2012年5月28日月曜日

ご近所探訪:マドシュートファーム〜グリニッチ


ロンドンにはいくつかシティファームがあり、市民に無料で開放されている。我々の暮らすロンドンの右側(東側)には、自宅と会社のちょうど中間にあるMudchute 、ドックランズの対岸のSurrey Quays にもあり、ちょっとした畑があったり動物たちがいたり。

東ロンドン市民の脚DLR。Mudchute駅。
毎日通勤で通っている駅、見慣れた風景。

駅を降りるとすぐ横にファームの入口。ちなみに駅の反対側は超住宅地。
緑の中を歩いていく。

アウトドア派カナダ人の家人は、「ロンドンにこんな場所が」と驚愕していた。
確かに、ましてまさか通勤路にこんな緑の生い茂るゆる〜い世界があったとは。
ここに来るの初めてではないけど、改めて感動。

公園の中にはいろいろな動物がいる。
Llama とか。

後ろ姿も拝める。餌やりも可能。
 

係員みたいなのはいなかったけど、普段は誰がどうやって飼育しているんだろ...。

ポニー。

ラム改め羊。
きゃわいい。

他にも、見た事もないような巨大ブタ(見た目に優しくないので写真はなし)や、立派なニワトリ、クジャクなど。

そしてこののどかな風景のバックに Canary Wharf が。
このコントラストがまたいいのよ。
お天気が素晴らしいので、芝生でピクニックしている市民も多かった。

さて、帰路はDLR沿いに歩いて帰宅を試みる。
ドッグランズの先端、Island Gardens 駅前の公園からまた Canary Wharf。
ISLAND GARDENS CAFE ってのがまたB級感たっぷりで良い。


公園から、対岸にはグリニッジ。
大学と、Royal Observatory。
ちょっと右に視線を向けると、カティサーク。
この公園は、なかなかの眺望スポット。

いつもはDLRでくぐる川底のトンネル、今日は歩いて通過。

 上記の公園のすぐ横にある狭い入口(上)を入り、螺旋階段を延々下る(下)。
自転車を担いでいる人も多い。
リフトもあるようだが、こちら側はメンテ中なのか、稼働していなかった。

トンネルの中はひんやり。
歩いてでも5分もあれば十分渡りきれるけど、 暑い外から入って来ると、終盤は寒さとの闘いだった(汗)。

対岸のリフトは稼働しており、ラクラク地上へ。

地上へ出ると目の前に、オリンピックに間に合いきれいに生まれ変わったカティサーク。
全景はカメラに入りきらなかったので、マストだけ。空青い。


さらにすぐのところには、LSE 時代、試験勉強などで度々お世話になったグリニッチのスタバ。
懐かしい...。入口の飾りも海っぽくて気に入っている。 
狭いが、グリ大の学生などでいつも混んでいる。


グリニッジ公園へ行くと、太陽が出た=ピクニックをしなくては、の式に従い、
方々から湧き出した日光浴希望者でいっぱい。
周囲のパブやカフェもものすごい盛況ぶり。

最後はグリニッチの丘の上から Canary Wharf。
もはやこれら高層ビルは、東ロンドンどこからでも拝めるランドマーク。
飛行機でロンドンに着く時もすぐに目につくし。

マドシュートから自宅まで、駅4つ分、3〜4kmはあるんだろうか。
DLRは駅間隔短いからそんなにないか。

お天気に誘われ、最近の週末はハードに歩き回っている。
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2012年5月26日土曜日

贅沢な放課後

このところ異常なまでに晴天続きのロンドン。
カナリーワーフのビル群の谷間に位置するジュビリーパークは、ランチタイムともなると、太陽が出たら義務的に日光に当たりに出て来なくてはならないと言わんばかりに、どこからともなく集結するサラリーマンやOLたちで大混雑。

ピクニックの場所取りも大変である。

我々も負けずに、太陽の下、芝生でお弁当。こうなりゃ3段重ねのピクニック弁当でもがんばって作ってこようかな。

気持ちよく晴れた金曜日の放課後、カナリーワーフからボートで街に出てみることに。

テムズ川のボートはこれが初めて。クルーズのイメージでずいぶん高いんじゃないかと思っていたら、通勤用のスピードボートは4ポンド。近距離線はもっと安いのだろうか。

カナリーワーフの波止場を出発。思った以上のハイスピード。
外は晴れて暖かいので風も気持ちいい。ビールを片手に乗っているビジネスマンもいる。

しばし進むとタワーブリッジを通過。下から眺めるタワーブリッジ。これは新感覚。



 

タワーブリッジ通過。
ロンドン塔で停車(停船)。


さらに進んでロンドンブリッジをくぐる。

テートモダン近くのバンクサイドで下船。
カナリーワーフから30分くらいだったか。


テートモダンをぶらぶら。KUSAMA YAYOI 展をやっていた。
シドニーの現代美術館で無料で見たので、今回はパス。

対岸のセントポール寺院。


テート最上階のバーで、ポルトガルワインをいただく。



 ポールの借景が素敵なバーです。

7時半まわってもまだまだ明るい。
会社帰りにボートに乗って、美術館見て、ワイン飲んで、まだ日のある中帰路につくとは、贅沢な時間の使い方。 日本でのサラリーマン生活では考えられなかったな...。

いつまで続くかわからないロンドンの夏(?)を満喫するぞ。








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2012年5月17日木曜日

オランダで過ごす週末

5/11の週末はオランダで過ごした。

オランダは何度も訪れた事があるが、今回の目的は、まだ見ていないオランダを見る事。
具体的には、キューケンホフで春の花を観賞する事が第一目的。

金曜日の夜、夜行バスでロンドンを出発、日曜日の夜また夜行バスでアムステルダムを出るという、1泊4日の超強行軍。

見たいものがしっかり決まっているので、無駄のない旅程に収まるのは嬉しいことだが、10年前のバックパッカー時代にやっていたような旅を今出来るか?若干の不安はありつつも、価格のパフォーマンスに惹かれ結構。夜行バスで朝到着すれば、宿泊2泊分浮くしね。

夜7時のバスで Victoria Coach Station を出発。満席の車内。出発後、ドーバーを目指して進むバスは、自宅の目の前を通過。帰りはここで降ろして欲しい...。

2時間強でドーバーに到着。ここでフェリーに乗り換える前に、全員下車してフランスの入国審査。
その後、バスごとフェリーに乗船し、また全員下車。ドーバー海峡横断の間、1時間半ほど、 船内で自由に過ごす。旅の成功を祈って(?)、思わずビールを飲んでしまう我々。バスの中にもトイレが備え付けられているが、あまりきれいではないらしいので(実際使ったことはないが)、 船の中でしっかりトイレも済ませておく。

フランスのカレーに到着し、下船後の車中は、とにかく眠ることに専念する。途中、真夜中丑三つ時に、ベルギー国内で一度トイレ休憩でドライブインに30分くらいストップ。眠りが中断するのはつらいが、外の空気を吸いながら体操して過ごす。エコノミー症候群の危険回避。

ベルギーからオランダに入り、まずは南のブレダ、ロッテルダムに停車。さらに北上しデンハーグ。我々はアムステルダムまでチケットを持っていたが、最初の目的地キューケンホフへのアクセスを考え、手前のスキポール空港で下車。まだ朝6時半前で、開園にも早すぎたので、空港のスタバで休憩兼朝食に早速ストロープワッフルをいただく。スタバにも売っていたけど、これは空港ロビーのスーパーで10枚2.3ユーロくらいで安く買ったもの。結局今日一日、食事の時間が取れず、こればっかり食べてた(汗)。
 

キューケンホフへは空港から直通のバスが出ている。恐らく、同じ会社のバスは一日乗り放題のチケットで、2人で13ユーロだった。オランダらしい、360度山も丘もないひたすら平らな風景を見ながら、30分弱で到着。バス停は入口の目の前。


ここから先は、つべこべ説明するよりも、園内の美しい花々をご覧ください。

オランダと言えば、期待通りのチューリップさんたち。朝露もさわやか。




到着時は若干曇っていたものの、天気にも恵まれラッキー。

 
もちろん、チューリップ以外の花もたくさん。


白い花も素敵。
 











力強いチューリップ。
 
個人的にはこのチューリップ花壇がハイライト。

とにかくまあそこかしこに色とりどりの花々が咲き誇っています。
こんなにあると有り難みがなくなってしまいそうだけど、随所随所に趣の違う花々が配置されており、次々見て行っても全く飽きない。相当綿密に考えられた上で構成された園内。

日本人の、熟年ツアーの皆さんがたくさんいて、道中しばし日本語ばかりが聞こえる時間も。
それにしても、日本の奥様方のご旅行ファッションは、どうしてああも一辺倒なんでしょう...。みな同じような帽子(できるかなのノッポさんみたいなの)、似たようなジャケット(ジャンパーみたいなの)、ズボンにスニーカー。色合いも皆似ている...。


もうひとつ、オランダと言えば、おみやげショップには大量のミッフィーたち。ちゃんとオランダの衣装に木靴を履いて、チューリップを持っている。微笑ましぃ♡

2時間程花々を堪能した後は、着いたのと同じバス停から、今度はライデン駅行きのバスに乗る。30分程度でライデン到着。そこから電車に乗って、次の目的地ロッテルダムへ。

  
オランダ国鉄。
 
  
駅前激しく大改装中のロッテルダム中央駅。

ロッテルダムは、なにげにオランダの中で最も馴染みの深い街。
10年以上前、大学時代にイギリス留学した際に仲良くなったオランダ人がロッテルダムに住んでいたため、何度も訪れては泊めてもらっていた。ローカルが行くスポットに連れ回してもらったわけで、アムステルダムよりも全然色んな場所を見ている。 
しかしながら、その分、いざ自分1人でまわろうとすると、どこに何があるのか全く位置関係が掴めず(苦笑)。今回も、地図を見て歩きながら、遠く昔の記憶を辿りつつ、ああ、この道を行くとあの場所とこう繋がるのね〜... と手探り散策。

ロッテルダムへ来た目的は、近くにある風車の名所、世界遺産のキンデルダイク観光。
エラスムス橋から水上バスが出ているとネットで読んだので、それを求めて橋のたもとまで行ってみるも、それっぽいバスが見つからず...。
結局、飛び込みで橋の近くのホテルに入り、宿泊客を装いキンデルダイクへの行き方を尋ねる。 
一日二便しかない Rebus 社のキンデルダイクまでボートで遊覧ツアーの出発時刻(14: 15)とちょうど合ったので、これを利用することにする。1人往復14ユーロ。

キンデルダイクまで往路はゆっくり1時間半かかった。ボートの中にはバーもあり、食事もできたが、夜行バスの疲れ&出費をケチり、眠りこける我々。そういえばランチも食べず朝から歩き回っている。空港で朝買ったワッフルを齧り飢えをしのぐ。

キンデルダイクの船着き場から10分弱歩くと、風車19基が連なるのどかな風景。道沿い、川に面した民家も、皆玄関先をきれいに飾っていてかわいかった。

 サイクリングする人々も。気持ち良さそうだった。

  
復路のボートが出るまで一時間強、水辺と風車の景色を満喫。
ゼロメートル地帯どころか、マイナス地帯では?という地形を存分に体感。

帰りのボートは若干速めで、一時間程でロッテルダムのエラスムス橋に到着。
予約しておいた駅の反対側にあるホテルに向かう道中、食糧の調達を試みるも、大型店はすでに6時で閉店...。

通りかかったマックの看板に、まさかの期待通りコロッケバーガーを発見。これまたオランダならでは。もちろん即買い。

 
中身は日本のグラコロから具の大半を抜いた簡易版。でもクリームコロッケでなかなか美味しい。値段もお手頃。1.5ユーロ?もしくはもうちょっと安い。

ホテルはネットで予約した Hotel Rotterdam。なんてことはない普通のホテルだけど、駅から近いし、基本的な機能は備わっていて、おまけにしっかりした朝食も付いていて、安く予約できた割になかなか良かった。

結局フロントで教えてもらった、徒歩10分くらい離れたスーパーへ出かけ、チーズやらおつまみやらいろいろ買い込んでホテルに戻り、TVでドイツのサッカーを観ながら今日初めてのまともなお食事。ちなみに、今回のオランダ旅行中に英語が通じなかったのは唯一このスーパーの若いバイトのスタッフのみ。それでも英語が話せる店員を連れてきてもらい問題なかった。オランダ人は基本的にほとんど皆英語ぺらぺら。


翌朝は早起きして移動。本当はユトレヒトに寄るはずだったが、思ったより高い国鉄の移動費の費用対効果を考え、ユトレヒトはパスし、直接アムステルダムに入る事にした。

 ロッテルダム駅前。気持ちがいい景色。

昼前にアムスに到着(途中紆余曲折を経たが割愛)。
国立美術館のレンブラントはもう2度見たので私はパスし、相方を入場させ、その間私は旅の第三の目的・オランダグルメを堪能。

本当はこの美術館裏の広場にある屋台で食べようと狙って行ったのだが、なんと当てにしていた店が休業だったので、地図もない中、急遽2年前の記憶を辿り一人歩き。 

シンゲル花市まで街を北上し、記憶通りお目当ての店を発見。食べ物の執念! 


これぞ、至福の一品 Haring (ニシン?)刺身。

さらにもう一品、サンドイッチ版も注文。運河をバックに、これもまいうー。

すごい勢いで入店し、Haring をくれと注文し、お店の人に、「お刺身とサンドイッチ、どっちにする?」と訊かれ、「両方」と即答したが、まさか1人で食べると思われてないだろうな(笑)。脂が乗って最高♡ いくつでもいける!

さて、再度美術館に戻り相方と合流。ベタながら、I amsterdam と一緒に写真撮影する人々を写真撮影。


その後、天気も良いのでしばし広場のコブラカフェでビールを飲んで過ごす。美術館の半券で15%引きになる。良い商売だ。

そんなこんなしていたらもう午後3時半。 帰りのバスは7時発だが、そろそろ時間も気になるし(一時間前にチェックインせねばならない)、ダム広場方面へ歩いて向かう。

そんなつもりはなかったが、広場に面したおみやげ屋さんで散財後、地下鉄に乗ってユーロラインのバス乗り場のある Amstel 駅へ。

チェックインを済ませ、駅のきれいなお手洗いを利用するとともに、最後のオランダグルメを堪能。
おなじみコロッケ自販機。


1ユーロのコロッケ、なかなかの美味。B級具合がたまらん。

帰路は7時に乗車するなり爆睡。オランダを南下し、各地で乗客を拾って、ベルギーのアントワープで30分強休憩。ここで目が覚めた。

その後また丑三つ時にカレーの港で降ろされ、イギリス入国審査。フェリーに乗って眠気と闘い、ドーバー着後はまた爆睡。ほぼロンドンまで眠りっぱなし。

バスはまた我が家の目の前を通過後、朝5時半に Victoria Coach Station に到着。
地下鉄もないのでバスを拾って帰宅。早朝なのでスイスイ進んであっという間。
シャワーを浴びて、着替えて、何事もなかったかのように出勤。怒濤の週末が終了。

弾丸旅行もまだまだ行ける!(と確信したい年頃)




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