2012年4月23日月曜日

Canary Wharf Week 6 総括


早いものでもう Week 6 である。

いきなりこんなことを書き始めるのもなんだけど、最近、燃え尽き症候群的な症状に悩まされている(医学的にはまったく別の症状かもしれないが、まあ素人の自覚症状と思って読み流してください)。

高校時代に初めてロンドンに来て以来、この15年ばかり、ロンドンの、特に Canary Wharf で働くことを目標に色々やってきた。
この目標を念頭に置いて仕事も選んだし、いつでもロンドンに動けるように家族のためにマンションを買い、住宅ローンを完済し、歯列矯正も終わらせ、仕事とバイト掛け持ちし週7日働いて貯金も溜め込んできたわけで。

それがいざ、念願叶ってしまい、なんだか生きる目標が吸い取られた感じで、一気に自分の活力が失われてしまったのが自覚できる。

これまでは何をするにも「ロンドンのため、CWのため」だったので、この先何かをする時に何を目指して取り組めば良いのか。
それ以前に何に取り組めば良いのか。

この世界からしてみればカスみたいな目標でも、自分にとっては人生全てを賭けるくらい真剣な目標だったので、今この大きな世界で完全に路頭に迷ってしまった。

ただ、仕事だけはどんどん忙しくなっていく。
このまま仕事に追われるようになってしまっては、昔のサラリーマン時代の繰り返しだ。
満員電車で皆亡霊のような顔で会社に運ばれ、自分の意思なんてない、お上の顔色を伺うことを仕事とするサラリーマンらは前職で嫌と言う程見てきた。
お金のためでも、あんな生き方は御免である。

今はまっさらから第二の人生をスタートさせる時だと思い、視野を広く夢は大きくセカンドライフを突き進むよう頑張る(まるで隠居の身...)。

なんて書いていると笑い話のようだけど、昔から悩まされているストレスの様々な兆候が身体に現れてきて、なかなか深刻。

気分転換に旅でもしたいな。

とにかく、何か動いてみようという一心で、今週から再度スペイン語学校に通い始めた。
これがどう功を奏すかは、来週以降の報告に続く。乞うご期待。



さて、気を取り直して。今週、会社の社食(?)デビュー。
松葉杖のKにくっついて初めて入店すると、カフェテリアにはサンドイッチ、日替わりのメインディッシュ、イギリスの食卓の定番・パイやら豆やらのコーナーなどいくつかのエリアがある。
Kがご馳走してくれると言うので、Kと同じローストビーフのサンドイッチを注文。
パンは5種類くらいから選べ、マスタードも2種、チーズやサラダのトッピングも自由が効く。
無条件でチップスが入り、完成した品がこちら。


見よ、この巨大サンドを...。
後ろのキーボードと比べてその迫力をおわかりいただけるだろうか。
これで4.4ポンド。ゴチになりました。

手にもって口を開けて食べようと試みるまでもなく断念。
結局、フォークでパンと肉とサラダ他の具材をそれぞれ少しずつ分解し、また合体させ食べるという手段で2/3を食べ終え力尽きた。
敗因として、チップスに飢えていたため、先にほぼ全部チップスを平らげてしまった事が挙げられよう。



仕事上では、去り行くKからの引き継ぎ事項も徐々に数を増し、7割程度は一人で仕事を捌くようになってきた。
それに伴い、次第に社内のポリティクスやら力関係やらがはっきりと見えてきた。

この会社を動かしている(と主張している)のは営業、特にアメリカの営業。
このへんはどこの会社も同じなのかもしれないが、以前いた同業の某社よりも、如実にそれが見て取れる。
さらに我々の部署においても、ロンドンとNYの力関係ははっきりしている。
我々は小部隊なのに対し、NYには何十人も同じ仕事をしている連中がいるらしいから、数でも負けているわけだが。

ロンドンとNYの関係は並列のはずなのに、私の上司はなんでまたこんなにNYのカウンターパートの顔色をうかがいながら仕事しているのか?
また、アメリカの営業はその態度のデカさと悪さで悪名高いらしいが、なぜそんなのがはびこっているのか?
会社として社内のビジネスエチケットを管理するのもマネジメントの仕事じゃないの?

そこらへんを上司にぶつけてみたが、なんとも煮え切らない回答があった。
納得いくような返答でないのでここに記すまでもないが、とにかく、これは、革命の起こしがいがありそうな空気が伺える。

まずは社内での発言力を増すことを念頭に、日々の仕事に精を出そう。疲れない程度に。








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