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2013年12月6日金曜日

CILS (イタリア語の試験)受験


昨年末久しぶりにヴェネツィアを訪問しハマり、
今年1月からイタリア語の勉強を開始。
その後4月と9月に各一週間のヴェネツィア滞在を経て、
本日今年一年の学習の集大成(?)として、
イタリア語の試験を受験してきました。

受験レベルはB2。中の上級というところでしょうか。
自分の実力からして半ば記念受験のつもりながら、
100ポンドも払ったので、軽いノリで挑むわけにもいかず、
一通り過去問の研究もして挑みました。

試験の内容は、
リスニング(30分)
読解(50分)
文法(60分)
作文(70分)
面接(10分)
と、日本で人気のTOEICなどと違いまんべんなく構成されております。
イギリスの大学院留学前に受験したIELTSに近いです。

朝の8時に集合と指示があったので、時間前に到着。
待合室に通され、そこで全レベルの受験生が待機。
しばらくすると、受験生はレベルごとに呼び出され、
リスニング試験を行う部屋に連れて行かれるのですが、
全6レベルの受験生がいる中、リスニング試験実施室が恐らく2つしかなく、
我々B2の受験生は、他のレベルが先に試験を終えて部屋が空くのを待つ羽目に。
8時に集合させられ、結局9時半まで待合室で待機。
おいおい、だったら9時半に集合させろっつーの。
抗議をしている受験生もいました。これがイタリア式か?

ようやく我々B2レベルもリスニング試験の呼び出しがかかった。
が、ここからがまた問題。
「これから部屋を移動」とか「こことここに名前のシールを貼れ」の指示が
全てイタリア語で、一部はっきり理解できません(汗)。
他の受験生は理解しているようで、普通にイタリア語で質問もしている。
やはり受験レベル間違えたか?!と汗しつつ、恥もなく見よう見まね。

やがてCDに従い、リスニング試験開始。
過去問によると、大問一つ目はディクテーション(聴いたまま書く)、
二つ目と三つ目がCDの内容に一致する文章を四択で選ぶ、だった。
しかし、問題用紙と回答用紙が配られてみると、
どう見てもディクテーション用の回答用紙がない。
なんでなんで?!と困惑するうちにCDスタート。
大問一つ目の音声が流れて初めて、どうやら過去問から傾向が変わり、
一つ目も内容一致の四択問題になったのだと認識。
そんなわけで最初の方は現状把握に必死で集中して聴くどころではない。
幸い音声は2回聴く事ができたので、2回目でなんとか挽回できたか?
大問二つ目、三つ目は過去問通りで、割と落ち着いて挑めた(つもりだ)が、
一つ目がテンパッたため、それに比べればできた、というだけか・・・

あっという間にリスニング試験終了。
続いて間髪入れず筆記試験の教室へ移動。
筆記試験は、だだっ広い部屋で、全レベル一斉に行われたが、
 これがまた、イタリア感満載の進行だった。

4人掛けの丸テーブルがいくつか置かれ、
それぞれの席にB2とかC1とかレベルが書かれたポストイットが貼られている。
受験者は、自分のレベルの記された席に自由に着席。
カンニング防止のためか、一つのテーブルに同じレベルの受験者が
重複しないよう配慮されていたが、果たしてこれが得策なのか。

それというのも、受験レベルによって試験時間の長さが違うため、
一斉に開始しても、終了時間が異なる。
この時間管理、完全に受験者任せ。
各自自分のレベルの終了時間になったら終了、提出、退室という流れ。

試験スタッフは教室内に座っているものの、
レベルごとに終了を伝える声もなければ、監視しているようにも見えず、
むしろおしゃべりなんかしていて若干耳障り。
まして同じレベルの受験者が一箇所にまとまっていないので、
どのレベルの誰が5分オーバーしたところで、誰も気づかなそう(笑)。
とは言っても、半分以上の受験者が時間前に終了していたようで、
B2レベルで180分の時間いっぱいまで取り組んでいたのは
自分を含め2人だけだった。

また、開始時には全員が着席すると問題用紙が配布されたが、
その際「まもなく試験開始です」という声がしたのが最後。
結局、「今から開始」の一斉号令はかからずじまい。
受験者も皆なんとなく、次第にぺらぺら問題用紙をめくりながら、
しばし周囲の様子見をし、やがて本気モード突入。
ゆ、ゆるすぎる。。

最後の関門は面接試験。
これは受験者それぞれ予め時間が決まっていて、
時間前に面接会場へ言けということだった(と思う)。
しかしこれがまた傍目にはかなり適当。
面接試験の部屋の場所に関しては全体案内は皆無。
個別に試験スタッフに尋ねると、25番の部屋だと言われた。

私にあてがわれた時間は2時半。
筆記試験終了から1時間近くあったので、散歩がてらお茶を飲みに出た。
しかし最寄りのカフェまで徒歩5分、店内は昼時で混んでいて、
座る場所もない。
時間も気になるので、寒さ凌ぎと小腹満たしにホットチョコレートを
テイクアウェイし、試験会場へ戻る事に。

とりあえず25番の部屋の前で待とう、と到着したのがちょうど2時頃。
部屋の前は狭い廊下で、待機用の椅子もない。
仕方ないので、少し離れた別の部屋の前にあった椅子に座って待つと、
その部屋の中から、明らかに我々よりも上のレベルの口頭試験をやっているのが聞こえてきた。
何となく聞き耳立てていると、間もなく部屋のドアが開き、受験者が退出。
筆記試験で前に座っていた、ひとつ上のレベルC1受験のおじさんだった。

さて、次の受験者が待っているわけでもなく、
ドアの中から出て来た試験官、私を見るなり、
「あなたB2?準備OKだけど、やる?」
ってあなた、今C1の面接やってましたけど... 準備できてんの?
今まだ2時10分だし(私のアポ2時半)。言われた教室ここじゃないし。
こんなんでいいんかい... と思いつつも、早く終われるのはやぶさかではない。
心の準備も何も整わないまま、(イタリアらしからず)時間前に口頭試験へ突入。

口頭試験は2問あり、質疑応答とプレゼン。
過去問によると、それぞれの問題に4つのテーマが用意され、
試験官がランダムにテーマをひとつ選んで出題すると理解していた。
が、蓋を開けてみると、4つのテーマを見せられ、「どれがいい?」
って自分で選んでいいんかい?! まあなんて寛大。これもイタリア式か。
結局私は質疑応答では「世界中どこにでも住めるとしたらどこに住むか?」、
プレゼンでは「将来の予定」という無難中の無難なテーマを選び、
もちろんイタリア、ヴェネツィアに住んで〜〜・・・適当に話して終了。
試験の模様は録音され、主催本部(シエナ)へ送られ、採点されるそうです。


こうして半日がかりのイタリア感満載の試験が終了。
結果はインタネット上で確認できるらしいが、
果たして結果が出るのはいつになるのやら。
半年後くらいにふらっと覗いてみようと思います。
(受験したことをそれまで覚えていれば...)


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2013年5月5日日曜日

イタリアミクロ留学 in Venezia ② 学校編


少し時間が空いてしまいましたが、ヴェネツィアで一週間通ったイタリア語教室について書きます。

今回のヴェネツィア行きは、家人のガラス工芸留学に便乗して決定したわけだが、午前中一人でふらふらしているのもなんなので、イタリア語の勉強でもしてみようと思ったのが発端。
前記事にも書いた通り、学校は、ロンドンのピカデリーにあるItalian Book Shopにチラシが置いてあったところ。
買い物する時はいつもいろいろ比較検討して迷う自分には珍しく、他の学校を探すこともなく簡単に決定。
デポジットを求めらず、ゆるーい感じだったのが良かったのかも。



リド島に泊まっていたので、ヴェネツィア中心部にある学校までは、ヴァポレット(水上バス)で40分程の通学。

今でこそヴァポレットにもすっかり慣れてしまったものの、大通りの代わりに運河があって、運河脇すぐに建物が聳え、しかもその建物のどれもがディズニーランドにあるような門構えで、バスの代わりにボートで移動する... って、日本の田舎のみならず、他の国(例えばイギリス)から来るにしても、ものすごい非日常だわ...。

何度訪れても全く飽きない、特に海を見ながら育った(東京湾だけど)私にとっては本当に心地よい世界。
初めてここへ来てこの光景に感動したことは忘れちゃいかんなと思いました。



この白い建物の一階部分が教室。
ヴェネツィアの中心地、リアルトまで歩いて10分程度。
それでも観光客でごったがえすことのない、静かなエリア。

一日4時間、少人数の授業で、コーヒーやお菓子が振舞われるという点以外は、特に前情報なく登校したところ、初日の月曜日には前の週からいるアメリカ人のグループ6人組(以下米6)がおり、そこに私ともう2人が新規加入という形だった。

この米6、ただ米なだけでなく、そのほとんどが老人で、語学のセンスなんて皆無。
まあホリデイの片手間に教室に来ている有閑倶楽部だから仕方ないんだけど。

おいまじかこの連中と同等扱いか...

しょっぱなから心中穏やかでなくなったものの、
この米たちは、翌日の午前中で授業を終了し、その後は私を含めて
3人の小グループになる、と最初に説明があり一安心。

最初の一時間ほどは簡単な課題に付き合わされたものの、
数ヶ月前にロンドンのイタリア語教室で習った内容の復習ができたので、
まあ良しとする。

一時間ちょっとやって休憩。
その時点で講師が米6と我々新入生のレベルの違いを認識しており、
(と言っても、私も十分初心者なのだが...)
休憩後は米6とは切り離され、イタリア語初心者ながら、見るからに教養とセンスが光る、元古典音楽教師のデンマーク人のご婦人と2人で別課題に取り組むことに。

米6は2日目の朝には去り、以降は私とデンマークのご婦人、
もう一人ホリデイついでの超初心者スイス人の3人クラスとなった。
先の一週間米6たちと授業を受けていたご婦人よりも、
ロンドンで10回授業を受けた私のレベルのほうがまだ上なので、
終始私主導で授業が進んだ。この環境は個人的にはすごく良かった。

少人数なので、講師がこちらに何を勉強したいか、希望を聞いてくれる。
そのおかげで、週の後半には、再起動詞と過去形まで勉強できた。
ロンドンのイタリア語学校で週一10週間かけてやる内容を、一週間で押さえた感じか。



そしてロンドンに戻ってから知って驚いたことには、

この学校のオーナー兼イタリア語講師のイタリア人、ロンドン在住で、
私の会社の同じフロアの人の友人とフラットシェアをしているとか。

おーい、世界狭すぎるだろ。

さて、私が滞在した週には、我々初心者クラスの他にもうひとつ、
上級者クラスが開催されており、フランス人のおばさんがいた。
米6らが去った後は、上級者クラスはそのおばさん一人きり。

ある日、彼女とランチを一緒にした機会に尋ねられたこと。
「どうしてこんなにもたくさんの日本人がイタリア語を勉強したがるのか?」

このおばさんは12年イタリア語を学んでいるらしく、
ヴェネツィア以外にもイタリア各地の語学学校に短期留学経験があるらしいのだが、
そのたびにコースには必ず何人かの日本人いるので、驚いたのだとか。
(今回は私一人だったけど)

私は日本人のイタリア語留学がそこまでメジャーだとは知らなかったので、 逆にその質問に驚いたのだが。
まあ、考えてみると日本人てイタリア大好きな民族だわね。
私の勝手な見解では、

イタリアの食べ物、
イタリアのファッション、
イタリア人男性、

この3点に魅了される日本人が多いのではないか?
と、どこまでも個人的な意見をもって回答としておいたが、本当のところどうなんでしょう?







私ですか?今のところヴェネツィアが好きだから、が第一目的です。



これは学校にほど近い住宅密集地の裏路地。
家々の外壁にぶら下がっているスーパーの袋は、各家庭のゴミ。
こうして出しておくと、ゴミ収集の人が持って行ってくれるようで、
ちょうどその現場を見届けました。
二階の人は、ベランダからゴミ袋を吊るした紐を垂らしていました。
集められたゴミ袋は、手押し車でまとめて持って行かれ、
その後、ボートでどこぞやへ運ばれ消えて行きました。


こちらは学校から徒歩3分ほどの運河沿いにある Tearoom というカフェレストラン。
日本茶はじめ、アジア系のお茶が豊富で、お食事は全てヴェジタリアン。
宿にキッチンがなかったので、栄養補給に大変重宝しました。
写真は野菜のスープに、トスカーナブレッドと呼ばれていたパン。
スープといえど侮るなかれ。結構なボリュームで、男性も満腹にする。
そしてこのパンがやたらと美味しい。自宅で再現できないかな。



このお店は学校のおススメで、クラスメイトとランチに出向きました。
こういうちょっと留学っぽい体験ができて嬉しかったり(笑)。
オーナー兼シェフのご夫婦は英語堪能で、イタリア語学習者にも非常に協力的。
店内にはこのように動物の絵が飾られ、ポストカードなどの販売もあり。
別にヴェネツィアでなくてもどこにでもあるような雰囲気のカフェながら、
観光客主体の商売が中心のヴェネツィアにいると、むしろそういう日常に近い場所が新鮮だったな...。

学校は午後1時で終わるので、午後はここでお茶やランチで一休みし、
家人と合流してヴェネツィアの各エリアの生活事情を見て歩きました。


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2013年5月1日水曜日

イタリアミクロ留学 in Venezia ① 宿編



昨年12月の7度目のヴェネツィア訪問で改めてその魅力に魅了され、
今年1月、ブォンジョルノからイタリア語の勉強を開始。
3ヶ月経過した先々週、休暇を兼ねてヴェネツィアでイタリア語教室に通いました。

学校は、ロンドンのイタリア語教室の教材を買いに行った先、
ピカデリーの Italian Book Shop にチラシが置いてあったところ。
私にしては珍しく、特に比較検討もせず、わりと即申し込んだのですが、
行ってから知ったところによると、ヴェネツィアにはイタリア語学校2校しかないらしいです。
いや、本当はもっとあるのかも?
ただインターネットで検索して出てくるのは2校だけ、とクラスメイトが言っていました。

同じ週に家人はムラーノでガラス留学するので、宿は学校を介してではなく自分で取りました。
前回バルセロナで泊ったような、自炊のできるアパート希望でしたが、
ヴェネツィア本土のアパート、ホテルはどこも尋常ではない高額っぷり。
どうせヴァポレットのチケットを買うのであれば... ということで視点を変え、
夏にはヴェネツィア映画祭の舞台となる離れ島のリドに宿を取りました。
本土に比べてリドやムラーノだと宿はだいぶ安いです。

ヴェネツィアは実に8回目の訪問ですが、リド上陸は初めて。
ヴェネツィアに来たはずなのに車が走っている光景が新鮮でした。

宿は、いつものように Booking.com で、せっかくだから海の見える部屋という条件で探したのですが、これが大当たり中の大当たり!
お部屋は全面ガラスばりのラグーンビューで、巨大なプライベートテラスからは目の前一面のラグーンと、ヴェネツィア本土をも臨めます。
到着したのがちょうど夕暮れ時だったので、部屋に入った時は日没が美しすぎて、説明を聞く所ではなくひっくり返りそうでした。

テラスからの眺めがこれだ。




結局このテラスが快適すぎて、5泊の滞在中ほとんどは夕方出歩かず、
日暮れ前からテラスでビール、レモンチェロ、ワインにおつまみで夜を迎えていました。
これも「観光しなくてはもったいない!」という根性がないがゆえに持てる余裕でしょうか。

さて、今回のヴェネツィア訪問の大目的は、将来的な移住の可能性模索。
前回訪れてかなり気に入って、イタリア語の勉強も始めたわけですが、
果たしてその情熱は本物か?の確認と、具体的にどうやって移住を叶えるか?の調査。
情熱が本物であることは、初日にもう確認済み。
移住については、イタリアの経済状況やビザの制約など考えると現実的な話には映らないかもしれませんが、まあ何事もトライしないことには始まらないですから。
実際日本人でもヴェネツィアに住んでいる方はいらっしゃるわけだし、
出来ない理由を探して動かないという選択肢はないのです。

ロンドン移住、カナリーワーフ就職を、コネなし金なし運なしから15カ年計画で達成したので、ヴェネツィア計画もいけるような気がしています。

何はともあれ、長い燃え尽き症候群から脱するきっかけとなりそうな目標が見つかったのが大収穫です。

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