15年近く前、大学時代に一年間交換留学していたエセックス大学を、
お仕事で訪問する機会に恵まれた。
ロンドンの東の玄関、リバプールストリートから電車で一時間。
記憶の通り周囲に何もないコルチェスターの駅。
バスも出ているが、お客さんと一緒にタクシーに乗った。
大学まで約15分。次第に見覚えのある景色(大型テスコなど)と共に、
遠く丘の上に大学の敷地内に建つ6つのタワー(学生寮)が見えて来る。
率直な感想。
こんなに田舎だったっけ?
街から外れ、何もない所に突然大学があるという感じ。
こんな何もない環境で、よく1年も過ごしたな...。
もっとも当時は毎週ロンドンに遊びに出ていたものだが。
でも、この写真を撮った位置の背中にあるコインランドリーは、
昔と変わらず古く狭苦しいまま。寒い中、洗濯物を持って通ったわ。
LSE 時代は図書館に籠っていたが、当時はほとんど図書館で勉強しなかったな。
一体どうしていたんだろう。
そもそも、勉強していたんだっけ?
10年前はまだパソコンが普及していなかったので、
何箇所かあったコンピュータールームはレポートを書く学生で一杯だった。
今はもう、タワー(寮)にも当然インターネットが入っているのだろう。
仕事が終了し、ロンドンへの帰路につく頃には、もう真っ暗になっていた。
お客さんもコルチェスターの街を見てみたいと言うので、
帰りは駅までバスに乗る事にした。
昔は大学から街の中心部を抜け、駅まで20分くらいで到着していたと思うが、
現在はしっかりルートが変わって、倍ぐらい時間がかかった。
エセックス大学の学生村みたいなのが街の近くにできていて、
先述のタワーとは比べものにならないきれいなアパート群が並んでいる。
その付近には、大型のホームセンターや一般向けの集合住宅もできている。
さすがに15年前の歳月は、街のランドスケープをだいぶ変貌させるなぁ。
それでも大学ののんびり感と、コルチェスターの街のこじんまり感は、
記憶の通りだったので、若干安心した。
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