2013年1月25日金曜日

スーパーおさらばプロジェクト



数ヶ月ほど前から、「スーパーマーケットおさらばプロジェクト」を密かに遂行しております。
(もっとシャレたネーミングはないのか...)

主たる理由は2点。
ひとつは、渡英当初、イギリスの某大手スーパーで買った食物を口にし続け、8ヶ月目にして体調不良が如実に現れたこと。低クォリティフードにより蝕まれる健康を身をもって体感しました...。
もう一点は、数ヶ月前にたまたまふらり立ち寄ったルイシャム(南東ロンドン)の青空市場で、野菜や果物の鮮度&激安ぶりに度肝を抜かれたこと。

健康と家計のためのプロジェクトです。

と言っても、それまでスーパーでばかり買い物していた人たちが、今日からスーパー利用は一切だめですってのも、ちょいと難しい。
以前にこのブログでも触れたように、元々魚貝類はスーパーではなく魚市場まで仕入れに行っているので問題ないが、お肉やパンというと、まだ清潔で信頼できる肉屋を見つけられていない。対面式肉屋の相場もイマイチわからないし。
また、なんだかんだ言ってスーパーで仕入れたほうが明らかに安くて便利なものももちろんある。豆の缶詰とか、トマト水煮缶とか。

というわけで、同プロジェクトの第一フェーズとして、まずは「野菜果物はスーパーで買わない」を実践しています。

ここで、毎週土曜日に出かけている、2駅5分のルイシャムの青空市(かっこよく言えばマルシェってやつ?)を紹介しましょう。

ショッピングモール(しょぼい)のある目抜き通りの一角に、青果の露天がずらり10軒以上並びます。
土曜日にしか行った事ないけど、毎日やっている様子。



まずこちらは八百屋さんですね。
イギリスのスーパーでもよく見られる、スタンダードな野菜たちです。
日本では珍しい、アーティチョークやホワイトアスパラも、よく出回っています。



こちらは大根にゴーヤ!と、イギリス人にはちょっとエスニックな野菜が揃っています。
うちの方もそうですが、中東系、インド系の方が多い地域では、こういう野菜よく見かけます。
もちろん、どこにでもいる中国系にもおなじみの野菜たちです。
大根は、日本のものと比べると5〜6割程度の大きさですが、2本で1ポンド。
希少性を考えると、まあお得な感じはします。
ゴーヤは高級品で、小ぶりなの3本も買うと2ポンド超えます。
刻まれた冷凍ゴーヤが安く出回っているとも聞きますが、やっぱ生のものを調理したいこだわり。
この系統のお店では、オクラもポピュラーです。ちなみにオクラは英語で、OKRAという名前で売られています。


こちらは果物屋さんですね。
ボールいっぱいの山盛りで、どれも1ポンド。
これは、スーパーと比較すると破格です。半額かそれ以下だな。
量はもちろん、質も考慮すると尚更ヴァリューが上がります。



このオレンジなんかもう、激甘くておいしかった。
ちなみにここは1ポンドですが、スーパー価格はこの量なら2.5ポンドくらいするかな。

あいにく写真はないが、先日はドでかい箱に入った完熟マンゴー1ダースくらいが2ポンド(2ポンド!)というのも見つけた。
どこから仕入れているか知れないが、この時期マンゴーは豊作なのか?日本なら軽く2-3000円くらいはしそうに見えるのだが...。



ちなみにこれはある日の戦利品です。
ほとんどがそれぞれ袋1ポンドなので、かぼちゃを除く全てを足して1,500円程度でしょうか。
日本のスーパーで人参3本150円?なんて思いめぐらすと、この相場はありがたいなと思います。
ちなみにかぼちゃは希少品なのか、バカ高かった...。日本のスーパーで1/2個128円ての見つけた時泣きそうでした。


余談:まったく勝手な私見ですが、イギリスのスーパーには数ランクがあり、置いているモノの種類と値段から、自分は以下のように分類しています。

超庶民- Tesco, ASDA, Iceland
庶民- Sainsbury's, Cooperative
中流- Waitrose, Marks&Spencer

他にもドイツ系のリドル、モリソンなんてのもあるようですが、利用したことがないのでよくわかりません。
コストカッターというのも安いですが、自分的にはスーパーというよりコンビ二の印象なのでここでは割愛。

学生でやってきた私は、当初は近所にあった超庶民派スーパーを利用していました。
とにかく安い。特に自社ブランドの缶詰や乾物には、10P(15円)とかありえないような値段のものも。
もともと小銭も貯めたい性格故、毎週スーパー3軒それぞれのディールと底値を把握し、1Pでも安いところにわざわざ買いに歩く人でした。
で、スーパー頼みの食生活で半年も経つと、どんどん太り、具合が悪くなってきたという... 日本にいた時分と食生活が大きく変わったわけでもないのに。
もっとも学生のひとり住まいだったし、ジャンクフードの食べすぎとの声もありますが...。
砂糖と小麦が、こちらのは日本のそれと違って、肥大化成分が倍含まれているに違いない。

半年くらい前からお肉は超庶民派を避け、中流スーパーで購入するようになりました(お肉屋さん本格デビューは同プロジェクトのフェーズ2に予定)。
先日、豚バラを買いに行ったら売り切れで、仕方なく久しぶりに以前超庶民派で買って食べていた豚バラを買ってみると... 見事にだめでした。
なんとも、不愉快な味。昔は平気で食べていたんだろうけど、一度中流の味を知ってしまったからには、もう舌が受け付けませんでした。それくらいの差が歴然。

イギリスにいらっしゃる方は、ぜひ各スーパーのお肉食べ比べなんてやってみてはどうでしょうか?
ただし、中流のから先に食べてはいけません。あくまで下からです。


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