2012年6月30日土曜日

OKINAWA DAY in London

朝起きて天気が良いと怖い。いつ裏切られるんじゃないかと(笑)
同時に、外出しなくてはならない衝動。



今日はリバプールストリートの Spitalfields Market での OKINAWA DAY というイベントに出かけてみた。

知らなかったけど、毎年やっているらしい。沖縄県人会がロンドンにもあったか。
私は沖縄出身ではないが血は入っているので、こういうイベントあると沖縄のDNAがうずく。


着くとちょうど、三線とエイサーキッズを含む踊りの実演をやっていた。

驚いたのは、どこの何者か知らないが、白人男性が三線の演奏と歌ならびにおはやしを担当していたこと。
姿を見なけりゃ沖縄の人が演奏していると思う程。一体どこで習得したんだろ。
と、この話を日本にいる母にすると、この男性はオキナワンと結婚していて、随分前からこの組織の中心人物なんだとか。
何年か前に叔母が渡英した際にちょうどこのイベントに遭遇して得た情報だとか。
まさかこの男性の正体が日本から知らされてくるとは(笑)。


石垣島出身の初五輪選手、新城幸也選手(自転車競技)への寄せ書きメッセージも募っていた。
ちょっとですが私も書きました。


一度離れて買物&お茶をして再度戻ると、今度はダンスのワークショップと銘打って、安里屋ユンタに合わせて一般観客に振りを伝授していた。
安里屋ユンタは石垣島のある八重山の民謡で、かなりゆっくりペースな上、途中でリズムがさらっと変わったりするので、初心者が踊るのにはかなり高度では...。
どうせなら谷茶前とか、アップテンポな曲を用意すればいいのに(これも難易度低くはないが)。
伝統音楽ではないけどハイサイおじさんとかね。盛り上がりそう。もしかしたら後でやっていたのかな。


露店では沖縄名産や名物料理などが売られていた。
いろいろあったけど、タコライスを食べている人が多かった。

サーターアンダギーもあったが、5個くらい入った袋が4ポンド... 原価がわかる故、さすがにこりゃ出せん。
でも久しぶりに食べてみたくなった... 作るか。

そして何年ぶりに見かけただろうか、サンキストのジュースに思わず飛びつく家人。
一口もらってあの薬っぽい味を堪能しておいた。


ところで余談ですが、リバプールストリート駅から Spitalfields に入る途中にあるスタバのクォリティがなかなか高い。
2階で着席してお茶を飲んだが、明るく広々、静かで居心地も良い。Wifi もあるし、また出かけようかな。
ブログランキング・にほんブログ村へ

Climb an Icon - O2 Millennium Dome


金曜日の放課後。
O2 、オリンピック中は Millennium Dome と改称される、North Greenwich のシンボルドームに登ってきた。
DLRの駅の看板でこんな風に宣伝されております。

去年の末に Coldplay のライブ観に中に入ったけど、今日は外側表面から攻める。

入口はこんな。
まずは危険を伴うアトラクションには付き物の、いろいろ承諾書にサイン。

このクライムツアーは、どうやら30分に一本くらいのペースで催行されている様子。
12人くらい(我々の組は)のグループを、ガイド1人が引率する。
ガイドはテンション高い。しかし危険を伴うアトラクションで田舎者含む参加者をまとめて引率するのは大変だ。

ライダーズスーツのような、クライムスーツを着用。ハーネスもぶら下げる。
手荷物は携帯電話のみ、と事前の資料にも書いてあったが、用はこの暗い無スーツの腕に付いているポケットに入れば問題ない様子。
せっかく登るのにきれいな写真も撮りたいし!
私はデジカメを持って行ったが、とくにおとがめなかった。

準備が整うと、全員で登山(登ドーム)口まで行き、ハーネスの使い方など説明を受ける。
希望者はここで自分のカメラ・携帯で写真も撮ってもらえる。

まずは傾斜28°の勾配を上がる。所々あるワイヤーのつなぎ目をハーネスをうまく通過させるのが難しい。
ワイヤーを結構強い力で握りながら登るのと、つなぎ目の移動で手を挟んだりで、怪我をしないように要注意。


しばし必死に上がると、傾斜が若干楽になる。こうなると周囲を見渡す余裕もできる。
しかしポケットからカメラを取り出して写真を撮る余裕はない。
実際なくもないが、きっとガイドに怒られるだろう...。風もものすごいし。

Greenwich、Blackheath、さらに先まできれいに見える。
すぐ頭の上を、シティ空港から発った飛行機が飛んで行く。

上りの後半は完全に後ろ向き歩きで景色を堪能しながら登っていた。

こんな感じの道のりを登りきり、ドームの頂上に到着。

ここでしばらく自由時間。 
ちなみにこの時点で夕方7時半。まだまだ明るい。

 

360°の眺望。今来た道の先にはグリニッチ、ブラックヒース、さらに先の先まで。
すぐ横にはうちの会社を含む Canary Wharf、昨日オープンしたばかりのテムズ川にかかるエミレーツロープウェイ(なんてことはない普通のロープウェイだが...)。


遠く北にはStratford のオリンピックスタジアム、さらに川のうねりの先にはテムズバリアが見える。
これは、この後下る道。

天気に恵まれラッキー。しかし風がものすごい。
体重の軽い人なら吹き飛ばされそうな勢いだ...。
写真はもちろん、ビデオもまわしたけど、風の音しか入っていない(笑)。


個人的には、このドームを支えるワイヤーを支える黄色い角。萌え〜です。

20分くらい頂上で過ごしただろうか。
今度は今来た道と反対側の斜面を下る。下る途中からはかなり小さいがウェンブリースタジアムのアーチも見えた。



ラストは最大傾斜30°の下り坂。
説明と着替えを含めると約一時間半のツアーが無事終了。
眺望フェチにはたまらない大満足。

 
おまけ。
帰り道にドーム内部で見つけたおもしろい通行止めサイン。
 
ブログランキング・にほんブログ村へ

2012年6月2日土曜日

バタシー散歩


ダイヤモンドジュビリー(エリザベス女王即位60周年)の前の週末。
普段あまりご縁のなかったケンジントン界隈を散策。V&A Museum (なんと初訪問)を訪れ、サウスケンジントン駅近辺のカフェでフランスの風に酔う。
(天気が悪かったのでこのへんの写真はなし)

その後、みるみる天気が良くなってきたので、ここぞとばかりに散策の幅を広げることに。

バスでチェルシー方面へ、テムズ川手前まで行き、これまたこれまでロンドン生活でまったくご縁のなかったバタシー方面へ川沿いを散歩。

翌日のジュビリーの準備も整い、どことなくお祭りモード。
まずはアルバートブリッジを渡る。この橋の存在は初めて知ったが、ピンクがベースでなんだかディズニーランドなんかにありそうな佇まい。

いつものウォータールーブリッジ、ブラックフライアーズブリッジからとはまた違うテムズ川の眺め。



橋を渡った先のバタシーパークに入る。
翌日の女王のテムズ川パレード中継のため、方々にTVカメラがセットされている。
そして観覧者用の簡易トイレがずらり。


公園を抜け、億ションを横目に、地図もないまま勘に従い、バタシーパワーステーションを目指す。

途中でQVCのビルに遭遇。千葉の家の近所(元勤務先の入っていたビル)にもあったQVC、こんなところでお目にかかれるとは、妙な親近感...。

南の方にしばらく歩いてみたがなかなかパワーステーションの全景に辿り着かない。
今歩いてきた道沿いの億ション群の裏側に入るよう、迂回して脚を伸ばす。
すると、歩道橋のガード越しに、突如現れた全景。

 

果たして、ガードが高いので見物客用に設けられたのか、なんとなく踏み台みたいなものが置いてある。
しかしその形状から、これはおそらく踏み台目的の道具ではないと思われるが...。

この眺めはなかなか壮大。
実は後から知ったのだが、このパワーステーションは、ピンクフロイドのジャケットに使われていたりして、知る人の間では結構有名らしい。
チェルシーFCが買い上げてスタジアムに改装する(しかし白い柱は残す)という話もあったようだが、数日後の新聞で、マレーシアの企業が競売に買ったと報道があった。
スタジアムもちょっと見てみたかったから残念... アジアンマネー強し。



ちなみにさっき通ったQVCの前を反対側から歩いて来るとこんなものが。
翌日のジュビリー祭に備えて、女王と旦那のお顔です。

その後はまた来た道を戻り、バタシーブリッジへ。
対岸へ渡る道中、橋の上からも川越しにパワーステーションが臨める。
ここまででカメラのバッテリ切れてしまい、写真ないけど。残念...。

締めはまた少しバスに乗りPimlicoへ。
夕方6時閉館のテートブリテンを、5時30分に入館し、少しだけ鑑賞。
閉館間際まで結構お客さんが多くてビックリ。
それにしても、テートブリテンはどうしてあんな不便な場所にあるんだろうか...。
観光客の時分から不便だな、と思っていたが、いざバスや電車を乗りこなせるようになってもやっぱり不便。。

いつもロンドンの東半分、しかもゾーン2の限りなく狭い範囲で活動しているため、ケンジントン、チェルシー、バタシーなんて聞くとアウェー感満載なのだけど、
いざ行ってみると
「あら、私たちも歩いて許されるんじゃない」的な、
非常に新鮮な嬉しい発見の多い一日だった。

ブログランキング・にほんブログ村へ