2012年8月18日土曜日

久々外で Signor Sassi


オリンピックが終わり、街の喧騒も一段落した夏の某日。
通訳学校で知り合った日本人のお友達と食事に出かけました。

幹事のO氏は駐在員で、ロンドン中のいろんなお店をご存知の様子。 
その中から Knightsbridge ハロッズ近くにあるイタリアンの Signor Sassi を紹介してくれました。

普段ほとんど外食をしないため、レストランに入るのに若干緊張...。

邦人4人、日本語で機関銃トークを展開しながら、美味しいイタリアンとワインを堪能しました。
話題はもっぱらオリンピックの事に偏っていました。
予想外の盛り上がりに楽しんじゃっているのは皆いっしょ。
精力的にチケットを取って、試合会場に観戦に出かけているようで、それぞれ体験談を報告をしたり。

前菜は魚介のマリネ、エビのカクテル、カラマリフライ。テーブルいっぱい。

こちらは常連のO氏おすすめのエビのパスタ。見た目通り美味しい。

さらにO氏イチオシのエビのリゾット。(ブレてしまった...)
これは、確かに美味しかった。コクがあって、日本人大好きそうな味。

ボンゴレ。
ボンゴレが日本に上陸した頃は、右も左もボンゴレ食べてる時代があったな... という印象で、あえてレストランで頼んだことがないメニュー。
期待通りあっさりでいい感じ。

炭水化物メインばかりなので、魚も注文。
ただし、私は炭水化物でお腹がいっぱいでほとんど食べられず...。


とかなんとか言いつつ、しっかりデザートのティラミスは別腹に格納。
ただし、巨大すぎて、最後は味わえなかった気が...。

すっかり陽も落ちた頃に解散。
また来てみたいお店です。
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2012年8月2日木曜日

魅惑のバスク紀行〜ビルバオ編②

グッゲンハイム美術館を満喫した翌日の土曜日、まずは夕方ビトリアへ移動するためのバスチケットを買うため、ビルバオのバスステーションへ。

前日は歩いて宿と美術館を往復したが、市内を囲うように走っているトラム(路面電車)に乗ってみた。
これがなんだか、妙にモダンなので、ちょっと違和感...。
乗ってみて改めてわかったが、ビルバオという街は、どうもこう、「作られた」感が匂ってくる街である。
街が自然に成長していったのではなく、人によって作り上げられた、的な。わかります?
もっと言っちゃうと、昔は鉄鋼の街だったところが、グッゲンハイム美術館を中心に、突如アートやデザイン、モダニズムに目覚め、半ば無理矢理軌道修正して現在の形になったような印象を受ける。実際のところは知らないけど。

ビルバオ〜ビトリア、さらにサンセバスチャン含め、この地域の3大都市であるにもかかわらず、それぞれを結ぶ電車の便がない。
よって都市間の公共移動手段はバス。バスターミナルにはいくつものバス会社が乗り入れ、朝から切符を買う乗客で溢れかえりにぎやかだった。
ビトリア行きの便は1時間1本程度の頻度で発着し、5.4 €。窓口はまたもスペイン語オンリー。
ビルバオは観光客も多いはずなのに、ほとんど英語はいけないようだった。意外。

無事にチケットを買った後は、Museo de Bellas Artes de Bilbao(英語だとファインアート美術館)まで歩き、見学。
特に前知識も期待もなく出かけたが、これがなかなか良かった。
建物もお洒落だし、中は予想以上に広い。一周してぐったりしてしまうほど。
モダンアートのコーナーが気に入った。残念ながら、写真はなしです。

ビルバオ=バル巡り というくらい、ガイドブックではバルバル謳っているものの、いざバルに入るとなると、なかなか敷居が高い。
メニューがバシッとあるわけでもない(ある店もある)ので、カウンターで指差し注文するわけだが、同伴の家人はナッツアレルギーのため、逐一原材料の確認が必要。
ほとんどの店がスペイン語オンリーなので、いちいち緊張するわけです。
混んでいたりすると、「この外人、もたもたするなよ」と無言の抗議を受けそうで...。

何十分もうろうろし、勘ながらなんとなく入って声を掛けやすそうな店を物色し、ようやくAbando駅横の店に落ち着く。

クリアンサ美味しかった。そして、セラーノは裏切りませんな。
手前のコロッケみたいなのも、中身はチキン&クリームで美味しかった。



さて、お腹が満たされほっとした後、夕方までまだまだ時間があるので、午後は地下鉄に乗って、世界遺産のビスカヤ橋を見学。

地下鉄 Areeta 駅下車。本当にこんなところに世界遺産の橋が...? と思わせる、ド住宅地の中を歩き、とりあえず川を目指す。

10分強歩くと、突如、民家の間から橋を支えるケーブルが。



きたーーーー



橋フェチにはたまりません。
このゴンドラに乗って橋を渡ります。
 

切符売り場で右往左往していたら、親切な地元民が買い方を教えてくれた。
公共交通機関という位置づけなので、観光客でも一回渡るのに100円もしないくらい。

橋の上ウォークは一人5€。ここまで来てやらないわけにはいかず。
若干風が強いが、ビスケー湾の眺望。

足元、遥か下を行き来するケーブル。

歩いてきた住宅地を上から。

他にも観光客が2組くらいいたけど、ほぼ貸し切り状態。
実は、前知識まったくゼロで訪れたものの、、思いの外この橋を大満喫。

再び地下鉄でビルバオへ戻り、バスの時間まで小一時間、トイレを借りながら、ワインを飲んで過ごす。
たまたま入ったバーだったが、なかなかお洒落で高得点。


以上でビルバオ滞在は終焉。一路、ビトリアへ。


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2012年8月1日水曜日

魅惑のバスク紀行〜ビルバオ編①

7月20日から週末を挟み、スペインへ旅行。

もともとは10キロ走完走の記念にアイスランドへ行こうと思っていたのだが、思い立った時には既にチケットが高騰しており手が出ず。
別の候補地として、以前から検討はしていたビルバオが浮上。
そういえば、ビルバオの近くの街に、10年来の友人が住んでいた事を思い出し、じゃあついでに訪問してしまえ!ということで、急遽バスクを巡る旅に企画変更することに。
週末を挟んで3日くらいでいくはずが、EZ Jet で何故かぼこっと一日だけ復路の航空券が安い日があったので、せっかくだからと予想外の長旅4泊5日になってしまった。
5日もあるので、ビルバオ→ビトリア(友人宅)→サンセバスチャンのバスク3都市を巡るゆったりツアーとなった。

初日はスタンステッド空港からビルバオへ。
ビルバオ...美術館以外は予備知識ほとんどなしで行ったけど、かなり小さい空港だった。ビクトリアの滝に行った時のザンビアの空港を彷彿とさせる小ささ。
空港から市内まではバスで20分弱くらい。事前に人々のブログを読んでおいたので、ここまでは予定通り。

バスで街へ入って行くルート上にグッゲンハイム美術館があり、早速そのユニークな外観を拝むこととなる。
我々は街の中心の停留所でバスを降り、ビルバオの銀座(?)、ショッピング大通り(といっても1キロもない)を歩いて旧市街にある宿を目指す。
途中、El Corte Ingres に立ち寄り、スーパーで水と食糧を調達。

旧市街は迷路のようで、地図を持っていたにもかかわらず迷ってしまい、宿に辿り着くまでにずいぶん行ったり来たりした。宿は Bilborooms 、一泊だし、Booking.com で見つけて立地と値段で選んだ。思いがけずバリアフリールーム。スペイン語オンリー、英語は通じず、しょっぱなから洗礼(苦笑)。

少し休んでから、ビルバオのハイライト、グッゲンハイムへ。
ビトリア在住の例の友だちがタダ券をゲットし、前日に宿に届けてくれていた。
旧市街から川沿いをゆっくり歩いても30分程度で行ける。

ズビズリ橋。 橋フェチには萌え〜です。


さらにグッゲンハイム美術館と同化しつつあるもう一本の橋。
見えてきました。

川側の入口付近にはこんなオブジェが。

さて、入場。
館内は大きな荷物はNGなので、クロークに預けます。
ついでに写真撮影もNG。でも写真に撮らないにはもったいないユニークな内装。みんな撮影しまくっています。
一眼レフはさすがにあずけてしまったものの、我々も小さいデジカメで激写しました。

白いロビーの曲線美。この辺は暗黙の撮影OK。


これは展示品なので撮影NGながら、おもしろかったのでこっそり撮ってしまった。許してにゃん。


 これは目玉のひとつ、「ヘビ」という作品を上から撮ってみたもの。

ビルバオは鉄鋼の街。筒状を成す木に見える素材は実は鉄板。
実際に壁と壁の間に入ると、ちょっとした迷路気分。

グッゲンハイム美術館は3階建て。もちろん、上記のオブジェやヘビの他には絵画もたくさんある。
個人的にはヘビが一番のお気に入りだが、何よりも白いロビーが圧巻で、500枚近く写真撮りましたが、なにか?

我々は夕方3時半くらいに入って、出てきたら7時すぎくらいだったか。結構な見応えで、若干ぐったり。。



街側の出口から出ると、目の前にかの有名な犬(パピー)が。
美術館を背に、街を見据えるような体制で立っている。ハチ公みたいな感じだな...。

ちなみに写真の男性は写り込んだ赤の他人です。

近くに寄ってみると、色とりどりでまあ鮮やか。これは右のお腹〜前足あたり。
どうやってお手入れしているんだろう...。

  

せっかくなのでうちの犬とも記念撮影。


また30分ばかりゆっくり橋の写真を撮ったりしながら旧市街まで戻る。
夕飯は近所のバルで、煮込みを食べた。
とにかくそこら中にバルが連立しているので、どこに入るかは勘で選ぶしかない。
街は遅くまで賑わう中、良い子の我々は9時過ぎに宿に戻って早めの就寝。

2日目に続く。


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