Sweet Chilli 味... こんなものを売り出すのはやめなさい。買ってしまう。


今 日は午後から、英国開発学勉強会(IDDP)主催の勉強会があった。10月末くらいに第一回目に訪れたあれである。第2回目はパスし、今日が3回目だっ た。場所はRussell Square 近くの Institute of Education という、これまたロンドン大学の一派らしいが、正直そんな学校があるとは存じませんでした。。

普通の人なら確実にバスに乗って行くであろうところ、この私は Borough Market と Southbank をうろつきながら1時間くらいかけて歩いて行った。

本 日のテーマは「開発とビジネス」、主にフェアトレード、倫理的貿易について。講師はアジア経済研究所(JETRO の一派では?)/ Sussex大学開発研究所客員研究員の佐藤寛氏だった。サセックス大学というのは開発学で結構有名で、この勉強会にも毎度ブライトン(ロンドンから南1 時間くらいの海辺の街)から多数の学生が出席している。

以下、要点。

開 発とビジネスとはこれまでパラレルでそれぞれ独立していたが、昨今融合の兆しを見せている。その理由として、開発側は主に資金面で支援を要すること、 また、一部で途上国の援助はやめるべき(助けるから育たないから)という声が上がっていることが挙げられ、一方ビジネスにおいても、自由経済への不審感の 高まりにつれ、株主配当を公益投資に充てる案他、社会的ビジネスの機運が高まっている。

これに伴い、企業はもはや生産から消費まで一環した社会的責任を負うという認識が高まってきた。そして、そのプロセスにおいて反社会的、反倫理的な部分 - 児童労働や環境汚染等 - があると、企業が叩かれる。特に英国やオランダなどではこうした動きが大きい。

そ れに比べて日本は、倫理的なビジネスやら企業の社会的責任という部分においては先進国の中で大きく遅れを取っている。大企業では CSR(Corporate Social Responsibility)部門など設けているところもあるが、一般的には例えば利益の一部でどこかに植林したりという付帯的な活動により社会に還元 するというやり方が主流のようだ。また、日本においてCSRというと、どこかチャリティ的な色合いが顕著である。しかし、今論点となっているのは、生産か ら消費までの総合的なプロセスにおける社会的責任である。ゆえに、たとえCSR部門が木を植えるのに奔走したところで、中国の工場の労働者に妥当な賃金を 払っていないとか、下請けの会社が汚染物質を海に垂れ流しているとか、契約農家が農薬をばらまきまくっているとかを経て生産されたサービスを提供している 会社はNG。あくまで本業に組み込まれたCSRを推進していかないと、やがて社会に叩かれる運命を辿るのだ。

日 本がこうした動きに出遅れている要因はいくつか考えられる。個人的には宗教の影響も大きいのではないかと思う。ヨーロッパにはキリスト教という共通の信念 が浸透しており、「慈愛」とか「強いものが弱いものを助ける」といった精神が深く根付いている。以前 ODA の講演を聞いた際にも出た話だが、こうしたキリスト教精神が援助活動のドライバーとなっていると言うのは一理ある。一方で日本は地理的にも孤立し、鎖国も 手伝ってかいわば特種なビジネススタイルを発展させてきた。今日に至ってももっぱら焦点は中国市場に偏り、途上国へは足を伸ばしていないどころか、興味も 薄い。経産省が言うような「日本企業のガラパゴス化」は否めないと思う。

そんな中、この点、日本においてはシャープが先進企業と言われているとどこかで読んだ。あとはユニクロ。ロンドンにもユニクロは何軒もあり、Regent St. の一等地に店を構えるからには、欧州基準の CSR を実践しないと生き残れない。

話 はフェアトレードを中心に展開した。イギリスはスーパーマーケットが個人の消費活動に占める割合世界一らしく、このブログにも度々登場する Tesco、Sainsbury's、Marks&Spencer ら大手がこぞって自社ブランドの商品の確立と定着に乗り出している。そして店頭に並ぶ商品には往々にして Fair Trade マークが付いている。店舗によっては Fair Trade コーナーが設けられていることも多い。以前は普通の商品よりも値段設定の高かった Fair Trade 製品も、次第にその価格差が縮まり、選んで Fair Trade 製品を買う消費者は20%を超える。50%はどっちつかずの浮遊層なので、この50%の取り込みが Fair Trade 推進家たちの目下の課題である。それに比べ、日本における Fair Trade 製品の認知度および普及度はまだまだ低い。昔ベルマークってのがあったが(今もあるの?)、あれは教育資金確保のために民間を利用した成功例。こうやって 国外(途上国)への関心を煽ればどうにかこの分野での日本の台頭に期待できないものか。

思 えば、その昔NGOのプログラムに参加した時も、今こうして途上国開発の議論をしている折にも、自分は日本にいないので、日本の現状ってわかるようでわか らないわね。多分、日本でサラリーマンしていたら、途上国うんぬんの事考えるより、自分の給与明細の数字が上がることが重要事項になるのは間違いないと思 うし、仕方がないと思う。だって社会がそういう仕組みを作っているから。まあだからつまりどんな議論を展開したところで日本が drastically 変ることは期待できないと思うし、日本が drastically に変った所でこの世の現状がどれだけ好転するのかわかったもんじゃないけど、個人的にやや逸れた部分で思うところはある。社会の仕組みが変るのは時間がか かるが、個人レベルで、例えば毎日会社に行ってああこの仕事つまんないなと思いながらやってたり、もう人生落ち着いちゃって後は老後を待つだけになっ ちゃっている人生に、例えば世界の別の所で明日の食べ物に困っている人がいることを認識し、なんとかできないかという意識が芽生えることで、自分の人生に 何か今以上の value を見いだすというか、何か変えようと思ったり、何か行動を起こす事で自分の人生に付加価値を付けるきっかけになれば、もうそれでじゅうぶんなリターンにな ると思う。多くの人がこういう意識を持つ事で、変らない社会も変るかもしれない。こう言い始めるとなんだか spiritual な議論展開になりそうだが、要は個人の視野が広がることが大事なんじゃないか?それが直接例えば途上国の発展に繋がるかはわからないが、人生はより充実す るはず。

なんか長くなった。自己主張が止まらなそうなので、そろそろ切り上げよう...。(かなり中途半端)

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2010年11月21日日曜日

DAY 59: ハイテク宿題。

就活が一段落したので、日々遅れ取り残されてゆく授業に対しさすがに危機感に見舞われ、授業の予習に取り組んだ。

予想通りレベルが高くかなり必死なスペイン語の宿題をやってみる。

LSE は、授業の進行プランや予習用リーディングやらエッセイの課題やらを Moodle というシェアポイントみたいなサイトに集約している。スペイン語のコースはこの Moodle を特に活用しているよう見受けられる。

まず、宿題の課題が Moodle に載っている。

1.教科書の特定の文法のページをやりましょう。これは普通。

2.You Tube である映像(1930年代にスペインで起こった Civil War で暗殺された市民の声(を元にした映画の一部))を見て、要はディクテーションでプリントの穴の部分を埋めましょう。おっと、You Tube 登場。学部時代にはありえなかった課題だな。

3. You Tube である映像(スペインの独裁者フランコ将軍の銅像が撤去される様子)を見て、状況をスペイン語で描写し、更にそれを音読する自分の声を吹き込んで Moodle にアップロードしましょう。これは驚愕!

そ う、見ると確かに3.の課題用のハイパーリンクを開けると、録音用のポップアップが出てくる。よって、PCに向かってひとりつたないスペイン語を音 読...。「2008年12月18日、男性のグループがフランシスコフランコ将軍の銅像を撤去するため働いた。ドリルで地面に穴をあけている。ひとりの男 性が赤い旗を振っている。たくさんの人々が雨の中その様子を見ていて、何人かは写真を撮っていた。」というような幼稚な文章を棒読み。これって他の学生に も見られてしまうのだろうか...。ちょっと恥。

それにしても時代は変ったものだ。本当に、リモートで学位取るなんて普通にできてしまうね。

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2010年11月19日金曜日

DAY 56: Pizza, Wine & Cheese


今日はとりあえずPopulation and Developmentのプレゼンが片付いた...。

結果は自分的には満足ではないが(早くに準備を始めたはいいが、この一週間ほぼノータッチだったので)、とりあえず終わったので良し。

や はり、自分のプレゼンなりエッセイなりは descriptive になりがちなのが問題。どうやったら argumentative になれるのだろうか。もともとそういうカルチャーで育っていない上、自分は特にそのような素養に欠けているような気すらする。視野が狭いことが原因だろう か。視力は上がったけど :P。

コー スメイトの宣伝を見て、"Free Pizza" の誘い文句に乗って、Micro Finance Society というサークルのようなものの集会に、会員でもないのに参加してみた。Micro Finance という概念は初めて知ったが、要は途上国等の個人ビジネスに融資し、社会貢献をしようみたいなコンセプトらしい。ベンチャーキャピタルとどう違うの?とい う素人な質問してしまったが、社会貢献性に重きを置いた事業故、融資先が途上国の主に女性の個人事業であること、90%の利子率でも返済可能な潜在能力が あること、などがクライテリアらしい。バングラディシュやアフリカでは結構ビッグな事業なんだとか?日本にもあるのか?

とりあえずイギリスで初めて宅配ピザを食べてみたが、薄皮でなかなか美味しかった。アーティチョークが乗っていたのが嬉しい。

そ して自宅に戻ると、宿舎で今晩 "Wine & Cheese Party" なるものが開催されるという張紙が受付に。ちょうど始まった時間だったので行ってみると、かなり寛大なポーションの(なんか英語っぽい訳だ)チーズと、 10種類以上のいろいろなワインが用意されていた。Burie はじめ各種ブルーチーズを堪能♡ どうやら主催者で買い出しに行ったのがフランス人らしく、フランスチーズが充実していた。韓国人は本場のフランスチーズ が苦手らしくほとんど手をつけられずにいた。お子様ね。

チーズはこの他にも全部で5〜6種類あった。久々のイタリア&南アワイン。

うーん、約2日半の断食明けにピザとチーズはかなり重いよね...。胃にきた><。

さて、明日締切のエッセイがまだ終わっていないのだが、果たしてこれから進捗があろうか...。

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2010年11月3日水曜日

DAY 41: Spanish Course @LSE

COMPETENCIA GRAMATICAL EN USO B1 + CD & CLAVES

先週レベルチェックを受けて登録したスペイン語の授業が今日から始まった。

昼から2時間。15週間のコースと思っていたら、後期の授業が終わり、試験期間に入る来年の夏まで20週間続くらしい。長丁場。

学 生は全部で15人くらい集まっていた。少し遅れてスペイン人と思われる女性講師が登場。よもやと思っていたが、当然の如く、授業は全てスペイン語...。 初回の授業なので、最初の方は授業の進め方やら教科書やら宿題やらに加え、Certificate コースなので査定の仕組みなどの事務的な案内だった。他の生徒はうなずいたり時折質問をスペイン語でしたりしながら順調にメモを取っているが、私の理解度 は6〜7割といったところか...。重要なところは抑えてあるはず。

こ のクラスのレベルは自分には高すぎると思っていたが、講師によるとこのクラスは Euro Standard の B1 レベル。Intermedio(中級)の入り口で、B1 というと 5月に受けて合格した DELE Inicial と同じ難易度のはず。となると、やはりこのレベルが自分に合っているといえばそうなのだろうか?しかしながら、スペイン語の音を聞くのも6月にスペインを 旅行して以来なので、まず耳がついて行くまでに時間がかかる。

初 回の授業は、他人を describe する、姿形や性格に関する形容詞や、ser と estar の使い分けなど、内容的にはしごく簡単なものだったが、わかってはいたが単語力が極端に低いのと、文法を使い慣れていない(おまけに忘れている)ので、終 わるまでドキドキしっぱなしだった。他の学生のレベルもまちまちだが、かなり話せるフランス人やブラジル人もいれば、スペイン語を7年間勉強しているのに 未だ私なんぞと同レベルのクラスにいるアメリカ人(無理もない)もいた。

毎 週宿題が結構でるので、これらをちゃんとやって、久しぶりに Coffee Break Spanish (シドニー時代に聞きまくっていたスペイン語学習 Podcast) のお世話になろう。 そういえばシドニーでスペイン語学習がピークの頃は、Coffee Break のワンランク上の Show Time Spanish も聞いていたな...。語学は継続が力なり。来年夏は Madrid を満喫できるようにそれまで頑張っちゃうの。


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2010年11月2日火曜日

DAY 39: アジア共同体


エッセイ書くのに本を借りたはいいが、誤って違うテーマの本を借りてしまったようだ...。がーん。

Seminar Skills & Pronunciation という外国人学生向けの無料授業を受けている。

今日その中で、ギリシャ人が「ギリシャがEU(当初はECC)に加盟するまでの道のり」について軽くプレゼンした。実際にはギリシャなまりが激しくて半分くらいしか理解できなかったが、講師からは「発音に問題ない」と褒められていた。

そこから発展して、ヨーロッパ以外の地域ではEUみたいな共同体は生まれ得るか?という議論になった。

まずはラテンアメリカ。

チリ人の学生曰く、「チリは南米の中では先進国なので、国民はその他の(より発展していない)国々に歩調を合わせる事に賛同しない。ラテンアメリカ共同体はあり得るが今はまだ時期ではない」とバッサリ。

メ キシコ人の学生。「メキシコは自分らをラテンアメリカというより「北米」ないしは「中米」と認識しており、南米諸国とは一線を画している。(中米のメキシ コ以外の国は皆小さいし力ないし)アメリカ&カナダとの関係の方が強固である。実際NAFTAって貿易共同体がすでにできあがってるし。」

私のメキシコの友人は「ラテンアメリカの統一が夢」と語るゲバラっぽい熱い野郎だが、やはり同じ国内でも見解は幅広いのだな。

続いてアジアはどうだ?と振られる。

中 国人学生が数人と日本人(私)がひとりいた。講師の「中国と日本は共同体で一緒になったりしないのか?」と(ややKYな)無垢な問いかけに、我々全員「今 はないないない」と勢いよく首を横に振る with 失笑。一応 ASEAN てのがあるけど、これは果たしてどこまで機能しているのか?

政治専攻のフランス人やらアゼルバイジャン人やらがアジアの情勢について横から口を挟んでくるので、若干うざく思い、中国勢も特にコメントしないので、ここで日本人がひとこと。

「経 済的には南北格差があるが、それはまあ置いておいて、それよりもアジアの政治的な統一ってのは難しいと思う。すぐに思いつく理由は2つ。宗教と言語。この 点、割と足並みが揃っているEUやラテンアメリカ(ブラジル以外ほとんどスペイン語だし)に対し、アジア各国の信仰は結構 diverse だし(仏教が多いのだろうが儒教やらイスラムやらもいる)、言語もほぼ全部の国でバラバラ。(共通語といっても何になるのか?仮に英語にしたとして、母国 語のオーストラリアたちははっきり言ってプレゼンス低いし)皆が同じ方向を向くのは厳しいと思う。」

これまでヨーロッパ勢が活発に議論をかましていたのに、不思議とこの日本人の発言には誰もコメントしてくれなかった。ある意味納得してくれたのだろうか。

それにしても、外人みんなよくしゃべるな...。よくそんなにしゃべることがあるな。

自分は日本語でも日頃からそんなにべらべら喋る方ではないと思うのだが、こちらに来て英語でまくしたてる輩と同席すると正直疲れる...。そのわかりきった状況説明必要か?今の発言、半分の単語数で簡潔できるっしょ?と思うシーンが度々。一日に一度は必ず誰かに対し、「ああうるさい、ちょっと黙りな」と思う瞬間がある。。英語ってこういうネイチャーなのか?それとも、日本語が多くを語る必要を生じさせないつくりの言語なのだろうか?確かに、英語と比べれば奥深い言語であるとは自負していますが。

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2010年11月1日月曜日

DAY 38: Reading 日和


珍しくまともな時間(9時)にすっきり起床。外は小雨でどんよりしており、もともと今日は一日家で過ごすつもりだったが、その決心を不動のものにする引きこもり日和。

今日は Environmental Regulation: Implementing Policy の予習を中心に core-reading を数冊読んだ。

ま ずは Command and Control の実施例。アメリカの US Environmental Protection Agency による air quality, clean water, hazardous waste disposal, toxic substances, agricultural chemist に関する規制の例を。そしてその後、C&C は特に発展途上国では機能しないという批判をもとに、Information Disclosure がいかに企業の環境パフォーマンスの向上に繋がるのか、インドネシア、中国、ベトナムでの企業に対する汚染規制例とその実績について読んだ。インドネシア では、例えば工場の労働者が自分たちの引き起こす汚染についてあまりにも無知な為に、彼らに事業の及ぼす環境汚染について通知するだけでも改善の効果が見 られたらしい。また、C&Cが有効なのは、株主や顧客からのイメージを気にする体質、NGOや外部組織からの批判を気にする体質、法や規制による 取締りを気にする体質があってこそで、これら要素が弱い例えば共産主義、軍事独裁、civil society の弱い地盤では効果は薄いというのが要するに結論だった。結局は環境問題はどこでも民主主義とcivil society (これを市民社会と訳して良いものかいつも迷う)と結びつくのである。

続いて Sustainability の予習で、Free trade の弊害について。GATT Uruguay Round って懐かし〜。

そうこうしているうちに夜になった。普段自宅ではほとんど勉強できないが、気候のせいか今日はずいぶんとはかどった。そしてここに記録を残し記憶を定着させる。

この住まいに入居して今日で38日目になるが、隣のアメリカ人が冷凍ビザを焼くのを見て、キッチンにオーブンがついていることに今日初めて気づいた...。 コンロの下にある扉がオーブン。そうだわな、この冷凍食品王国でオーブンがないわけがないな。私はというと、テスコで買った安パスタを調理したらとても美 味しくなくて、それでも惰性で全部食べた。自炊で、しかもパスタで失敗するとは... うう。

38 日か。毎日何かしらこうして書く事がある充実した日々を送れていることがありがたい。ロンドンにいる一秒一秒が幸せに満ちている。思えばこの10年以上、 常にやり残している事があって、こんなことやっている場合じゃない!感があったけど、今それが随分緩和され(まだやり残している事はあるが)毎日に満足し ている。ロケーションひとつでこんなに変わるものだとは、わかっていたけど認めてはいけないような気がしていたが、やはり、私の人生はここにやってくるべ く設計されていたに違いない。

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2010年10月29日金曜日

DAY 35: Presentation


LSEにやって来て、初めての大仕事だった。

帰り道。Waterloo Sunset

思えばプレゼンをするのは、2年くらい前に当時勤めていた会社で日本人相手に英語のプレゼンをしたのが最後だったか。今回ももちろん英語だが、内容が新たに開拓する分野なので、どうスムーズに進めるものかちょっと苦心した。

こ のプレゼンは、必修の Sustainability: Business, Economy and Technology というコースのもので、テーマは一回目の授業でそれぞれの学生にアサインされ、毎週違う学生が発表している。我々のテーマは、良く言えば簡単、ともすれば 広域に及ぶもので、"Beyond growth: What factors drive environmental pollution?" というものだった。

参考図書は何冊か提示されている。私は2週間前から読み始めた。1週間前に一緒にプレゼンをするギリシャ人Cと話し合いを始めたが、Cがあっという間にパワ ポのプレゼンを作ってくれたのには助かった(丸一日かけたらしいが)。その後、週末で内容を吟味し、月曜日にC宅で打ち合わせ、火曜日に Lecturer のオフィスを訪れ内容に問題がないか簡単に確認した。水曜日の昨日、私は Academic Writing という外国人学生のための無料英語教室に参加しているが、昨日はそこで ちょうど citation (他の出版物からの引用)の方法を習い、Cの作ったパワポにあるいくつもの引用が正しいルールに則っていない事に気づいてしまった。Cは頭痛で家で休んで いるというので、ひとりで慌てて全部の文献を探り出し、正しく引用し直し、Reference もふさわしい方法で付け直した。結構な量を一時間弱の空き時間で完了させ、ワインバーへ行く間際、とりあえずCに送り逃げたのだ。やればできるじゃん、自 分。

木曜日の今日は午前中ハンドアウトを人数分印刷してリハをした。プレゼン時間は20分以内と決められているので、時間を計りながら。オーディエンスは同じセミナーの15人程と小規模ながら、もちろんそこそこ緊張はする。

我々の論点は、"Beyond growth" なので、環境汚染の引き金となる経済成長意外の要素として、political, demographic and geographic factors からそれぞれ以下を例をあげてプレゼンした。

-Political Factors: Lack of democracy, Power inequality, Absence of civil society

-Demographic Factors: Population growth, Age group, Urbanisation, Average household size

-Geographic Factors: Extreme weather, Population distribution, Availability of renewable resources

個 人的には、Average household size がインパクトを与えるという点が面白いと思った。例えば10人で暮らしていれば1台のヒーターで10人暖まるのに対し、2人暮らしなら2人しか暖められな い。エネルギー非効率性が、二酸化炭素放出に繋がるという、自分ではちょっと浮かばない発想だった。

批判好きな lecturer からは、Cがスライドに挿入したアル・ゴアの写真が内容と関係なくないか?という点と、citation が多すぎる(パラフレーズしたほうが良い。私もそう思ったんだよ!)点を指摘された他は、概ね高評価をいただいた。自分でもまずまずだったと思う。他の学生からされた質問が理解できず、Cに答えてもらってしまった点を除いては。

とりあえず、一仕事片付いて安堵。

テムズの夜景

同時に、5日程連絡を取っていなかった母から、「4日間発熱で寝込んでいたが回復した。ショップチャンネルでニコンのカメラを買いたいがどう思う?」という 携帯メールが届いた。なんだか、母が体調を崩しているような予感がしていて、敢えてそれを知るのが怖くて連絡できないでいたので、このメールにも安心させ られた。

心配事が一掃されたわけではないが(3週間後に別のプレゼンとエッセイがあるし)、とりあえず今晩はステーキ(薄肉だけど)食べて赤ワインを開けて、手が回らず放置していたこの日記も書けたので、久々に目覚ましをかけずに眠ろうと思う。

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2010年10月26日火曜日

DAY 32: Reunion

最近新しく通学路の仲間入りを果たしたBlackfriars Bridge からロンドンアイとWaterloo Bridge。

今日は授業はないが、今週木曜日必修授業のプレゼンがあるため、昼過ぎからスライドと発表内容の調整のため、一緒に発表をする同じコースのギリシャ人Cの自宅を訪れた。

C は私と同じく、LSE の宿舎のいくつかあるうちの別の所に住んでいる。学部生と一緒の上、キッチンアクセスは別料金(その代わりレストランがある)というので私が見送った所だ が、テートモダンのすぐ裏にあり、ロケーションは抜群。館内はホテルのように簡素で、一フロアに100人くらいは住んでいるのではないかと思うくらい迷路 のように長い廊下が広がっている。Cの部屋は8階建ての7階で、大きな窓からの視界を遮るものもなく、空が見える。おまけに部屋の広さもうちの1.5倍く らいある。週150ポンドでキッチン無しはきついが...。

さ て、今晩は昨年オーストラリアで知り合った台湾人Aとの再会飲み会があった。Aはオーストラリアにワーホリ滞在した後、台湾へ帰国直前に、当時私が一緒に 住んでいた台湾人のつてで一週間くらい同じ屋根の下で過ごした。その後はたまに Facebook で連絡し合う程度の仲だが、最近になってA もイギリスの Bournemouth に留学していることがわかった。さらに昨日、「明日からロンドンに行くが明日会える?」的な突然なメールが届いた。正直、reading が追いつかない上プレゼンも控えているのでかなりしんどいが、Aは私がオーストラリアで出会った数少ない気の合う人間で、さらにプラスのエネルギーをくれ る貴重な人材なので、誘いに応じた。

遠 出と出費は避けたかったので、LSE 近郊で会うことにしてもらい、Holborn の駅で待ち合わせた。Aは高卒でグラフィックデザイナーとなり、この度 Bournemouth のアート系大学の2年生に編入したらしい。大学の友人のフランス人と一緒にロンドンに遊びに来ており、3人で会った。まずはLSE の中の安いバーに行き、パイント 2.4 ポンドをそれぞれ飲んだ。

ジョージ4世。赤い帽子がAでその左がフランス人。

そ の後、同じくLSE 経営の近所のジョージ4世という怪しい名前のパブへ初めて行ったが、ここも安いと思いきやパイント3.5ポンドも取られた。きー。その後はコベントガーデ ン方面で、お腹が空いていたので食事のできる http://www.porterhousebrewco.com/coventgarden.html へ入った。A の友人が、最も外食を伴にしたくないベジタリアンという人種だったのだが、彼女の頼んだベジタリアンOKなピザがやたらと美味しかった。10ポンドくらいしてたが、ひとりでは多い量なので、今度は2人でこれを食べに来よう。

夕方6時から飲み始め、9時半くらいに解散したが、当然その後勉強にはならず。でもまあ、Aとの時間はいつものように楽しかったので良かった。

帰宅すると、先週受けた子宮がん検診の結果が来ていた。結果は Normal。痛い思いをしただけに安心。

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2010年10月20日水曜日

DAY 26: Crisis... Advocacy & Discourse Coalition


火 曜日はハードで、朝の9時から夕方4時半まで、特に後半はトイレ休憩すらもなく休み無しで授業がある。だいたい、このコースに入学する人が好んで選択しそ うな授業がいくつも火曜に集中している。そのため、タイムテーブルの重複で泣く泣く受講を諦めなくてはならなかったり、私のように一分の休憩もなく連続で 授業を詰め込む学生が大量に発生し、学生からは避難ゴーゴー。

ま ず朝9時からの一発目は Environmental Regulation: Implementing Policy の lecture 90 分があった。この授業はすったもんだした挙げ句、受講にこぎつけたが、今となって冷静に考えると、これじゃなくても良かったような気が...。まあ、年明 けにまた後期の授業を選択できる猶予期間があるので、最悪その際にこれは捨てよう。

続 いて、11時から Population and Development という授業のlecture 90分に出る。この授業は、印象としてはかなり緩い。エッセイもないし、評価は来年夏の試験一本勝負(ある意味怖い)。土壇場で決めたコースだが、世界の 人口についてなんて普段考えてみたことなかったし、テーマがテーマだけに一般教養的な読み物が多いので入りやすく、結構気に入っている。開発学生が主流 で、日本人学生もたくさん受講している様子。今日は世界の人口分布やら、fertility rate を低下させるにはどうしたらいいか?とか聞いた気がするが、正直あまり覚えていない...。進度もさほど早くないので、後でまとめて復習する予定。

12 時半からは、土壇場でドロップアウトした Global Environmental Governance の lecture があり、この授業は引き続き audit したいところだが、今日はもう他の事で忙しすぎるのでパス。

そ して問題の2時からの Environmental Regulation の seminar。セミナーでは、朝の講義と関連があるけどちょっと発展した内容を話し合うのだが、事前の関連書籍の読書が基本で、読んで来ないと議論にな らない。というわけで週末から core reading の3つのうち2つ(一つはリンクが開かず諦めた)、必死に読んでいたのが、Advocacy Coalition と Discourse Coalition について。どちらも法案を通すための寄り合いみたいなもの(と勝手に解釈)で、前者はある問題(例えば気候変動)に関する揺るがぬ信念を共有している組合 で、後者はそれぞれ興味はちがうけど「気候変動のここが問題だよね」的な意見が一致することで寄り集まっている組合。それぞれこんなところが利点でこんな ところが弱い、みたいなあたりまで頭でわかったつもりでクラスに挑んだが。

いや、もう全然わからない。

何 がわからないって、なんでその議論に発展するのかがわからない。Advocacy はこうで Discourse はこうで、セオリーを理解する目的ならばそれでいいじゃんか。それをなんだか一時間もかけてあーでもないこーでもないと議論を展開させる人たち。話の中身 もわからなきゃ、そもそも他の学生の言っている英語が理解できない(ネイティブは早すぎ、その他外国人はなまっている)。隣の香港人とポカーンとしながら 一時間が終了。終わってから、「なんでこんなことで議論になるのかわからない...。これって我々が Asian だからかしら」とこっそりつぶやきつつ去る。

放心状態のまま本日最後の授業 Environmental Assessment の lecture に参加したが、一つ前の授業のわからなさ具合があまりにもショックで、全く身が入らず。。立ち直りに時間を要する。

今 晩は某ユニクロという会社の会社説明会に一応予約してあったのだが、正直あまり行く気もしなかったので(その仕事東京ベースだし)、ブッチして図書館にこ もる。火曜が終わったら今度は木曜の授業たちの準備をしなくてはならないので、せめて core reading だけでも終わらせたいのだが、今日の理解できないっぷりの衝撃が止まず、あまり集中できず。うぅ。気を取り直して何か美味しいものを食べようと帰宅しせっせと料理。

寝 不足からちょっとうとうとしたが、Advocacy Coalition の夢を見てしまうという始末(実態が掴めていないのにも関わらずw)。毎晩の Skype も気持ち短めに切り上げ、Advocacy Coalition と Discourse Coalition について再度考え直し、今日の問題のセミナーを録音したものを倍の時間をかけて聞き直す。とりあえず得られる情報全てを書き出して、なんとか考えがまとま る。気がつくともう夜中3時半ではないか。

な んか、決して怠けているつもりもないし、事実怠けてもいないんだけど、やっぱりちょっともっと能動的に頑張らないと。本を読むことはできるし、大方理解も できるが、議論にならない=意見がないのが諸悪の根源かと思われる。10年以上前に英会話のN に通い始めた頃、何かの記事を読んでその度に「あなたどう思う?」と尋ねられて、「え、別にどうでもいいんですけど...」と答えに詰まっていた事を思い 出した。日本の学校ではあまり扱われない、初めて物事に対して意見を求められた経験だった。Nで初めて日本の外の世界や考え方に触れ、なんとなく考える事 を意識するようになったが、その後の約9年のサラリーマン生活で、(特に目の前の仕事以外のことに関して)意見や考えを及ばせるという能力が完全に退化し てしまったように思われる。これまでにも度々つぶやいているが、サラリーマン生活は本当にラクチンだったが、同時に視野を狭め、脳の横への広がりを遮断してしまった、ということに、学生に戻ってみて気がついた。哀しいが、でもそう気がつく事ができた事が、まだラッキーだと思う。

危機感とともに、早いうちに改革しないと130万円元取れないなと考えた一日だった。

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2010年10月2日土曜日

DAY 8: 開発学へのいざない

今 日は終日、DESTIN (開発学部)の Introductory Lectures みたいなのが開催され、必須ではないながら参加してみた。正直なところ、私のフォーカスは開発学(たとえば途上国の発展とかその支援とか)ではないので、 興味の対象外といっちゃそうなのだが。知識レベルの甚だしい低さを補うべく挑んでみたが、結果として自信喪失につながるだけだったので、終わってみれば失 敗だったのかなと感じなくもない。少なくとも「勉強しなくては」という意識を植え付けられたことが収穫と言えよう。

一 つ目の講義で、LSEの卒業生が現在イギリス支部長を勤めているというNGOを代表してプレゼンをしに来た。プレゼンは、"extreme poverty" (「超貧困」みたいな?)に関するもので、アフリカの貧困の中暮らす人々の、特に女性の声を集めまとめてあったり、英国にて販売される消費材 (例として食べ物や衣類)の製造元を遡って行くと、途上国の農園や工場で働く子供の労働者に辿り着く、みたいな内容がドキュメンタリーっぽくまとめられて いた。そして、インフラが整わない所に物資の寄付をしても届かないし使われないように、ニーズに見合う援助の重要性が説明された。以前に参加した日本の NGOでも似たようなマテリアルを目にしたのを思い出した。

こ の団体、特に英国支部に限っては、大手企業や団体、学校等に対しこのプレゼンを行い、認知度向上と途上国支援への協力の要請を仰ぐのが主たる活動と説明が あった。Q&A でパキスタン人の学生が、「自分は貧困が身近にある国から来ているが、先進国内でこうしたプレゼンをすることで一体何の助けになるのか?」という、かねて より私も抱いていた疑問をぶつけてくれた。NGOや慈善団体の活動は、ともすると自己満足で終わる危険性を少なからず孕んでいると思う。こうした団体を通 じて募金をしたりいらなくなったものを寄付したりする個人はなおさら。金銭的または物質的な支援を仰ぐ為に、先進国の各団体へのプロモーションは全く意味 がないとは言わないが、果たしてその思惑がどれほどの成果を生み、実際問題パキスタンの貧困層にとってどれほどの助けになっているのか、具体的な数字が見 えてこない。援助の現場に入れば見えるものなのか?今日来た担当者はプロモーションの専任なので、具体的な数字をもって回答はしてくれなかったが、答えと しては、ピンポイントで結果に繋がらない事への不完全燃焼は拭いきれない様子だ。所変わればプレゼンのメッセージの内容も変えて訴えかけねばならない、と いった答えにならないような回答でこの質問は幕を下ろした。

午後は経済援助に関してもう少し理論的なのと具体的な講義があった。
以下、かなりざっとまとめられた理論のノート*****************
国家の形成/発展の為の支援における問題点:支援受ける側の国家組織が未熟なため機能していない、会計基準や報告システムが整っていない、援助が官僚やofficialsによりパクられる。
よっ て、支援する側が取る手だて:国の隅々まで援助が行き渡るようなチャンネル確保、国際NGO等国家以外を通したデリバリー、契約コンサルタントにより設立 する Project Implementation Units (PIUs) を介したデリバリー、他国家組織の信頼できるコンタクトの確保
主 たる問題は、受け取り国家が援助を会計報告しきれないこと。送る側も受け取る側も、援助額や内容、フローを良くわかっていないから。これにより起こる問題 は、援助の行き届き方や公正を管理しきれない、いつ何の援助が必要なのか優先順位を付けられない、援助の行き来する国家間の会計基準に統一性がないといち いち面倒、など。
************************************************************************
もうひとつ、具体的な講義のほうは、用語がまず理解できず、これからwikiるところから始まるため掲載不能。


 LSE図書館の一角にはクッションが置かれ、半寝転がって昼寝。

まだ本格的な授業が始まらないとはいえ、登録やらオリエンテーションやらでかなりばたばたした一週間がやっと終了。今朝は起き上がるのがやっとなくらいの疲労感...。これは体力勝負になること必須。睡眠と食生活から気を遣わないと、日中眠くなっている場合ではない。

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2010年9月28日火曜日

DAY 5: 続・経済学入門

昨日に続き今朝も3時間、「経済学入門講座」が開催された。
***************************************
Pareto Efficiency: There is no alternative allocation that will make everyone better-off; there is no win-win situation. つまり一方が裕福になる事で一方は必ず貧乏になる。
この原理によるリソースのアロケーションが満たされないと、Market Failure が起こる。
   e.g. Imperfect Competition - 独占、カルテル、あと monosponies ってノートに書いてあるんだけどこんな単語ない。正しいのは何ですか?意味としては買い手一人にたくさんのsupplierということ。
.......   .........   ..........
*****************************************
と、まあこんなことも習ったわけながら、未だ復習が追いつかず。
それよりも興味深かったのはこの話。経済はこの世のあらゆる場面に存在するという話で、経済と discrimination の関連の説明の中で次のようなリサーチ結果が紹介された。(source 不明)
あ る大企業の求人に、まったく同等の学歴&経歴&スキルで、同じく同じようなレベルの完成度の履歴書を2通送付した。1通の差出人は典型的白人アングロサク ソンの名前(John Smith としておく)、もう1通は典型的アフリカ系アメリカ人の名前(なんだろう、オスマン・サンコンにしよう)で送付した。すると、企業側から面接に関する call back がある可能性は白人の名前(John Smith)がアフリカ系の名前(サンコン)を実に50%も上回った。
別 の実験。まあまあだけど完成度の高くない履歴書1通と、とても完成度の高い履歴書1通の2通を、それぞれ典型的アングロサクソンと典型的アフリカ系の名前 で某企業の求人に送付した(つまり計4通)。すると、アングロサクソンの名前で送った完成度の高い履歴書への call back 率は完成度の高くない履歴書に対する call back 率を30%上回ったのに対し、アフリカ系の名前で送った2通の履歴書に対するcall back 率はまったく同じだった。
日本人の名前は、日本国外の企業の採用担当者にどのような印象を与え、どのような行動を取らせるのだろうか?

さて、今日は大学院生のオリエンテーションなるイベントに参加した。これは全大学院入学生に対して行われるもので、人数が多いので Last Name のアルファベット順で3回に分け、巨大なシアターで設けられた。
IMG_8758
LSE には4,000人もの大学院生がいて、うち70%が外国人(non British)、さらには半数近くが non EU からの学生と説明があった。つまり、半数の学生から法外な授業料を徴収し、潤ったお金を学生の奨学金にまわし、さらに学生を誘致するというビジネ ス。"We buy a degree." というのは、概ね学生(特に外国人)の共通認識として浸透している様子。

今 週は新入生歓迎ウィークみたいな感じで、校内各所(と言ってもかなり狭い)でいろいろなイベントが行われているが、今晩は大学院生限定のクラブイベントが あった。1,300人だか収容可能なスペースに皆ひしめき合っていたが、音楽もいまいちで私はもっぱら水を飲みながら喋って終わった。ビール1パイント2 ポンドくらいのようだったが、小市民な私は事前に友だちのフラット〜学校までの道すがら、手持ちの赤ワインを飲みながら行ったので、LSEにお金は落とさ ず。とはいえそれなりに盛り上がった楽しいイベントだった。1時をまわるころに、昨日知り合った同じ宿舎の中国人らと一緒に会場を後にし、188番のバス で帰宅した。188は学校のすぐ目の前から出ているが、なんと24時間運行。シドニーの24時間バスとは違い、夜中でも昼間と変わらず10−15分おきに やってくるという優れもの。Canada Water にも行ける偉いやつ。きっとこの先さんざんお世話になる事だろう。
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2010年9月27日月曜日

DAY 4: 経済学入門

自 分が所属するコースは Geography & Environment と DESTIN (Development Studies International... 本来INが頭にくるはずだが音の収まりが悪いのでこう略されたとか?)の2学部の共同運営なもので、オリエンテーションやらガイダンスやらも両学部の物に 参加することになっている。

土曜日にFacebookで知ったのだが、今日と明日の2日間、DESTIN主催の「経済学初心者のための経済学入門講座」なるものが開催されるらしく、経済学初心者は当然参加した。

そ れにしても、この学校は学生の自主性を重んじるのか、はたまた情報の共有を重視していないのか、自分から探しに行かないと本当に情報がまわってこな い...。一ヶ月くらい前からFacebookで解説されたこのコースの今年のメンバーのグループに参加しているが、本当にそのグループがなかったら超重 要な情報を逃しかねない。VIVA Facebook。ARRIVA Skype!!

で、 その「経済学入門」講座が、朝10時から夕方5時まで、2時間のランチを挟んで計5時間続いた。会場は満員御礼。最初は経済とは何ぞや、といったごく簡単 な説明から入ったと思いきや、1時間もすると次第に複雑に...。午後はもうやたらと登場するグラフを板書するので精一杯(泣)。

  午後のノート。時折登場する日本語に必死さが滲み出ている...。

経 済は正直、生まれてこのかた一度も興味を抱いたことがない。一応、進学先が London School of ECONOMICS なので、入門書は読んでみたが、これまで全部日本語で読んでいたので、英語のタームがなかなか入ってこない。(Supply、Demandくらいはわかる よ、さすがに。)
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今日学んだこと(間違ってたら誰か直して):
Equilibrium: 平衡 = 需要曲線と供給曲線が交わる所。
Elasticity:  ある特定の品やサービスの価格変化に伴う需要や供給の変化の度合い
        = % change in Q/% change in S
Opportunity Cost :  next best thing that can be done to maximise the outcome of resource investment 「これをやっていなければ他にやりえた事」て書いてある。なんとなくわかる。
Neoclassical Growth Model : 貧しい国が貧しいのは物を作り出すキャピタル(機械とか)がないからで、リッチな国が貧しい国にキャピタルを送るのが良いという、その昔あった考え方。な ぜなら this model demonstrates that return in Capital is higher in poor countries than rich countries. 投資に対するアウトプットはsaving=investment が低い段階の方が大きいというモデル。
Endogenous Growth Theory : Neoclassical と逆の考えで、知識や蓄えが多い程生産性が上がるということ。 
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知識のなさを露呈するのはこの辺にしておく。

ラ ンチは校内で最も安いと言われるB級テイクアウェイサンドイッチ屋へ連れられて行ってみた。昨日一日中眠っていたので、実に一日半ぶりの食事で、1.15 ポンド(確かに安い)のチーズとトマトとこちらの白いマヨネーズを食パンに挟んだだけの代物が、非常に美味しく感じられた。余談だが、チェダーチーズはや はり美味しい、イギリス。

放 課後はドライヤーを買うという一大使命があったので、先述の激安カタログショップArgosへ再度向かった。前回蒲団を買った際にドライヤーも一緒に買う つもりだったのだが、ピンク色の在庫がないという理由で見送った。今日は前回のNew Oxford St ではなく、Chancery Lane の支店をアタック。同じコースで一緒に経済学を受けていたスウェーデン人のAが付き合ってくれた(というか付いてきたのだが、彼女は履修に関する情報をや たらと握っていて色々教えてくれるので手放せない)。無事にピンクのドライヤーをゲット。15ポンド。ああ、これで朝も夜も寒さを恐れずシャワーを浴びら れる...。

さ らに今日は、住んでいる宿舎のいわゆる Welcome Party が開催され、Free Drink につられて急いで帰って参加した。この宿舎にはざっと見る感じ400人くらい暮らしているのだろうか。うち、今晩会場の敷地内のパブに何人集まったのか知 れないが、かなり盛況し、皆適当にミングルしていた。日本人の存在はこれまで自分の他に3人(全て女性)確認していたが、今日もそれ以上は見かけなかっ た。多いのはダントツで中国人とインド人。そして驚いたのは、最近の中国人の女の子は姿形が日本人化していることだ。髪型、メイク、服装を見る限り、明ら かに日本人にしか見えないような女子たちが何人もいた。そしてやはり、集団の中でついついアジア人とばかり寄り集まってしまうのは自分の特性なのだろう か。同じような顔をして、米を食べて生きてきた人には、竹島や尖閣諸島問題がどう展開しようと、やはり白肌の金髪に対しては決して覚えない親近感が湧く(ただし、これは異なる人種の集団(白とか黒とか)に囲まれた場合に限るのかもしれない...。普通に歩いていて中国人が愛おしくてたまらないなんてことは、ない。(ちょっとracist呼ばわりされそうなのでこの辺にしておく))。農耕民族と狩猟民族の間には、越えられない壁があると自分は思っている。
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