早いもので入社4週目。
当初我々のトレーニングを担当するはずだったのに、我々の入社直前に脚を骨折し自宅静養に入っていた同僚のKが今週から復帰した。と言っても、まだ松葉杖状態で、医師からはまだ電車通勤を咎められているため、出社はなんと会社負担で自宅から往復ハイヤー。そこまでして来てもらう必要があろうか...。確かに、Kがいないことで当初予定されていたであろうトレーニングプランが大幅に遅れている事も事実であろうが、出社してきたKの痛々しい様子を見て、無理させ過ぎじゃない?と思った。どうやら、ハイヤー通勤はアメリカ人の鶴の一声で決まったらしい。Kの上司はロンドンにいるんだけど、なんで様子もわからない海の向こうのアメリカ人がそんなことに口出すのか?確かに、Kが来てくれるのは我々も有り難いが、だったら我々がパソコン持ってKの自宅を訪問する方が低コストでKの身体への負担も少ないだろう...。なんて、みんな思っているようだが、ここにも静かな社内ポリティクスが存在するのか、公に口にする人はいない様子。ま、Kもずっと自宅に引き蘢らざるをえなかったようで、出社を心待ちにしていたようだからいいけどさ。
Kの復帰により、今週からよりハンズオンの、OJT的な実務の練習に(やっと)突入。正直、私は先週までののろのろとした進度に若干イライラし始めていたので、有り難かった。データベースの結構深いところまで触って作業したり、いよいよ楽しくなってきた。一通りこうした流れを熟知することで、作業の無駄や改善点が見えてきて、いよいよ私の本領発揮と繋がっていくわけである。
社外とのコレポン(て死語?)も入ってきた。我々のチームはEMEA(欧州・中東・アフリカ)全体のデータ提供協力会社のサポートも担当しているのだが、400くらいあるこうした会社(いわば取引先)たちの、Kと私と同期のLの3人間での担当割りが行われた。イギリスは全体を3等分、他の地域は国別で担当割りをした。私は履歴書に「スペイン語会話レベル」と書いた後、一度も会話を披露することないまま、自動的にスペインの担当になった。してやったりだが、果たして本当にスペインに電話しろなんて言われたら困るので、早いうちに何とか会話レベルにしなければならない。会話レベルというのはまんざら嘘ではない。筆記試験では会話レベル以上のスコアが必ず出る。ただ、会話したことがないだけで(汗)。慌ててスペイン語学校のサーチを開始。他には、基本的に行った事がある国&何か問題があって急に行けと言われて喜んで行ける国々(ポルトガル、イタリア、チェコ、ハンガリー、トルコ...) を中心に立候補してゲット。一方で、ウクライナ、ウズベキスタンなど謎の国々も入手。ウズベキスタンはEMEAなのか?アジアじゃないのか...。さらにイラクにも金融情報市場が存在することにちょっと不思議。日本で働いていては、日本以外の市場をカバーするということが念頭にもなかったので、この多様性は嬉しい。
他、かつての勤務先で競合のT社の同じような仕事をする部門に連絡することがあった。 メーリングリストへ送信したので、果たしてどこの何者がそのリストに含まれているかわかったもんじゃなかったが、私がメールを送信して1分後、聞き覚えのある名前のイギリス人から返信があった。その内容はごく実務的なものだったが、この送信主、同時に私の上司(同じくT社出身)のところに、「こいつ昔 T社にいなかった?」とメールしていたらしい。仕事上、激しく絡みがあった相手でもない上、日本人の名前なんてそんなに記憶に残るものでもないだろうに、覚えていてくれたのは嬉しい。それで何となく交流が再開したわけだが、こうしたことから今更ながら業界の狭さを実感。一度転職して、再度元の業界に戻ってきたからこそ尚更感じられることなのかも。いやはや、本当に悪い事できませんな。
先日 Bloomsbury で通りかかった、これはなんだ?ギャラリー?建築関係専門の本屋さんに併設されていた展示スペースで見つけた、ロンドンの平面模型。こういうの好きで、何時間でも過ごせる。写真中央の高層ビル群が Canary Wharf。確かに、上空から見てもすぐにここがCanary Wharf とわかる突出っぷり。まあ、テムズ川の形状もこの辺は独得だからすぐにわかるけど。
今週金曜日はイースター休みだったので、実働4日間。3月半ばで転職したので、 3月前半働いた前職からの給料も忘れた頃に振り込まれ、気分良く予定のない4連休に突入した。
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