2012年4月1日日曜日

Canary Wharf Week 3 総括


3週目も終了。

こちらは会社の社食?のイーティングスペース。
朝は誰もいないので、私の自習部屋になっている。 スペイン語の。

察するに、会社としてきちんとトレーニングをしなければならないというお達しがあるようで、あいかわらず机上の勉強が多く、ハンズオンの実践が思う程入って来ないのが物足りなさを助長している。

一方で、月曜日早々から急に潜在取引先の訪問に同行することになったりと動きも。
しかも言われたのは一時間前。
当然、そんな事を想定した服装ではなかったわけだが、こちらのビジネスは、業界のカラーなのか、取引先の訪問とあっても、そんなに堅苦しい格好する必要もない様子。
先方もジーンズ姿で出てきたし。
バーモンジーのタパス屋やらレストランやらの並ぶお洒落通りの一角にある、こぢんまりとしたウッディなお洒落オフィス。
あんな所で、大手投資銀行を顧客にレポート出してるなんて、いろんなビジネスの形があるもんだ。

今週はとても天気が良く、オフィスにいるのが罪な気がしたのと、昼休みの時間を有効活用しようと思い、ジョギングを始めた。
イギリスに来て以来、これまでに就業した各社から察するに、どうもこの国にはランチタイムを重視する風土がないらしい。外に出ないで机にいようものなら、際限なくダラダラと仕事を言いつけられそうな雰囲気なので、ちょうど良い。
ポッドキャストの初心者向けランニングプログラム30分を利用。流しっぱなしにしていれば、走り始め、歩いて呼吸を整える、また走る、とナビゲーターが教えてくれるので、その通りに動けば良い。

火曜日にはオフィス街にほど近い、静かな住宅地の中を、金曜日にはドッグランズ半島の南の方まで少し出かけてみた。30分で結構な距離を移動できるものである。
ジムのマシンで走るより気持ちいいし、体力的にもラクな気がするので、これは続ける。
ゆっくりでも小春日和の中30分動き回ると汗もかくもので、社員証提示割引に釣られランチにフローズンヨーグルトを食べてみたら、一気に凍えた...。


さて、木曜日の朝、突然人事の女性から電話がかかってきた。
入社前に審査の一環として行われていた過去5年分の就業履歴の裏を取る作業が、なんとまだ終わっていないという...。おぃ、もう3週間も勤めてるんですが?しかも調査を始めてからかれこれ2ヶ月くらい経ってないか?
終わっていない一件は、2年くらい前に単発の派遣で勤めていたMS社。派遣会社の代表電話と派遣スタッフ番号を提出してあったが、その後、何度も調査を委託されたH社の、さらにアジア担当のインド人から「もっと詳細をくれ」と連絡があり、派遣の契約書類も日本にあるし、これ以上の詳細も担当も知らんので代表に電話してくれと伝えていたのだった。
H社で埒があかなかったので、人事の女性自ら日本の派遣会社に連絡を入れてみると言う。
うーん、どうせ彼女が電話しても一筋縄では行かんだろうし、何よりこの面倒な調査を早く終わらせたい。裏が取れないから入社取り消しなんて今更言われてもこっちも困る。
ダメもとで、「英語通じないかもしれないんで、私連絡入れましょうか?」と言ってみると、二つ返事でお願いされた。こういうのって、第三者が確認取って証明するから意味があるんじゃないの?自分の就業履歴を自分で証明取って出すので構わないんなら、とっくにやってるよそんなの...。その気になれば偽造だって何だってできちゃうだろうに。
ともあれ、朝8時からかつてお世話になった日本の派遣会社に国際電話(もちろん会社の電話で)し、事情を説明し、英文の就業証明を自分宛にメールで送ってもらうことに。
さすが日本の会社、夕方5時前にお願いしたら、翌日の夕方には出来上がって届けられた。
かくして私の身辺調査は2ヶ月かけて無事に終了。

金曜日にはまたWebexで模擬デモを行った。ツールの操作自体に慣れたのと、ちょっとした作戦変更で大方うまくいった。作戦変更とは、これまで用意して何となく確認しながら喋っていた英語のスクリプトを、日本語のものに替え、読むのではなくその場で訳しながら喋るようにしたこと。これにより、① 話す順序と内容がよりしっかり頭に入った、② 途中で順番が飛んでしまったりしても、次にどこを説明すれば良いか、メモを瞬時に見つけられるようになった(アルファベットの羅列と違い、漢字やカタカナだと瞬時に要点を見つけられる)、③ 何より、自分の言葉で喋っている感がある。日→英の通訳をやっていて良かったと思った。もっとも、慣れればあんちょこを見ずに進められるようになるのだろうと思うが。

今週はこんなお店で放課後ギネス飲んだ。サマータイムになって、夜8時まで明るい。これからますます放課後のお酒が美味しい季節ですな。
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