このブログの当初の主旨はLSE留学ブログで、実際LSE情報を求めて訪問してくださった方もいるようなので、ここらで久々にLSEネタを挿入させていただきます。
今回ばかりは、LSE情報を求めて、またはなんらかの縁あってこのブログを訪れてくれた方に向けて、「です」「ます」調で書きます。
この度、昨年10月から在籍していたLSEの MSc Environment and Development を無事修了しました。
イギリスの修士は一般的に1年間であっという間です。LSEの場合、実際授業が行われるのは10月〜12月の前期10週間、クリスマス冬休みを挟んで1月〜3月の後期10週間のみ、その後は6月に試験があり、8月に修士論文を提出して終了でした。
卒業に必要な単位は4ユニット で、私は必修の通期(前期と後期両方)1ユニット、選択科目の通期1ユニット、前期の0.5ユニット、後期の0.5ユニット、そして修士論文1ユニットを選びました。
① Sustainability: Economy, Technology and Industry 必修1ユニット
② Environmental Regulation: Implementing Policy 選択1ユニット
③ Population and Development: Analytical Approach 選択0.5ユニット
④ Business Model Innovation: Base of the Pyramid 選択0.5ユニット
⑤ Dissertation 1ユニット
選択科目の選択肢は通期1ユニット、半期0.5ユニットそれぞれ色々あるけれど、0.5ユニットを取るとその分試験の数が増えるので、あえて一つ通期の科目を取りました。
ぶっちゃけますと②はそんな理由で選んだので、あまり興味のある分野ではなかったり...。
①②はコースの後半に3,000語のエッセイがあり、成績の25%に反映され、残り75%は試験の点数で決まります。
③は100%試験の点数、④は試験はないけど2,000語のエッセイ一本とグループプロジェクトが50%ずつのウェイトを占めました。
持ち回りでプレゼンをしたりはあったけど、プレゼンの出来や出欠、またクラスへの貢献度を成績に加味することは一切なし。あくまで「書いたもの」だけが採点の対象になるというポリシーが色濃いです。
これは、学部やコースにより違うのだろうか?不明。
エッセイは文献を見て書くことができるけれど、試験には何も持ち込めないので、あちこちの文献で読んだネタや情報を自分の意見の裏付けに使うために覚えておくのが結構な作業でありました。
特に、国籍不明の外国人の名前を覚えるのは苦労したな...。Smith とか Jones とかなら楽勝なのだが、なんと発音するのかもわからないエキゾチックな名前の学者は参るワ。
6月に試験を終え、8月末に修論を提出し、ようやく成績が出たのが11月18日。
50点以上でPass(可)、60点以上でMerit(良)、70点以上でDistinction (優)というランク分けです。
私の成績はというと... まあおもしろいくらいおもしろくない成績でした。
結果からすると全科目総合で Merit なんですが、全科目が3点のレンジの中に入っている... つまり、特に良い科目もなければ悪い科目もないという、実に平均的な成績に終わりました。
とは言っても、無事に卒業することができて(しかもMerit)、何の文句もございません。
一節によると、Pass で出るのと Merit で出るのでは、後々いろんなところで影響が出るとか?(新卒の就職の場合、気にする会社があるそうです。)
まあ私くらいの年の中途採用ならあんまり関係ないのかもしれませんが...。
1年を振り返って、最も印象に残っているのは... やはり④のコースでインドの田舎に実地調査に出かけたグループプロジェクトでしょうか。
このコースは私が所属していた地理学部のコースではなく、マネジメント学部に横入りして履修していました。
内容に興味があったのも本当ですが、ズバリ『試験なし』が決め手となって選んだコースでしたが...。
結果として、試験勉強以上の時間と労力を、プロジェクトに費やしたと思います。
でも、学んだ内容は最も頭に残っているし、何より一番達成感を得ることができました。
あとは、3月の直後に①のコースのエッセイ提出とプレゼンがあり、地震のショックの中で募金活動しながら作業したのは、我ながらよく頑張ったと思います。(しかもその時期同居人が高熱を出し、そのお世話にも追われていた記憶が...)
よく、海外留学の体験談で、「一生で一番勉強した」という感想を聞きますが、約2ヶ月の試験勉強はまさにそんな感じでした。
特に私は(もう10年以上前だけど)四年制大学時代に、本当にまったく一秒も勉強らしい勉強をした記憶がないもので(汗)、まず勉強の仕方がわからなかった(苦笑)。
成績確定と同時に、申請すれば大学が Post Study Work ビザ申請に添付するレターを用意してくれます。
これをもって、学生ビザからPSWへの切り替え申請に突入です。
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