2011年11月30日水曜日

クリスマスシーズン到来


ロンドンは11月半ばにはもうクリスマス一色。
上の写真はRegent Street..

こちらは Covent Garden...

写真でもいい感じだが、実際この空間に入ると、実になかなか幻想的。
今年もシングルベルを鳴らさなくて済む安堵感。。

ウォータールー近く、テムズ川沿いにも毎年恒例のクリスマスマーケットがオープン。


クリスマスマーケット=ドイツ&オーストリア。なんで?あれってあの辺が本場なの?
ソーセージやチーズを売るドイツ風の立ち飲みバーが並ぶ。

こちらはチョコレートシャンテリー。うきゃー、美味しそう。

ハイドパークには、毎年ウィンターワンダーランドという即席遊園地が出現。
後楽園ちっくなB級感がたまらん。


移動観覧車。ものすごい速度でスピン。


散歩がてら歩いて向かったHarvey Nichols はなんと雪を降らせていた。
実際近寄って見るとシャボンだったけど、ついはしゃいでしまったのか、泡まみれでその場を去る人の姿も。


街全体がフェスティヴな雰囲気に包まれているのは、さすがヨーロッパ。
寒さも手伝って、全体的に温かみがある。
日本のデパート商戦の盛り上がりとは全然違うね。
オーストラリアの夏クリスマスもなかなかユニークな味があったけど、やっぱこっちだな。

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2011年11月25日金曜日

アイススケート



この時期になると、ロンドン各地にアイススケートリンクがオープンする。

幼少期には稲毛海岸のマリンピアに毎年冬滑りに行っていたものだ。

昨年20年ぶりにロンドンのリンクへ出かけてみたら、案外滑れるものである。
自転車と同じで、一度滑り方を覚えたら身体は忘れないものなのだろうか。

ロンドンアイのふもとのスケートリンク。
45分のセッションをオンラインで予約して、9.45ポンド。


行ってみたら、予約した時間には我々ともう一組しかリンクに入らず、ほぼ貸し切り状態。

全面青いイルミネーションに囲まれながら、幻想的な世界で滑りまくった。

転びませんよ。バック滑りもできます。次回はスピンに挑戦。

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2011年11月19日土曜日

LSE 修了〜1年を振り返る。


このブログの当初の主旨はLSE留学ブログで、実際LSE情報を求めて訪問してくださった方もいるようなので、ここらで久々にLSEネタを挿入させていただきます。
今回ばかりは、LSE情報を求めて、またはなんらかの縁あってこのブログを訪れてくれた方に向けて、「です」「ます」調で書きます。

この度、昨年10月から在籍していたLSEの MSc Environment and Development を無事修了しました。

イギリスの修士は一般的に1年間であっという間です。LSEの場合、実際授業が行われるのは10月〜12月の前期10週間、クリスマス冬休みを挟んで1月〜3月の後期10週間のみ、その後は6月に試験があり、8月に修士論文を提出して終了でした。

卒業に必要な単位は4ユニット で、私は必修の通期(前期と後期両方)1ユニット、選択科目の通期1ユニット、前期の0.5ユニット、後期の0.5ユニット、そして修士論文1ユニットを選びました。

① Sustainability: Economy, Technology and Industry 必修1ユニット
② Environmental Regulation: Implementing Policy 選択1ユニット
③ Population and Development: Analytical Approach 選択0.5ユニット
④ Business Model Innovation: Base of the Pyramid 選択0.5ユニット
⑤ Dissertation 1ユニット

選択科目の選択肢は通期1ユニット、半期0.5ユニットそれぞれ色々あるけれど、0.5ユニットを取るとその分試験の数が増えるので、あえて一つ通期の科目を取りました。
ぶっちゃけますと②はそんな理由で選んだので、あまり興味のある分野ではなかったり...。

①②はコースの後半に3,000語のエッセイがあり、成績の25%に反映され、残り75%は試験の点数で決まります。
③は100%試験の点数、④は試験はないけど2,000語のエッセイ一本とグループプロジェクトが50%ずつのウェイトを占めました。
持ち回りでプレゼンをしたりはあったけど、プレゼンの出来や出欠、またクラスへの貢献度を成績に加味することは一切なし。あくまで「書いたもの」だけが採点の対象になるというポリシーが色濃いです。
これは、学部やコースにより違うのだろうか?不明。

エッセイは文献を見て書くことができるけれど、試験には何も持ち込めないので、あちこちの文献で読んだネタや情報を自分の意見の裏付けに使うために覚えておくのが結構な作業でありました。
特に、国籍不明の外国人の名前を覚えるのは苦労したな...。Smith とか Jones とかなら楽勝なのだが、なんと発音するのかもわからないエキゾチックな名前の学者は参るワ。

6月に試験を終え、8月末に修論を提出し、ようやく成績が出たのが11月18日。
50点以上でPass(可)、60点以上でMerit(良)、70点以上でDistinction (優)というランク分けです。
私の成績はというと... まあおもしろいくらいおもしろくない成績でした。
結果からすると全科目総合で Merit なんですが、全科目が3点のレンジの中に入っている... つまり、特に良い科目もなければ悪い科目もないという、実に平均的な成績に終わりました。

とは言っても、無事に卒業することができて(しかもMerit)、何の文句もございません。
一節によると、Pass で出るのと Merit で出るのでは、後々いろんなところで影響が出るとか?(新卒の就職の場合、気にする会社があるそうです。)
まあ私くらいの年の中途採用ならあんまり関係ないのかもしれませんが...。

1年を振り返って、最も印象に残っているのは... やはり④のコースでインドの田舎に実地調査に出かけたグループプロジェクトでしょうか。
このコースは私が所属していた地理学部のコースではなく、マネジメント学部に横入りして履修していました。
内容に興味があったのも本当ですが、ズバリ『試験なし』が決め手となって選んだコースでしたが...。
結果として、試験勉強以上の時間と労力を、プロジェクトに費やしたと思います。
でも、学んだ内容は最も頭に残っているし、何より一番達成感を得ることができました。

あとは、3月の直後に①のコースのエッセイ提出とプレゼンがあり、地震のショックの中で募金活動しながら作業したのは、我ながらよく頑張ったと思います。(しかもその時期同居人が高熱を出し、そのお世話にも追われていた記憶が...)

よく、海外留学の体験談で、「一生で一番勉強した」という感想を聞きますが、約2ヶ月の試験勉強はまさにそんな感じでした。
特に私は(もう10年以上前だけど)四年制大学時代に、本当にまったく一秒も勉強らしい勉強をした記憶がないもので(汗)、まず勉強の仕方がわからなかった(苦笑)。

成績確定と同時に、申請すれば大学が Post Study Work ビザ申請に添付するレターを用意してくれます。
これをもって、学生ビザからPSWへの切り替え申請に突入です。



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2011年11月18日金曜日

Wembley stadium





放課後、ウェンブリースタジアムにて、イングランド対スウェーデン戦を観戦。

実は数ヶ月前に、イングランド対オランダのチケットを取り、ここに観に来るはずだった。
が、その前の週に勃発した、ロンドン各地での大暴動により、試合はキャンセルに...。
初のウェンブリー、しかもオランダ戦の好カードだったので、あの時ほど世の情勢を恨んだことはない。

今回は、一週間くらい前に、思いつきでネットでチケットを予約。
国際親善試合なんて、すぐに売り切れてしまうと思いきや、意外にも余裕でチケットが取れた。
しかも、当日着いてビックリ。
なななんと一番前の席ではないかい。


ピッチが目の前。
ものすごい臨場感。

手元のホットドッグのすぐ先にピッチが。

イブら紐ビッチもすぐそこ。

熱狂的なファンたちを差し置いて、外国人の我々がこんな特等席を占拠してしまい、いや申し訳ない。

アウェイのスウェーデンのサポーターの一角一握りを除き、ほぼイングランド一色。しかし9万人だか収容のスタジアムの半分程度しか埋まっていなかった様子で、上の方の席はガラガラ。

しかし、5万人近い観衆と一緒に God Save the Queen (イギリス国歌)を歌ったのはちょっと感動でしたな。

それにしても、私が知っている往年のイングランド代表選手はもうピークを越えたのか、代表には知らない名前ばかりが連なっていた。
若手の台頭と言えば聞こえがいいが、うーん、時代の流れを感じる。。


試合はイングランドが前半に一点取ったものの、
後は特に動きという動きもない平凡な展開だった。
全体的にイングランド主導のゲームで、何度か見せ場はあったものの、決め手に欠けるというか。

帰宅ラッシュを避けて試合終了前80分で帰路に着くも、見事に波に飲まれた。

イタリア代表は来ないのかね。来たら行きたいね。
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2011年11月5日土曜日

Bonfire Night



イギリスでは毎年11月15日は花火の日である。

1605年11月5日、国会議事堂を爆破しようとした火薬陰謀事件(クーデター未遂)の実行犯Guy Fawkesにちなんで、Guy Fawkes Day などとも呼ばれている。
結局未遂に終わり、火薬の番をしていたこの男は捕まって、後に処刑(しかもかなり惨い)されたそうだが、この事件を記念(?)し、火薬=花火...と繋がったと想像する。

大学生の頃、コルチェスターという東部の町にあるエセックス大学に交換留学していた時も、この日は町の中心部の広場に皆終結し、寒い中花火を見たことを覚えている。
ロンドンでも今夜は各地で花火がドンドン上がる音が聞こえた。

我々の家の近く、Blackheath という町(Greenwichにもほど近い)でも、ひたすら続くだだっ広い原っぱで、地域を上げての大花火鑑賞会が開催され、どれどれ出かけてみた。

以前一度訪れた時には、かわいい街並だけれどもさほど賑わっているとも思えなかった Blackheath 中心部も、今晩はロンドン中から集まってきた花火見物客で路上はごった返し、飲み屋やレストランも大盛況。

見難いが、移動遊園地(右奥の方の光)も設置される大型行事


6時過ぎに到着し、近隣のパブで一杯やっていると、到着時にはガラガラだった原っぱにもみるみるうちに人々が終結してきた。
7時半に原っぱへ向かうと、群衆も花火鑑賞のスタンバイに入っていた。
なんでも、10万人が訪れる大型イベントと聞いていたが、原っぱがとにかくとてつもなく広いせいか、窮屈感はない。

8時から予定されていた花火は、5分ほど遅れて始まった(5分の遅れはかなり優秀)。
とにかくどこまでも平原なので、前を遮る建物も何もない。
花火は20分くらい続いたが、くっきりしっかりはっきり見えた。

日本で花火というと、夏の風物詩であるため、この寒い時期に花火??というとあまりピンと来ないのだが...。
こちらでは花火は季節を問わない様子。事実、なんとかフェスティバルという折りに一年中ドンパチやっているのが聞こえてくる気も。



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2011年11月3日木曜日

週末パリ







10月31日のハロウィーンが祝日であると大勘違いし、
週末+月曜日の3日旅行を計画してしまったおっぺけぺーですが、なにか?
(祝日のわりには、予約時にユーロスターの料金安いなと思ったもんだ...)

この週末+1日はパリで過ごした。
ロンドン〜パリはユーロスターで3時間強。新幹線で東京〜京都みたいなもんかしら。
しばらく前にネットでチケットを予約し、往復で一万円くらいだったと思う。
こう考えると東京〜京都より安いわね。

パリは気がつけば6回目?7回目?
日本人はみんなパリ大好きで、多大な期待を抱いて訪問し、現実とのギャップにショックを受け鬱病になってしまう「パリ症候群」なんてのも新聞で報道されていたが、私自身は正直これまでパリに魅了されたことは一瞬もない。別に嫌いでもないが(7回も行ってるくらいだし)、毎回これが最後の訪問となっても全く構わないという気持ちで去る。

今回のパリ行きは、私ではなく同行者Kの希望であり、まあすぐそこだし、しばらく行ってないし、冬服の調達にでも行くか、というノリで出かけた。

以下、旅行記。

1日目:
この日で安いチケットを取ったため、ロンドンのセントパンクラス駅出発は6時22分。
一応、海外旅行なので、出国審査もある。一時間前には駅にたどり着きたい。
逆算して、自宅を出るのは4時。前日もぐったりで荷物を作っていなかったので、3時に起きてシャワーを浴び、10分で荷造りして真っ暗闇の中を出かける。
5時15分にセントパンクラス駅に到着。
一応、海外旅行なので、パスポートコントロール等、一通りの手続きを済ませる。
早起きがたたり、電車の中は、大声でわめき散らす大迷惑な子供たちの騒音にも負けず、ひたすら爆睡。
あっという間に朝9時半のパリ北駅に到着。

まずは荷物を背負ったまま、駅から徒歩で「アメリ」で有名な運河へ。
ここも以前に訪れたことがあるけど、今回は運河を船が上って行く様子を生で観ることができ、かなり興奮。

その後、ギャラリーラファイエット経由で、宿泊先のホテルまで歩く。
荷物が重い&朝から何も食べていないので、途中でお腹が空いて、カマンベールチーズを貪りながら歩く。
ラファイエットで、早速渡仏の目的である、フランスのパンを賞味。
日本にもある(けどイギリスにはない)メゾンカイザーのクロワッサン... プライスレス!

チーズを買ったスーパーで、パリの物価の高さを目の当たりにし、ショック!!
500mlのペットボトルの水が優に 1.5ユーロ。
イギリスで売っているのと全く同じブランドの同じジュースやお菓子も、値段はロンドンの約2倍。
(しかし買ったカマンベールは自社ブランドなのか、まずまずお手頃だった)
観光客向けのコンビニだからこの値段かと思いきや、普通にスーパー行っても大差ない価格。
一体、パリの人たちはどうやって生計を立てているのだろうか...。

昼過ぎにホテルに到着。荷物を置いて、一休みして早速出歩く。
宿からほど近くにマドレーヌ寺院というのがあった。
すぐ横には、日本でも有名なフォションのお店。
フォションは紅茶屋と思っていたが、お茶の他にもジャムやら調味料やらお惣菜まで、いろいろ売っていた。
私は紅茶は飲まないので、あまり縁のないお店だが、店内がカラフルで、普段見かけない珍しい商品を見ているだけでも楽しい。
日本人の観光客もさすがに多い。あちらこちらから日本語が聞こえる。


お店の前に突如2匹のうさが。

その後、コンコルド広場へ歩き、セーヌの対岸へ。
ちらちら買物をして、家路(ホテル)に着き終了。


2日目。朝から散歩を兼ね歩く。

気持ち良く整った街路樹。
シャンゼリゼのレオンでランチをしようと思ったが、
始動が早すぎたせいか、開店時間まで待てず、予定変更。

セーヌ川方面へ歩き、目についたカフェで食事。




その後、今回のパリのメインイベント、下水道博物館 (égouts de Paris)!!
レ・ミゼラブルで主人公がパリの下水道を逃げる有名なシーンがあるようですが、
それは私知りません。
ただもう下水道に入れるというだけで、テンション上がるではないですか。





下水道にも、地上と同じようにちゃんと通りの名前がついている。









脈々と続く地下の世界を、すぐ目の前を流れる下水(若干臭う)の轟音とともに大満喫。
だいぶ、長居してしまった 。。



その後は地上の美術館ケブランリを見学し(下水でテンションを上げ切ったので若干お疲れモード)


エッフェル塔を眺め、ホテルに戻り休憩。

夕方気を取り直してレオンへ。
チェーンのムール貝レストランだけど、なぜかパリに来ると毎回寄っている。
お手軽だし、フランス料理が苦手な私には、確実に無難なものが食べられるのでグッド。



隣のルイヴィトンのウィンドウがとても華やかで感動。


夜の凱旋門→思いがけず、きらきら光るエッフェル塔もばっちり鑑賞して帰宅。
ロマンチックとかいう感動を通り越しちゃうベタさたけど、美しいので良し。


翌朝は天気がこの上なく良かったので、またまた定番ながらモンパルナスへ出かけてみた。
ポールで買ったパンを朝食にかじりながら坂を上る。
白い建物、緑の芝と青い空のコントラストが素晴らしい!



さて、ここからが問題。
3連休を満喫するため、夜のユーロスターを抑えたのだが、夜まですることがない。。
もう見るところ見ちゃったし、買物するのも食事するのもバカ高いし、ホテルも出なきゃいけないし、一体どうすりゃいいのさ。
お茶を飲みにカフェめいたところに入ろうとするも、観光客が集まるエリアの昼時は、お茶だけはNG、食事もしなくちゃいけないとか縛りが多い。
おなかすいてないんですけど。。

結局、何度も通ったラファイエットで結構な時間を潰し、、
何をするでもなくうだうだして電車の時間を待つという不毛な時を過ごした。

思い返してみると、パリ滞在の最後って毎回こう。
要は、することがないのよね。。したいことも行きたいところももはや特にないって言うか。
ちゃんと調べればあるのかもしれないけど(下水みたいに穴場の博物館とか)。
だから、毎回もう来なくてもいいやと思って帰るんだろうな。
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