2011年12月16日金曜日

LSE 卒業式




12月15日にLSEの卒業式がありました。

外国の大学の卒業式と言えば、ガウンを着て帽子を被って... というイメージが先行しますが、本当にガウンを着て帽子を被るのには少々ビックリしました。
映画の中の世界だと思っていたもので。

あのガウンや帽子は、自分で買う事もできるようですが、ほとんどの学生はレンタルします。
実は私は、レンタル代がもったいない(いくらかかるのか実際ちゃんと調べていなかったのですが、勝手に100ポンド以上すると思い込んでいた)ので、前日までガウンは着ないで普通のフォーマル服で参加する予定でした。
が、卒業式の前日に卒業証書を受け取りに大学へ出向いたところ、別の学部の卒業式が行われており、見ると卒業生は一人の例外もなく全員ガウンを着ている!!

これは...一人だけ着ないで参加するのは、場違いというかむしろ哀れ...

でもガウンのオンライン予約は終わってしまったし、どうしたものか...

と、ふとガウン貸し出しカウンターを眺めると、期待通り "Last Minute Hire" の文字が。
当日申し込みで55ポンドで借りられることがわかり、ほっと一安心。
ちなみに事前に予約をすると49ポンドだったそう。

これが55ポンドのLSEガウン

LSEの卒業式は、Presentation Ceremony と呼ばれ、大学内にあるシアター(普段は劇など一般向けの演目が上演されている)で行われます。
日本風に簡単に言うと、いくつかの学部が合同で行う卒業証書授与式。
この日も、シアターは朝、昼、夕方と入れ替え制で卒業式が3回行われていた様子。
我々地理環境学部は、国際開発学部、ジェンダー研究所などと一緒の開催でした。

出席した生徒は全員壇上で名前を呼ばれ、大学の偉い人(誰だったか...)と握手をするので、20秒くらいはステージの上で脚光を浴びることができます。
さらにDistinction(優)の成績を修めた学生は、わざわざ名前と一緒に "with distinction" と添えられていました。
うちのコースは45人程度の学生のうちだいたい半分強くらいが参加していただろうか。
ヨーロッパの学生はわざわざ家族を連れて飛んできている人が多かった。
一方、アジアやアメリカはわざわざ式のためだけに戻って来る人はあまり見られなかった。


式の後にはレセプションがあり、ワインやおつまみが振る舞われました。
教授陣もうろうろしていたようだけど、あいにく私は疲れきって早々に切り上げてしまったため、どこに誰がいたのか把握できず...

LSEが終わってからも、ずっとロンドンに、LSEにすぐ行ける所にいて、しかも週に一回はLSEのスペイン語クラスに通っているため、「ああ戻ってきた!」的な感動が薄かったというか、またいつでも戻って来られる感が強くて、さほど後ろ髪引かれる気持ちがなかったのはこのためでしょうか...

しかし、学生生活が終わってしまったんだな、という実感は一気に湧いてきました。
なんだか寂しい。
もっとも、またあの勉強の日々に戻れと言われても困ってしまうけど。もしその時は、次はちゃんと真剣に考えて学部学科を選びます(苦笑)。

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