2011年12月8日木曜日

エセックス大学訪問


15年近く前、大学時代に一年間交換留学していたエセックス大学を、
お仕事で訪問する機会に恵まれた。

ロンドンの東の玄関、リバプールストリートから電車で一時間。
記憶の通り周囲に何もないコルチェスターの駅。
バスも出ているが、お客さんと一緒にタクシーに乗った。

大学まで約15分。次第に見覚えのある景色(大型テスコなど)と共に、
遠く丘の上に大学の敷地内に建つ6つのタワー(学生寮)が見えて来る。

率直な感想。

こんなに田舎だったっけ?

街から外れ、何もない所に突然大学があるという感じ。
こんな何もない環境で、よく1年も過ごしたな...。
もっとも当時は毎週ロンドンに遊びに出ていたものだが。

右がかつて住んでいた建物。変わっていない。

手前のモダンな建物は新しい。10年前にはなかった。
でも、この写真を撮った位置の背中にあるコインランドリーは、
昔と変わらず古く狭苦しいまま。寒い中、洗濯物を持って通ったわ。

これも以前のままの図書館。
LSE 時代は図書館に籠っていたが、当時はほとんど図書館で勉強しなかったな。
一体どうしていたんだろう。
そもそも、勉強していたんだっけ?

10年前はまだパソコンが普及していなかったので、
何箇所かあったコンピュータールームはレポートを書く学生で一杯だった。
今はもう、タワー(寮)にも当然インターネットが入っているのだろう。

仕事が終了し、ロンドンへの帰路につく頃には、もう真っ暗になっていた。
お客さんもコルチェスターの街を見てみたいと言うので、
帰りは駅までバスに乗る事にした。

昔は大学から街の中心部を抜け、駅まで20分くらいで到着していたと思うが、
現在はしっかりルートが変わって、倍ぐらい時間がかかった。
エセックス大学の学生村みたいなのが街の近くにできていて、
先述のタワーとは比べものにならないきれいなアパート群が並んでいる。
その付近には、大型のホームセンターや一般向けの集合住宅もできている。
さすがに15年前の歳月は、街のランドスケープをだいぶ変貌させるなぁ。

それでも大学ののんびり感と、コルチェスターの街のこじんまり感は、
記憶の通りだったので、若干安心した。
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