2012年9月29日土曜日

London 2012 Olympic

随分と更新が滞ってしまいました。
読者の皆さんすみません。って果たしてそんな方がいてくれているのか?は疑問ですが、一人前にブロガー気分に浸ってみる。

バスク旅行記の途中ですが、ここらでロンドンオリンピックについて書いてみたいと思います。

終わってみれば、ロンドンのこの夏は相当熱かったです。
オリンピック開催前、正直なところ、ロンドン市民のオリンピックでの期待値はそうでもない、別にぃ〜って感じだったのではないかと思います。私も含め。

が、始まってみると、いやいや街中がどっぷりお祭りモードに浸っていたのではないでしょうか。特に私が生息するロンドン東側は、メイン会場があり多くの競技が催され、観覧客の往来も多かったので、ボランティアの道案内もそこかしこで見かけ、一層雰囲気に花を添えていたと思います。

心配された交通の混乱もなし。我らが Canary Wharf は、メイン会場の Stratford や体操などやっていた Greenwich アリーナ、卓球やレスリング会場の Excel、馬術の行われる Greenwich Park などのど真ん中に位置することもあり、通勤の大混雑や電車の遅延がかなり懸念され、会社では「期間中は自宅から仕事をすること」指令が出ておりました。うちの部署は自宅勤務を推奨していないため(私も好きではない)、最悪歩いて通勤かな〜なんて思っていたものの、蓋を開ければ通勤にはまったく支障なし、Business As Usual でした。同僚の話によると、どこの会社も同じ方針を取ったためか、むしろ期間中の朝のラッシュがなくなり快適通勤だったとか(笑)。

期待値こそ高くなかったものの、私も事前にいくらかチケットをゲットしており、試合会場に脚を運びました。

 
会社の裏紙で作成した即席日の丸...。

まずは女子バレー。会社帰りに行ける夜の日本戦を探し、予選のイタリア戦を観に行きました。残念ながら、日本は負けてしまいましたが...。イタリアの巧さばかりが印象に残ります。


会場は Earl's Court Exhibition Centre。裏で別の会場で行われていた男子体操団体で日本が(審議の結果)銀メダルを取った様子が生中継されており、居合わせた邦人たちは盛り上がっていましたが、 異議申し立てのせいでなんとなく気マヅ〜イ空気も。。



 

その他、なでしこジャパンが決勝に勝ち進むと勝手に想定して、女子サッカー決勝戦のチケットを何ヶ月も前に買っていました。

が、しょっぱなの女子バレー観戦が楽しかったのと、盛り上がりを増すお祭りモードに釣られ、急遽追加でレスリングのチケットを購入。既に持っていた女子サッカー決勝とレスリングが同日だったので、午後はレスリング予選、夜は女子サッカー決勝と、オリンピック会場をハシゴすることとなってしまいました。まあどんだけ熱心な(笑)。

終わってみればこのレスリング予選が一番楽しめた試合でした。
我々が行った日は、女子の吉田選手と浜口選手が登場しましたが、前の日に伊調選手が金メダルを取るところをテレビで見ており、その時の会場の盛り上がりがハンパなかったので、にわかに期待が膨らんでおりましたが、いやいや、レスリングのおもしろさを初めて知りました。
吉田選手(右)

吉田選手はまったく危なげなく勝ち進み、決勝進出。(その後、優勝)
浜口選手は残念ながら敗退してしまいました。おなじみのアニマル浜口さんが客席の前方で叫びまくっている姿を確かに確認。
 
アニマルさん(中央の白はちまき)

全て試合が終わって観客席を出る際、アニマルさんと偶然遭遇。
浜口選手が勝ち進んでいれば、いろいろお話できただろうに、予想外に早く敗退してしまったため、なんともどう声をかけて良いかわからず...。残念。

我々の席のすぐ前に、日本から来た大応援団(どこかの企業のグループ?アルソックとか?)がいて、大声での声援が一層気分を盛り上げてくれました。
決勝を観戦した知人の話だと、夜は江頭2:50が来場していたとか?我々の時間帯は誰も見かけなかったなー。

 
 会場で見かけたスカイツリーとおにぎり。

試合のチケットと共に付いてきたトラベルカードで、レスリング会場のExcelからサッカー開催のウェンブリースタジアムへ移動。


ここで観た邦人の数ったらまあ。この限られた空間に、これだけの邦人が集結する様子は圧巻でした。


8万人だか来場したらしいが、うち2万くらいは邦人では?と思われる程。日本戦だからまあありうる話だけど、ある種異様な光景でした。

後で知ったところ、私のロンドンの日本人の知り合いの半数以上が、この日ウェンブリーに出向いていたようです。
 

なでしこジャパンの決勝進出が決まった後でもまだチケットを買う事ができたらしく(女子サッカーはあまり人気ないのね)、恐らく決勝進出決定後駆け込みで買った日本人が大量にいた様子。そういう人たちはみんなスタジアムの中の決まった一角に集中していたのか、駆け込み買いした知人の話だと、彼女の席の周りは100%日本人で、相当盛り上がったらしい。我々の席の周りは日本人ほとんどおらず、アウェー感満載でしたが(汗)。


ミーハーな私は、日本からジャニーズや取材や応援の芸能人たちがやってくるのを目撃しようと密かに期待していたのですが、結局確認できたのは大林素子さんだけでした。

やはり地元開催ってのは盛り上がるもんですね。東京五輪は生まれておらず、長野五輪の時は日本にいなかったので、初のご当地開催を満喫しました。

興奮冷めやらぬまま、パラリンピックへ続く。
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