2013年3月31日日曜日

Canary Wharf 就職一周年&ドーナツ


早いもので、夢の Canary Wharf 就職を果たしてから一年以上が経過してしまいました。

念願叶って毎日ウキウキ出社していた日々が懐かしいです。
一年経った今も、まあロンドンで生活している上で、これ以上理想的な仕事環境はないかな、という認識は変わっていません。
ただ、毎日同じ事を繰り返していると、人間心も身体も慣れきってしまうもの。
刺激的要素はすっかり薄れました。

思い返せば昨年3月に就職して以来、興奮期を越えて、現在まで燃え尽き症候群の症状が続いているように思えます。
あまりにも長い間、Canary Wharf で就職することを目標に、そこに繋がりそうなことはいろいろ手を出してあがいてきましたが、いざ達成してさあ次、と考えると、はて自分の人生で、他にたいして何も残っていないということに今更気がつきました。
この目標に直接関連がなかった(正確には、ない、と思って取捨選択で捨に追いやられた)ものたちのことです。
例えば、日本の女子たちが走りがちな趣味やおけいこごとだったり、そういったものを通してできる人脈、特別な資格やスキルの勉強など。
今思えば、興味を持つことへの興味がまったく湧き起こらなかったものたちです。
同じような理由で、大目標が片付いた後、次の目標も見えてきません。
かといって、現状で満足していない今、何か次ぎのアクションを起こさなくては打破できないし。

はて。

この一年しばしば静かに悩みました。
活路を見出せずにいることに悩みつつ、一方で、健康でそこそこ資金もあるのにどこへどう動いて良いかでうだうだと贅沢に悩んでいる自分が情けなく罪深い。

が、ようやく何となく突破口が見えてきた気がするので、まだ有言はしませんが実行に向け静かに動こうと思います。


さて、若干メンタルなつぶやきを終えたところで。
ちょうど就職一周年に差し掛かったとある金曜日、朝の通勤電車で突然思い立ったらしいボスが、ドーナツとコーヒーを買って皆に振る舞ってくれました。


しかし、その場にいたのは一人は葉っぱしか食べない摂食障害の J(これについては以前の記事でも述べた通り、何とかしてあげたいのだが、結局のところ本人の問題&症状が表に出ない&現場を押さえられないので難しい)、一人は万年ダイエット中、残る3人は喫煙でおなかいっぱいのボス本人と私とハンガリー人。
必然的に、私とハンガリー人が4つずつおいしくいただき、残りは通りすがりのラッキーな別のチームの輩が持って行きました。
24時間365日甘いもの絶賛受付中の私は、ランチ代も浮いてそれは良い一日となりました。

クリスピークリームドーナツといえば、以前ちょっと派遣で行っていた新宿の某社の前に支店がありましたが、四六時中人々が行列している印象しかありません。
日本にいた時分にも何度かいただきましたが、ダンキンドーナツを食べて育った私には、行列に並ぶ人々を横目に、いまいちその価値が理解できませんでした。
ロンドンにはそれはもうそこら中に支店があり、行列を目にした事は皆無。
浸透度だけは相当で、スーパーにもクリスピークリーム用のラックが設けられている程のユビキタスっぷり。
かつて住んでいたシドニーの会社の近くにもお店がありましたが、行列どころかいつもスカスカの印象です。
何故日本ではあんなにまで騒がれちゃったんでしょうね?

本題に戻ります。
決して食べ物に釣られているわけではないですが、日々やれアメリカ人と仕事したくない、仕事がつまらん(自分で楽なのを選んだんだが)などとぼやきつつも、仕事中にジャニーズ聴き放題(イヤホンです、もちろん)、ビジネス相手を練習台にイタリア語の練習もできて、たまにこうしてドーナツが出て来る職場、やっぱり恵まれているなあと思う。
収入や待遇、上を見ればきりがないんだろうけど、こういう日々の小さな事に幸せを感じられる心は忘れたくない。

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