2013年2月27日水曜日

バルセロナ ハーフマラソンに参加


2012年の新年の抱負として、家賃の元を取るために、自宅マンションの敷地内にある住人用のジムを活用することを目的に始めたランニングですが...。

一年が経過し、家賃うんぬんのみならず趣味として確立する以上のリターンを得、ついにはハーフマラソンを走るまでになってしまいました(笑)。

我ながら、お金が絡むとよく頑張る人だ(笑)。

昨年夏にロンドンの10キロ走に参加、完走できた勢いで申し込んだ、2月17日のバルセロナのハーフマラソン。

バルセロナは実はかれこれ6回目ですが、道路も広いし走りやすいだろうと選びました。


金曜日の午後バルサ入りし、土曜にレースのグッズを受け取り、日曜が本番。
走る前に外食したくなかったので、自炊ができるアパート型の宿を選びました。

イギリスから持参したパスタに加え、トマト缶、オリーブオイル、にんにく、玉ねぎを近所のマーケットでゲットし、予定通りレース前はひたすら炭水化物摂取。
イギリスで売られているものと比べよほど素材が良いのでしょう。
いつも食べているトマトソースと同じレシピと思えないほど、美味しい。。




そしてこの立派なイチゴ!
宿から徒歩2分にある市場で見つけて買いました。
上下2段びっしり入って2キロでなんと5€。
実は大きくても味は繊細。こんなに甘いイチゴは食べた事がない! 
日本やロンドンで見ている小さなパックの小粒のイチゴ398円なんてのがジョークのよう(哀)。
さすがカタルーニャ、地中海性気候万歳!


さて、ハーフマラソンのコースはこちら。
市内の大通りのグランビア、ディアゴナルを中心に、街をぐるり周ります。

出典:http://www.mitjabarcelona.com/recorrido/

朝8時45分のスタートでしたが、8時40分の時点で、スタート前のトイレ行列が半端ない...。

まずはエリートランナー(招待選手と思われるアフリカ勢など速い人たち)がスタートし、我々一般の、しかもマイペースランナーの出走は最後尾。

トイレを済ませのんびりスタート地点に到着し、さらにちょっと待って、結局スタート地点に辿り着いてレース開始したのは定時の17分後、9時過ぎでした。


スタート直前の様子。

これまで一度に走った最長距離は16キロ。
その際に、20キロくらいならなんとか行けるだろう...と楽観的な期待はしていたものの、16キロ以降は未知の世界。

事前にハーフマラソンのコツみたいなのをいろいろ検索してみたところ、「15キロまではゆっくりすぎるくらいに抑えて、完走の目処が立ったらスピードアップ」というようなアドバイスが多いようでした。

個人的には、前半元気なうちに多少スピードを出す→中盤抑える→終盤もうひと頑張りのパターンが合っていると思うので、序盤は抑え気味とはいえゆっくりすぎないくらいで進みました。

その結果、いつも練習で走っていた10キロ程度までは割と余裕をもって通過。
途中で何箇所かドラム隊が演奏して応援してくれているのですが、10キロ地点ではゴスペル隊が大声量の生歌で応援してくれていました。 思わず和む。


右奥の赤いシャツがゴスペル隊。

苦しくなってきたのは12キロ過ぎ。コースが住宅街の直線、単調な景色に突入し、上の地図でもわかるように14キロ〜16キロはひとつの大通り(Diagonal)を上って下るというもの。
明らかに距離稼ぎのために用意された地点だな。
よって、進んでいる感が薄いのと、またこの辺りから脚にきて、呼吸こそ平気だけど、だんだん動きが緩慢になってくる。
うーん、しんどい。

Diagonal 往復を抜けて、海沿いに入ったらぼちぼちラストスパートを!と考えていたものの、この時点ですっかりバテてしまい、期待していた海の眺めを楽しむどころか、どこまでも前に続く道が恨めしく、惰性で進むしかない状態。
この18〜19キロ辺りが最も苦しかったな。


海を眺めている場合ではない。

やがて海を離れ、ゴール方面へ向かって内陸へ右折。
すると、来ました、目前にサグラダファミリア!



単調な住宅街→海を越えて、ようやく今回のコースの目玉景色がこれか!
間もなく20キロを通過。
ここまでくるともう1秒でも縮めるために完全ラストスパート突入。
全力疾走とまではいかないものの、最後の1キロ弱はかなり高速で走りきりました。
最後のBGMはもちろん「サライ」でしょう。年次の夏の特番見過ぎだな(笑)。


ゴール後は、痛い脚を引きずりながら、完走者に用意されたメダルを首からかけてもらい、無料配布の水とスポーツドリンクをいただき一気飲み。
この辺のスタッフさんは皆ボランティアなのだろうか?スペインらしく陽気な皆さんだった。

ベルリン10キロ走のゴール後には無料ドラフトビールが振る舞われていたので、スペインはよもやサングリア?!なんて淡い期待もしてみたが、さすがにハーフマラソン後にサングリア飲ませるような危険なことはしないようで(汗)、代わりに用意されていたのはフルーツ。



バナナとみかんがあったようですが、我々のゴールが遅かったからか、バナナは既に全部なくなってしまった様子... ちぇ。
みかんをいただきましたが、これがウマっ。さすがカタルーニャ、地中海性気候。
イギリスの可哀想な果物事情をまたも思い知らされました(哀)。


お昼過ぎには宿に戻り、しっかり休息。
翌日月曜日の午後まで極力動きは控え、食べちゃ寝て食べちゃ寝てを繰り返すことに。
レース前日も、体力温存のため、食料品の買い出し&レースグッズの受け取り以外活動していないので、滞在3日目の月曜の午後の時点で、バルサまだ何も見ていません(笑)。


月曜の午後と火曜日を使って、ベタな観光をしました。


月曜午後はカタルーニャ音楽堂。
まさかの写真撮影OKでした。



















火曜は朝からサグラダファミリア。


今回初めて上までリフトで上がりました。上からの眺め。

さらにグエル公園。


最後にぼったくりカンプノウツアーで締め。


そして、滞在最終日の水曜日は、ハーフマラソンと並ぶ今回の旅のメインイベント、ジローナの三つ星レストラン、El Celler de Can Roca への旅で締めくくりです。

その様子は次の記事にて...。


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2013年2月25日月曜日

週末アルバイト



1年くらい前から、時折週末、ヒースロー空港で日本人をお迎えするアルバイトをしています。

友人の紹介で、ロンドンに拠点のある日本のエージェントさんからお仕事をいただいています。

ワーキングホリデーや語学留学、ホームステイでイギリスにやってくる日本人(主に20代の若者)を空港でお迎えし、到着オリエンテーションとしてお渡しする書類の説明、必要があれば両替の手伝いなどし、ドライバーさんに引き渡して終了。

元々観光関係の仕事がしたかったので、楽しくやっています。

事前にお迎えする相手の基本情報(年齢や日本での職業)などをもらっていて、お迎え後、ドライバーさんが到着するまで時間が空いてしまう場合などは、ちょっと世間話したりもするのですが、これが結構今日深い。

イギリスに辿り着くまでに、一人ひとりにドラマがあるわけですよ。

個人の情報なのでここには書きませんが、仕事を辞めてきたり、学生最後でホームステイに来たり、、と、いろいろなきっかけや今後の展望が垣間見え(一部勝手な想像も含む)、 ちょっとしたドラマです。

それにしても、日本の若者はおしゃれです。
12時間以上のフライトの後でも、メイクも髪型もバッチリ(笑)。
到着ロビーで他の客たちに混じっても、すっきり感では群を抜いています。
若いのにしっかりヴィトンのバッグをぶら下げて出てくるのも、 日本人特有だな...。

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2013年2月9日土曜日

Vision Express で眼科検診


日本の会社では会社持ちで毎年受けていた健康診断というものがこちらではない。
渡英してから受けた検診めいたものと言えば、子宮がん(これは一定年齢を越えた女性は必須らしい)のみ。

最近、会社の福利厚生の一環で、視力検査を無料で受けられるバウチャーがもらえることを知りました。
さらに、検査の結果、職務遂行上眼鏡が必要だと診断された場合には、眼鏡購入代補助として、会社が55ポンド出してくれるというシステムがあるらしい。
眼鏡がいくらするのかわからないけど、これは目新しいシステム。

実は3年前にレーシック(視力矯正の手術)を受けました。
それまで裸眼視力は0.1以下、コンタクトレンズ歴15年だったのですが、術後はそれはそれは快適な日々を送っておりました。
しかし、日々のオフィスワークで、せっかく改善した視力がどんどんまた低下の一途を辿って行く兆候に気づかずにはいられず。
日常生活には支障はないのだけど、このまま衰え続け、しまいにはまた眼鏡が必要になるのでは?!と不安が募る一方。

早速人事からバウチャーをゲットし、オフィスの下のショッピングセンターにある眼鏡屋 Vision Express にて眼科検診の予約をし、出かけました。

眼科検診の内容はユニバーサルなのか、大方日本とまったく同じような機械で、同じような検査をしました。
目新しく感じたのは、視力検査表。日本だと、Cの開いている向きを「右、左...」なんて言っていくのが一般的だと記憶している(少なくとも私の世代では)けど、今日やったのは全部アルファベット。一枚の紙に一段ずつ大きさの違うアルファベットが一段につき4つ、計3段並んでいて、 下に行く程小さくなって行く。
さらにおもしろいのは、この検査表は自分の座っている椅子の頭の上にあって、正面の鏡に自分と検査表が映っている。そして、鏡に映った検査表を見ながら読み上げていくという方式。つまり、検査表原本は左右さかさまに書かれているんだね。

検査結果は優良。当然眼鏡も必要ないと言われました。一安心。
気になっていたオフィスワークでの視界のくもりや視力の衰えは、水分補給や適切な休憩、さらに食生活で抑えられるとのことで、その指南書をいただきました。

そして、検査担当係が、私の眼に施されたレーシックの技術の高さに驚いていました。
こちらでも受ける人はもちろんいるようだけど、これまでに見たことのない neat さだ!と何度も言われました。
ふふん、日本ですから。
まあ、日本でもレーシックの質の悪さが問題になった病院が報道されていたりしたから、こうして優良コメントをもらえた私はラッキーなのかも。

余談ですが、レーシック、やらない人の意味がわからない。
あの価格の投資で、コンタクトや眼鏡生活から開放されるなら... 安いと思うけどなあ。
眼鏡が気にならない人にはそれ程の価値がないのかもしれないけど、私は眼鏡でよく頭痛していたし、コンタクトも手入れが億劫なダメ人間なので、レーシックは歯の矯正と並んで、すこぶる建設的な投資だったと思っています。

ちなみに、レーシックと時期を同じくして他にほくろ除去(顔ではなく手)や喉ちんこ切除などのプチ手術も受けました。
2009〜2010年は、あちこちメスを入れた年だったな...。

おみやげに、眼に良い生活ガイドみたいな冊子いただきました。
Eye Diet ね。ちょっと気をつけてみよー。

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2013年2月7日木曜日

ロンドンでイタリア語

先の記事で昨年末のヴェネツィア訪問について触れましたが、
旅先でのすばらしいひと時を終え、1月から早速イタリア語を習い始めました。

うーん、いつもそうだけど、われながら単純(笑)。
でもまあ鉄は熱いうちになんとかって言うし。


Italian Cultural Institute という、日本で言うと日伊学院みたいな感じのところでやっているコースに申し込み、1月後半から週一回3時間のクラスに通っております。

イタリア語は実は中学生くらいの時分から、やろうかやるまいかと考えが浮かんでは消え、昔、駆け出しのジローラモさんがNHKでやっていた「イタリア語会話」を見てみたりした時期もあった。
が、日本語同様、イタリア語はイタリアでしか使われていないし、必要に迫られることもなく、実用性を考えるとどうしても フランス語やスペイン語に先に走ってしまったわけで。
なので当時から考えると実に20年近く経過し、ようやく本格的に着手。

英語は中学高校で勉強し、ある程度文法も単語も知った上で駅前留学したし、
スペイン語もそれを踏襲すべく、まずは独学で本で勉強してから教室に乗り込んだ。

今回は、まったく知識ゼロの状態で教室に通い始めるという初の試み。
もちろん、スパゲッティ、カルボナーラ、リストランテくらいの単語はもちろんわかるけど...。

当然ビギナーの一番下のクラスで、ブォンジョルノから習っているわけだが、これはこれで楽しい。
底辺からのスタートゆえ、早く上に行きたいという気が働いてか、自習も進む。

教室はハイドパーク付近の大使館エリアにあり、うちのクラスは10人程度。
期待を裏切らないイギリス人率の低さ(笑)で、2人。
他の学生はほとんどヨーロッパ出身で、インド人が2人。
私以外の女子たちは、みなイタリア人の彼氏やら旦那がいて、それが学習の動機の様子。
これまたわかりやすすぎる(笑)。

私ですか?
「イタリア料理大好きだから」と答えるようにしています。

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