2010年3月17日水曜日

Interview with Birkbeck



LSE のオファーに沸いた2日後、University of London, Birkbeck のGraduate Admission から、
選考にあたり担当学部のadmissions tutor, Professor V.H. (女性)と電話インタビューのリクエストがあった。

Birkbeck は、MA Cities and Culture (London Studies) を志願した学校。
記念受験のLSEが拍子抜けするくらい簡単に合格したので、インタビューと聞いてちょっとビビってしまった...。
先方指定の時刻が日本の夜8時半と良心的だったので、携帯電話の番号を渡し、そわそわしながら待つ。
一応、手元に願書といっしょに送付した志望動機書を用意しておこうとおもいきや、
こんな日に限ってプリンターがうまく稼働せず...。結局手ぶら(汗)。
Birkbeck は自分の信念を志望動機にした学校なので、直球勝負で行こうではないか。

夜8時25分から、TVを観るのをやめて自室でスタンバイ。
8時半を2分くらい過ぎたところで、+44 で始まる番号から着信。
勢いよく電話に出たはいいが、よく考えたら英語を話すのが久しぶりで、噛み噛み...。
挨拶もそこそこに、いきなり本題。(当たり前だ、国際電話だ)

Professor (以下、P) 「大学の学部では何を勉強しましたか?」
私(以下、S) 「専門は、アイルランドの現代演劇でした。が、国際関係史とか歴史とか、英文学なんかも、ちびちびかじってました。。」
(P) 「歴史はどの辺を?何世紀?」
(S) (えー、そんなの覚えてない。てか、歴史を勉強したかどうかもあんまり覚えてないっ)
「えーと、主にイギリスとかヨーロッパとかの近代史です。(今思えば、こここれ以上突っ込まれたらどうするつもりだったのだろう。。) あとは日本史です!(逃げた...)」
(P) 「これまで英語で授業を受けた経験はありますか?」
(S)  「んー・・・。日本の大学の授業は、英会話とエッセイライティングを除き、基本的に全部日本語でした。あ、でもエセックス大学の Dept. of Government に交換留学で一年行きまして、そこでは英語で British and West European Politics 勉強しました。」
(P) 「なるほど。このコースは歴史を深く読んでいくコースですので、相当な量のリーディングが発生します。英語のリーディングは抵抗ないですか?」
(S) 「はい。英語の本は日常的に読んでいますし、実は、しゃべりよりも読む方が得意なんですよ!」(というのは、このインタビューがあまりにも噛み噛みなので言い訳(汗))
(P) 「そうですか。最近はどんな本を読んでいますか?」
(S) 「うっ・・・、最近ですか?」(最近読んだ英語の本なんて、、 http://www.amazon.co.jp/Year-Merde-Stephen-Clarke/dp/0552153079 これしかない。。あとは年末に読んだ、チャベス政権解説本みたいなマニアックなの)
(ト書き)目の前の本棚に目をやる。
「あ、Blue Guide London! http://www.amazon.com/Guide-London-Seventeenth-Roger-Woodley/dp/0393323471 やー、もう何百回も読んでますけどね。(て、これっていわゆるロンドンの観光ガイドブックです...)」
(P) 「なるほど。大学を卒業して10年くらい経っているようですが、その間リサーチや論文などに携わる機会はありましたか?」
(S) 「はい。年末 までメディア関係の会社におりまして、主にリサーチや分析に従事していました。専門は金融や財務など、畑違いですが、調査分析という活動においてはどの分 野でも共通するスキルは身に付いていると自負しています。また、製品に掲載する数パラグラフの英文をドラフトしたりもしていましたから、英語で論文を書く ことも問題なくこなせると思います。」
(この辺は転職活動と同じようなことをしゃべればいいので、俄然元気になる)
(P) 「志望動機書を読むと、ロンドンへの思い入れがかなり強いようですね。何がそんなに魅力的なのですか?」
(S) (だんだん会 話がなごんできたのを感じ、饒舌になる。) 「志望動機書にも書きましたが、ロンドンの魅力はもはや言葉では表現しきれません。ロンドンにお住まいの方に はわからないかもしれませんが... (中略。主に志望動機書に書いたロンドンが好きな理由を口語で繰り返す)... ロンドンへ渡るために今まで(辛抱して)生きてきたようなものですから。やっと来るべき時が来たと思っています!」
(P) (若干圧倒された様子w)「わかりました。あなたは歴史の学位を持っていませんが、本コースへの入学は問題ないでしょう。その旨、Admission にまわしておきます。数日中にオファーレターが出ると思います。何か質問はありますか?」
(S) (ほっ) 「はい。ありがとうございます。貴校の授業はすべて夕刻スタートと理解していますが、間違いないですか?また、本コースの学生のブレークダウン(国籍、年齢など)を教えてください。」
 
... こうして数点を質問し、30分弱で面接終了。
リハなし、プランニングなし(無謀)な直球勝負で本当に合格できちゃいました。

志望動機書をかなり力を入れて書いたことが救いになったと思う。
バックボーンがあってのアドリブです。
あとは何よりも、テーマがロンドン、自分の裏(いや、表)専門分野なので、いくらでも語れるってところでしょう。
これがLSEの面接なら、こうはいきませんね。。
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