2013年12月10日火曜日

Boris Johnson


ロンドン市長、ボリス・ジョンソンの講演に当選し、
久しぶりに我が母校 LSE へ出かけて参りました。


講演前に先に亡くなられたマンデラ氏への黙祷。
彼も2000年にこのLSEのステージで講演したそうです。

で、ボリスの話のテーマは The Future of London within the UK。
オリンピックが大成功した後、今後もロンドンのプロモーションに
力を入れたいボリス。
テムズ川に島を作って、サイクリング島にするなど、
ロンドンをアムスやストックホルムに並ぶ自転車王国にしたいそうです。


しかしさすがボリス。トーク力が半端ない。髪型も半端ない(笑)。
最初っから最後まで笑いっぱなしで、
途中からは笑いどころに着いて行くのに神経を使い、
講演内容をあまり覚えていません(笑)。





ありがとうボリス。

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2013年12月7日土曜日

Steak & Mushroom Pie


近所のお肉屋さん。

住宅地の一角にある小さいお店ながら、
知る人ぞ知る、サウスイーストロンドンではちょっと有名店だそうです。

いつもお肉を買うだけですが、先日会社を休んだ平日のランチに、
かねてから気になっていた評判のパイを買ってみました。

何種類かある中、響きに惹かれた Steak & Mushroom パイ。2ポンドくらいだった。
☆の飾りがかわいい。おっと、冷蔵庫にはちょうどギネスが!


残念ながら作り置きで温かくはないので、家に帰ってフライパンに乗せて
何分か火を入れました。


お味ですが、ステーキとマッシュルームのパイだぜ、これでもか!というような、
牛肉がぎっしり詰まった肉肉しい力強い内容です。汁気あまりなし。
肉の筋が歯に挟まるのと戦いながら食べ進めました。

パイがあまりカリカリしていないのが残念... 。
オーブンで焼き直したら、より良い結果になっていたかな?
グレイビーを足して、もうちょっとジューシーなほうが好みかも。

ひとまず、やる事リストひとつダウンってことで。

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2013年12月6日金曜日

CILS (イタリア語の試験)受験


昨年末久しぶりにヴェネツィアを訪問しハマり、
今年1月からイタリア語の勉強を開始。
その後4月と9月に各一週間のヴェネツィア滞在を経て、
本日今年一年の学習の集大成(?)として、
イタリア語の試験を受験してきました。

受験レベルはB2。中の上級というところでしょうか。
自分の実力からして半ば記念受験のつもりながら、
100ポンドも払ったので、軽いノリで挑むわけにもいかず、
一通り過去問の研究もして挑みました。

試験の内容は、
リスニング(30分)
読解(50分)
文法(60分)
作文(70分)
面接(10分)
と、日本で人気のTOEICなどと違いまんべんなく構成されております。
イギリスの大学院留学前に受験したIELTSに近いです。

朝の8時に集合と指示があったので、時間前に到着。
待合室に通され、そこで全レベルの受験生が待機。
しばらくすると、受験生はレベルごとに呼び出され、
リスニング試験を行う部屋に連れて行かれるのですが、
全6レベルの受験生がいる中、リスニング試験実施室が恐らく2つしかなく、
我々B2の受験生は、他のレベルが先に試験を終えて部屋が空くのを待つ羽目に。
8時に集合させられ、結局9時半まで待合室で待機。
おいおい、だったら9時半に集合させろっつーの。
抗議をしている受験生もいました。これがイタリア式か?

ようやく我々B2レベルもリスニング試験の呼び出しがかかった。
が、ここからがまた問題。
「これから部屋を移動」とか「こことここに名前のシールを貼れ」の指示が
全てイタリア語で、一部はっきり理解できません(汗)。
他の受験生は理解しているようで、普通にイタリア語で質問もしている。
やはり受験レベル間違えたか?!と汗しつつ、恥もなく見よう見まね。

やがてCDに従い、リスニング試験開始。
過去問によると、大問一つ目はディクテーション(聴いたまま書く)、
二つ目と三つ目がCDの内容に一致する文章を四択で選ぶ、だった。
しかし、問題用紙と回答用紙が配られてみると、
どう見てもディクテーション用の回答用紙がない。
なんでなんで?!と困惑するうちにCDスタート。
大問一つ目の音声が流れて初めて、どうやら過去問から傾向が変わり、
一つ目も内容一致の四択問題になったのだと認識。
そんなわけで最初の方は現状把握に必死で集中して聴くどころではない。
幸い音声は2回聴く事ができたので、2回目でなんとか挽回できたか?
大問二つ目、三つ目は過去問通りで、割と落ち着いて挑めた(つもりだ)が、
一つ目がテンパッたため、それに比べればできた、というだけか・・・

あっという間にリスニング試験終了。
続いて間髪入れず筆記試験の教室へ移動。
筆記試験は、だだっ広い部屋で、全レベル一斉に行われたが、
 これがまた、イタリア感満載の進行だった。

4人掛けの丸テーブルがいくつか置かれ、
それぞれの席にB2とかC1とかレベルが書かれたポストイットが貼られている。
受験者は、自分のレベルの記された席に自由に着席。
カンニング防止のためか、一つのテーブルに同じレベルの受験者が
重複しないよう配慮されていたが、果たしてこれが得策なのか。

それというのも、受験レベルによって試験時間の長さが違うため、
一斉に開始しても、終了時間が異なる。
この時間管理、完全に受験者任せ。
各自自分のレベルの終了時間になったら終了、提出、退室という流れ。

試験スタッフは教室内に座っているものの、
レベルごとに終了を伝える声もなければ、監視しているようにも見えず、
むしろおしゃべりなんかしていて若干耳障り。
まして同じレベルの受験者が一箇所にまとまっていないので、
どのレベルの誰が5分オーバーしたところで、誰も気づかなそう(笑)。
とは言っても、半分以上の受験者が時間前に終了していたようで、
B2レベルで180分の時間いっぱいまで取り組んでいたのは
自分を含め2人だけだった。

また、開始時には全員が着席すると問題用紙が配布されたが、
その際「まもなく試験開始です」という声がしたのが最後。
結局、「今から開始」の一斉号令はかからずじまい。
受験者も皆なんとなく、次第にぺらぺら問題用紙をめくりながら、
しばし周囲の様子見をし、やがて本気モード突入。
ゆ、ゆるすぎる。。

最後の関門は面接試験。
これは受験者それぞれ予め時間が決まっていて、
時間前に面接会場へ言けということだった(と思う)。
しかしこれがまた傍目にはかなり適当。
面接試験の部屋の場所に関しては全体案内は皆無。
個別に試験スタッフに尋ねると、25番の部屋だと言われた。

私にあてがわれた時間は2時半。
筆記試験終了から1時間近くあったので、散歩がてらお茶を飲みに出た。
しかし最寄りのカフェまで徒歩5分、店内は昼時で混んでいて、
座る場所もない。
時間も気になるので、寒さ凌ぎと小腹満たしにホットチョコレートを
テイクアウェイし、試験会場へ戻る事に。

とりあえず25番の部屋の前で待とう、と到着したのがちょうど2時頃。
部屋の前は狭い廊下で、待機用の椅子もない。
仕方ないので、少し離れた別の部屋の前にあった椅子に座って待つと、
その部屋の中から、明らかに我々よりも上のレベルの口頭試験をやっているのが聞こえてきた。
何となく聞き耳立てていると、間もなく部屋のドアが開き、受験者が退出。
筆記試験で前に座っていた、ひとつ上のレベルC1受験のおじさんだった。

さて、次の受験者が待っているわけでもなく、
ドアの中から出て来た試験官、私を見るなり、
「あなたB2?準備OKだけど、やる?」
ってあなた、今C1の面接やってましたけど... 準備できてんの?
今まだ2時10分だし(私のアポ2時半)。言われた教室ここじゃないし。
こんなんでいいんかい... と思いつつも、早く終われるのはやぶさかではない。
心の準備も何も整わないまま、(イタリアらしからず)時間前に口頭試験へ突入。

口頭試験は2問あり、質疑応答とプレゼン。
過去問によると、それぞれの問題に4つのテーマが用意され、
試験官がランダムにテーマをひとつ選んで出題すると理解していた。
が、蓋を開けてみると、4つのテーマを見せられ、「どれがいい?」
って自分で選んでいいんかい?! まあなんて寛大。これもイタリア式か。
結局私は質疑応答では「世界中どこにでも住めるとしたらどこに住むか?」、
プレゼンでは「将来の予定」という無難中の無難なテーマを選び、
もちろんイタリア、ヴェネツィアに住んで〜〜・・・適当に話して終了。
試験の模様は録音され、主催本部(シエナ)へ送られ、採点されるそうです。


こうして半日がかりのイタリア感満載の試験が終了。
結果はインタネット上で確認できるらしいが、
果たして結果が出るのはいつになるのやら。
半年後くらいにふらっと覗いてみようと思います。
(受験したことをそれまで覚えていれば...)


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2013年12月1日日曜日

続 wasabi の思い出


前回 wasabi の思い出という記事で、3年前のH○BC社受験時に出会った若者たちのことを書きました。

その記事を書いたまさに数日後、
なんと、3年間ほぼ全く音信不通だったこの若者のうちの一人(男子の方)と接触。
社交界に燦然と輝くFace○ook という便利なツールで、
久々にアップされた彼の写真をLikeしたのをきっかけにメッセージが来て、
思いがけず、飲みに行く事になりました。

いやああ、こういうの以心伝心ていうのか?
なんか裏で大きな力が働いているような、図ったような展開。
インド人であることを除き、顔もうっすらとしか覚えていない中、
よく待ち合わせに成功したもんだ(笑)

放課後、会社の飲み会でも何度かお世話になっている Davy's へ。
木曜だけあってさすがにバーは大盛り上がりのため、
大声を張り上げてしゃべることに。

まとめるに、彼は予定通りH○BC社入社後、2年間いろんな部署を周り、
各部署で半年くらいずつ経験を積んだ後、最近になってようやく
とある部署に落ち着いて仕事を始めたんだそうな。
ローンやら融資のなんちゃらって言ってたけど、
正直さほど面白そうな仕事に思えなかったので覚えてない...。
そして一緒に wasabi を食べたもう一人の台湾人の女子は、
internal M&A なる、要はグループ会社内の合併やら統合を手がける部署にいるそう。
世の中にそんな仕事があるとは... いやはやまったく。
H○BCだから、お給料は良いんだろうけど... 
仕事内容を聞くからに、正直個人的に全く魅力を見いだせん。
(実際やっていないのであまり多くは言えませんが)

私ももしかして間違ってあの時オファーをもらっていたら、
そんなわけわからん仕事をしながら会社にビザ出してもらっていたのか...
そんな姿は想像できん。
この日の話で、やっぱりあの時この会社とはご縁がなくて良かったんだと確信。
そりゃあ当時は Canary Wharf なら何の仕事でも構わん!と思っていたけど、
後になってきっと、わけわからん仕事をしながら会社のビザにすがりつく葛藤に悩まされていた事だろう。

2時間くらい飲んでしゃべって、結局この若いインド人君がおごってくれました。
さっすがH○BC(?)、羽振りいいな〜(笑)
彼はこのまま5年働いて、英国の永住権&パスポートを取るまで頑張ると言っていた。
それも人生。頑張れよ〜。

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2013年11月15日金曜日

Wasabi の思い出

すっかりクリスマスモード全開の Canary Wharf。

今日は寝過ごして手ぶらで出社してしまった。
仕方なくランチを外で買わなくては。

ランチタイム文化のないイギリスでは、手軽に買える昼食の選択肢の幅が狭い。
東京のように「今日は何食べようかな」なんて迷う必要は全くなく、
食べたい(食べても良い)と思うものを探し出すのに結構苦労する。

幸運なことに、今日はムショウに食べたくなったものがあり即決。
wasabiのチキンカレーを食すことに。

wasabi というのはロンドン中心部にはあちこちに支店のある、
一応日本食のファストフード店。
焼きそば、カレーライス、酢豚&ご飯(豚じゃなくて鶏だったかも)など、
20センチくらいの深い紙製ケースに入れられる温かい食事の他、
寿司や所謂日本のコンビニおにぎりなど売られている。

wasabiのランチタイムのオペレーションについては特筆したい事が多々あるが(良い意味で)それらはまた別の機会に。

Cabot Place の wasabi で無事カレーをゲット。
店はテイクウェイ専門なので、食べる場所を探さねばならない。
外は天気は良いものの寒すぎる。
会社の机で食べたくないので、
店の近くのショッピングモールのベンチに落ち着き、
通行人を観察しながら食べることにする。
この辺のベンチは、昼休みには一人ご飯のサラリーマンやOLで溢れている。
だから一人でもへっちゃら。

こんな感じ。通路の中心にベンチが連立。

空いたスペースに無事腰を下ろし、食べ始めると、
急にあることを思い出した。

もうかれこれ3年くらい前である。
ロンドンに来てまもなく、大学院の一学期目も終わらない頃。

大学院はぶっちゃけ口実、何よりただロンドンに滞在したかった私は、
勉強する間を惜しんで就職活動に精を出していた。

ロンドンの中でもどうしてもCanary Wharfで働きたかったので、
Canary Wharfに本社や主要オフィスを構える企業の新卒採用枠にのきなみ応募した。

コンピューターでのスクリーニングテスト、履歴書エントリー、
電話面接などを経て、
初めて最終面接にこぎつけたのがHS○C社。

12月のとある日。まだ暗い朝7時半。
私と同じ組の最終面接のため同社受付に集合したのは12人。
うちイギリス人は2-3名、他はみな外国人。ヨーロッパ人に加え、
日本人の自分のほか、インド人、中国人が2人ずつくらいいた。

この日はまず筆記試験があり、その後、個々がそれぞれ3組の面接官と面談した。
グループでのタスクというものはなかったが、
12人がひとつの部屋で待機し、かわるがわる面談に呼ばれていくので、
待っている者同士、自然と会話が生じる。

半日経って皆疲れきって家路に着く頃には、連絡先を交換して別れた。
同じ業界を志すもの同士(自分の場合動機不純でこの限りではなかったが)
皆なんとなく通ずるものがあったのだろう。

私は一緒にビルを出たインド人の男子と台湾人の女子と3人で、
お腹を満たしてから帰ることにした。
その時に立ち寄ったのが、このCabot Place の wasabiである。

2人ともまだ20代中頃の若者だったが、
こちらの大学を卒業した後、Post Study Workビザで既に就労していた。
イギリス暦数ヶ月の私はwasabi初めてだったので、
慣れた2人に倣ってチキンヤキソバを注文した。

そして、この日も今日と同じように、
このショッピングモールのベンチに座って食べたのだ。

何を話したかはあまり覚えていない。
2人とも若いので、ボーイフレンドやガールフレンドの話をした記憶がうっすらある。

翌日このインド人の男子から、面接で一緒だった全員に一斉メールが届いた。
彼は採用通知をもらったらしい。
そして翌日、私は不採用通知と面接のフィードバックと共に、
この組の12人のうち、合格したのは彼一人だったということも知った。

一緒にwasabiを食べた後、その2人とはその後一度も会っていない。
しかし今でもFacebookというツールでなんとなく繋がっており、
そこから生活の様子が伺える。

インド人の男子はそのままHS○Cに入社し、肩書きはアナリスト。
そして台湾人の女子も、その後しばらく経ってから
別ルートでHS○Cに転職したようだ。

そして私も無事Canary Wharfで職にありつき、
今はHS○Cと目と鼻の先のビルで働いている。
結果的に皆、あの日の目標は達成したんだね。

そんなこと考えて、一人でしみじみしながらカレー食べた。

あの当時のような、新しいパッションが必要だなあ。



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2013年11月12日火曜日

ロンドン一の?カップケーキ



昨年の12月にイタリアのボローニャのレストランで、
手打ちパスタの講習を受けました。

講習の行われたキッチンの隅のほうには、
ティラミスを作成しているペイストリーシェフの女性が。

我々がロンドンから来たと言うと、
彼女はウィンブルドンにボーイフレンドがいるだかで、
頻繁に訪れているということ。

そしてロンドン話の流れでペイストリーシェフの彼女が教えてくれたのが、
「ロンドンで一番おいしいカップケーキ屋」。

セルフリッジの中にあるということまで聞いたので、
検索して、1年近く経過した本日、ついに行ってみました。

フードホールの一角にある小さなお店です。
ウィンドウには色とりどりのカップケーキが。
普通のケーキもあります。



私はカップケーキ2種をゲット。
ナッツアレルギーの家人の手前、家では食べられないので、
翌朝会社に持参し、コーヒーと一緒にいただきました。


このサイズが2個あれば、切り分けて職場の同僚とシェア・・・
なんてことをする私ではありませぬ。
1つは朝ごはん、もう1つはランチの前菜として、一人でいただきましたよ。

もともとカップケーキ大ファンではないので、お味の評価ができるとも思わないけど、とりあえず感想。

まず1つめの Cookies & Cream 味。


うん、普通。。

自分が知っているカップケーキ=激甘のイメージとは異なり、
一個丸まる満足していただける味なのは評価できる。
クリームは特に代わり映えしない、いわゆるオレオ味。

続いてもうひとつ。
Red Velvet というフレイバーです。


これは美味!!
見た目がかわいくて選んだものの、味も大正解。
白いクリームはチーズ風味。
酸味があって、土台の甘さとよくマッチする。


カップケーキ好きの方はお試しあれ。
http://www.lolas-kitchen.co.uk/


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2013年11月11日月曜日

BBC Tour



BBCの見学ツアーに参加しました。

BBCが見学可能なことは観光客時代から耳にしており、何度か参加を考えたものの、
当時はインターネットが普及していなかったりで、予約するのも今ほど簡単ではなかった...

すっかり忘れていたところへ思いついた週末の催し。
技術の進歩。いとも簡単にネットで予約できました。

BBC本社はOxford Circusのほど近く。
もともとあった古い社屋と、親切された新社屋が隣接しており、その間を公道が通るように設計されている。
これは社会へのオープンネスを象徴するためで、同じ理由で新社屋はほぼ全面ガラス張り。
また、地域社会への還元という目的で、建物前にはアートを施し、誰でも使えるカフェを併設。
この12月からは、公道に面したガラス張りの一角から放送が始まるらしい。
ズームインみたいに、キャスターの後ろに一般人が張り付いている様子が見えるようになるのか。

現在のBBCの建物はまだ歴史が浅く、
この家屋でツアーが始まったのは今年になってからだとか。

開始10分前に到着すると、空港みたいなセキュリティチェックを経て、ガラス越しに報道フロアを見渡せる待合スペースで待機。
時間になると2名のガイドに連れられてツアーが始まった。

待合と同じフロアの一角では、天気予報の生放送をやっている。
カメラマンはいなくて、気象予報士が自分でカメラを操作している。
ガイドの話だと、ニュース番組でもカメラマンはほとんど付かず、撮影は遠隔操作なんだそうな。
へーーー。

さらに天気予報にはニュースと違いスクリプトがなく、
しゃべりは全部、尺に合わせて気象予報士のアドリブ。
番組構成は天気コーナーで時間調整していると言っていいようだ。
気象予報士さんも大変だな。日本のお天気お姉さんとは違い、みんな有資格者だそうな。



報道フロアは日曜ながら通常運営(当たり前か)。
ちょうど昼過ぎで、机で弁当食べている職員が目立つ。
この辺はどこの会社も同じね。

ツアーは1時間半程度。
報道フロア(写真撮影禁止)に始まり、ニュース読み体験、BBCの歴史の解説、ラジオスタジオ見学、最後はラジオドラマの収録体験で終了。
スタジオもっと見たいな~感は残ったものの、盛りだくさんの内容。

個人的に一番気に入ったのは、最初に見た報道フロア。
外から見ても緊張感漂う空間で、画面に張り付いて真剣作業する職員。
一生懸命になれる仕事しなきゃ・・と少々奮い立たされた(苦笑)。




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2013年11月5日火曜日

放課後ワイン&花火


放課後、サウスバンク方面へ寄り道。


夜のバラマーケットは2度目。
観光客で賑わう週末の日中の喧騒とはうってかわってオシャレ感。

一度目は夏だったから遅くまで明るかった記憶。
今日は6時前にして真っ暗。飲み屋の電気が煌々、でも人はまばら。

 

歩いていたら見つけたワインバーに入ってみる。
ボルドーの赤を頼んだが、あまりおいしくない。。
なのでお店の詳細や写真はなしです。

すぐ近くのヴィノポリス直営ワイン屋で一本買って、バスで帰宅。


Canada Water に近づく頃、すぐそばで大花火大会。
サザークパークで Bonfire night。そういえば今日が記念日当日だった。
思いがけず車窓から満喫。


帰宅。MasterChef だ♪
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2013年11月3日日曜日

British Museum



ロンドンに住んで3年強。
大英博物館を初訪問。


 
 ロゼッタストーンに群がる人々。

正確には、10年くらい前に旅行で来た時にちょっと立ち寄った記憶があるものの、
何を見たなんてまったく覚えていない始末。

絵画=美術館は好きなんだけど、昔の狩猟具とか石造とか、あまり興味がないんだな。
世界史も外人の名前が覚えられずに一学期で脱落したので勉強していないし。
ああでも、日本の仏像は面白いと思う。ということはやっぱり世界史アレルギーか?

それでもさすがは大英博物館。
こんな人でも楽しめる展示はありました



本日の目玉はピーターラビット先生の本、象形文字バージョン。
即買い。

おみやげ&カフェスペースには天井から自然光が。
昔の記憶ではこんなに明るいイメージなかったな。
 


その後はチャリングクロスロードのFOYLES(本屋)へ。
ここも巨大本屋としてガイドブックに載っていたので、大昔に訪れた記憶が。

マスターシェフのレシピ本、サイン入りをゲット。
(我々のマスターシェフマニアっぷりは別の記事をご参照あれ)

ピーター先生の本ともども、我々の本棚へのコレクションが増えました。

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Bonfire Night 2013


もはや恒例行事となりました。
11月の第一週末、Blackheath の花火参戦。

今のフラットに越してきて以来、3年連続の皆勤賞。

この時期には毎年イギリス各地で花火大会が行われる。
ポッシュな会場では花火を見るのに入場料を取るところもあるようだが、
ここのは無料、毎年10万人近く集まるんだとか。

ブラックヒースは自宅から徒歩15分程度の、ただただ何もなくだだっぴろい原っぱ。
こんな感じ。


毎年花火の日には移動遊園地や屋台もたくさん登場。なかなかの大イベントです。


昼間は風が強く雨も降って、花火大丈夫か?と心配になったものの、
夜にはすっきりした天気に。
でもそれでも結構な風があり、恐らく日本の基準では花火中止になってただろうな...

打ち上げは夜8時から約20分程度。
毎年5分くらい遅れてスタート。
「いきますよー」的な掛け声もなく、いきなり始まる。


たまやもかぎやもないが、冷え切った空気の中での花火もなかなか粋で好きです。
終盤はこれでもか!というくらい激しく打ちあがる。

しかし、花火の写真撮影難しいなー。

終わるとみなで拍手。
そして皆いっせいに家路につく。

いつもは歩行者ほとんど見かけない Blackheath Road も、この日ばかりは大渋滞。

今年も家人と一緒にこのイベントを楽しめたことに感謝。
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2013年10月27日日曜日

日常



7週間ぶりに自宅で過ごす週末。

久しぶりにバーモンジーへ買出しへ。
八百屋⇒ビール屋⇒コーヒー のいつものコース。
気がつけば店先もすっかり秋の装い。



午後は街へ出て、家人のべスポークシャツの買い物に付き合った後、
私にしては珍しく映画館で映画鑑賞。

バーモンジーで買った秋らしい一本と地ビールを、
家人作ヴェネツィアングラスの花瓶とグラスで。

贅沢気分。


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2013年10月24日木曜日

アムステルダム ハーフマラソン



急遽決まった日本への旅行から戻った翌日。
金曜日にロンドンに戻り、土曜日にアムスへ飛んで、
日曜日ハーフマラソンに出場しました。

日本滞在中の一週間強はまったく走れなかったので、
直前正味2週間準備なし、食生活も乱れ、
さらに長距離輸送明けでの無謀な挑戦となりました。。

レース前日、レースパックをもらった後、アムス市内へ買い物へ。
そこで大粒の冷たい大雨に降られ、コートもかばんもぐっしょり・・
長旅で疲れたところへ弱り目に祟り目、風邪は約束されました。。

レース当日も雨の予報だったものの、奇跡的に天気は回復。
朝は降っていたけど、ハーフマラソンスタートの昼過ぎには、
秋晴れとは言えないながら、気持ちよいenoughな天気となりました。

スタート前のざわざわ感。
 
いつもながらトイレに長蛇の列 。

 そして・・・これは男性用の超簡易トイレなり。撤去時が心配・・・


今回も家人と一緒に出場しましたが、スタートから別々。
2時間強の一人旅となりました。

スタート地点

最初10キロは極力抑え気味、終盤でスピードを上げる作戦。
が、、12キロからもう脚が悲鳴をあげ始め、、前に進まず。
さらにこのあたりでiPodが故障。
レースの進行に合わせてセットしておいた音楽が止まってしまった!

毎度の如く、最後の1キロは「サライ」を聴きながらゴールする予定が、
ここで夢破れたり・・・

給水所で「残り7キロ」と声がかかった時には、既に呼吸もだいぶ乱れており、
その先は音楽もないので自分の乱呼吸を聞きながら惰性で進むしかない。

終盤で沿道にハイネケン工場博物館が... 鬼。

最後の3キロ程度は、今考えると結構やばい状態だったのかも。
呼吸時にうまく吸いきれていないのか、ひっくひっく変な声(というか音)が出ていた(恐)。

全行程の1/3は苦しみながら走り、ようやくゴールのオリンピックスタジアム。
最後は写真を撮りながら無事ゴール。


ゴールラインを過ぎて、10Mくらい先でメダルと身体を保温するビニールシートをもらう。

そこまで進む間、目の前がチカチカ、色がぶれて、すべてがこんな風に見えたな・・・


酸欠だったんだろうなあ・・
その後10分くらいの間、まずい、このまま倒れるかも・・
結構本気で自身の身を案じた。

スタジアムの隅で伸びながら、後からスタートした家人のゴールを待っている間に復活。

ここで気づいたのは、邦人参加者がかなり多いこと。
目に入っただけでも30人程はいただろうから、100人、
あるいはもっと参加していたのかなあ。

これはスタート前に撮った写真。
午前中行われたフルマラソンのゴール後の様子。
我々ハーフ組のゴール後もこんな感じ。


レース後はハイネケンでも振舞われないかと期待したものの、
そんなうまい話はなく(でもベルリン10Kではゴール後ビール飲み放題だったし..)
それどころかゴールが遅すぎたかフルーツもなくなってしまっていて、
手に入れたのはスポーツドリンクのみ。

とりあえず完走祝いにフライドポテト食べて、まっすぐホテルに戻り、
熱いシャワーを浴びてベッドでじっとTVを見てそのまま就寝。

翌朝はアムスのホテルからシティエアポート経由、会社へ直行。
1日半のアムス滞在は、初日に1時間弱くらいダム広場で買い物と食事した以外、
マラソン一色で終了。

案の定、翌週はしっかり風邪に屈してしまいました。
マラソンの結果もいまいちだったので、リベンジのため早速次のレースへエントリーしなくては。。

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2013年5月7日火曜日

Canary Wharf で日本語レッスンの副業


一ヶ月くらい前から会社のハンガリー人に日本語を教えています。

彼は16年ほど前に一年間宇都宮に滞在した経験があるらしく、
しかも日本の家庭にホームステイしていたそうなので、
その当時は基本的な会話はこなしていた様子。
しかし、その後日本語を使う機会がないため、随分忘れてしまったそうな。

恐らく私はこのビルで唯一の日本人。
昨年末オフィスで行われた親睦会みたいなので彼と知り合った後、
顔を合わせれば日本語で話しかけるようにしていたが、
この度正式に週一日本語レッスン提供契約を結びました。

私はプロの教師ではないので、授業料は相場よりやや低め(?)に設定し、
一時間15ポンドでお昼休みにレッスンしています。

このハンガリー人、既にヨーロッパ5言語を話し、大学院では同時通訳を専攻し、
以前はEU議会にて通訳として働いていらしい。
その5言語とは、ハンガリー語、フィンランド語、スウェーデン語、チェコ語、英語。
うーん、英語以外はどれもなんだかマイナー言語なのがなんとも... 
すごい、だからこそ需要があるんだろうか。

そして現在は趣味でギリシャ語を学んでいるようだが、これも恐らく相当なレベル。
自称「言語学者」で、日本語の学習に関しても着眼点が興味深く、理解も早く、意欲的。

外国人に日本語を教えるのは初めてではないけど、
相手が言語学者ゆえのユニークな着眼点が時に新鮮です。

先日話に上ったこと。

英語で例えば、
Yesterday I went to Piccadilly for shopping, and had lunch with my friend.

日本語にすると、
昨日ピカデリーに買い物に行き、友人とランチを食べた。

みたいな感じになると思うのだが(私の日本語スタンダードによると)、
彼はこの場合に、日本語で and を「~と」 と訳さない点に着目。

ヨーロピアン言語の頭で考えると、
ピカデリーに買い物に行った と 友人とランチを食べた 
的な訳を期待するようだ。

ここで and が「~と」とならない理由については、一応自分なりに納得のいく説明をし、
彼はさすが言語学者だから理解が早く大変助かるのだが、
日本語のこういう細かい点をこうこうこういうことだから、
ときちんと説明できたらいいなあ... と思った。

あと、英語では一般的なようだが、日本語ではあまり交わされないような日常トーク。
例えば日本で、「週末はどうでしたか?」なんて、 友達同士ならまだしも、
エレベーターで乗り合わせた会社の顔見知りには尋ねないだろう。
こういう質問はあまり発生しないだろうから、、と前置きすると、
そんな個人的な質問をするのはイギリス人だけで、大陸ヨーロッパでもない!と一蹴。
英語を習い始めた当初、英会話Nで毎回講師にこの質問をされて、
え、別に...  と答えに戸惑っていた自分を思い出し、懐かしくなりました(笑)。


他にも言われて気づいた日本語のユニークな点がたくさんあり、
こちらも毎回日本語に新たな発見があり、
改めて言語の奥深さにのめりこんで行きそうです。

毎週一時間の授業ながら、少なからず彼にとって刺激となっている様子。
予習復習をしてくれているようで、昔の記憶も蘇るのか、
回を重ねる毎に上達が伺えるのが嬉しいです。

私は私で、なんとかこの経験をテコに将来的に販路を拡大できないかと模索中(笑)。

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2013年5月5日日曜日

イタリアミクロ留学 in Venezia ② 学校編


少し時間が空いてしまいましたが、ヴェネツィアで一週間通ったイタリア語教室について書きます。

今回のヴェネツィア行きは、家人のガラス工芸留学に便乗して決定したわけだが、午前中一人でふらふらしているのもなんなので、イタリア語の勉強でもしてみようと思ったのが発端。
前記事にも書いた通り、学校は、ロンドンのピカデリーにあるItalian Book Shopにチラシが置いてあったところ。
買い物する時はいつもいろいろ比較検討して迷う自分には珍しく、他の学校を探すこともなく簡単に決定。
デポジットを求めらず、ゆるーい感じだったのが良かったのかも。



リド島に泊まっていたので、ヴェネツィア中心部にある学校までは、ヴァポレット(水上バス)で40分程の通学。

今でこそヴァポレットにもすっかり慣れてしまったものの、大通りの代わりに運河があって、運河脇すぐに建物が聳え、しかもその建物のどれもがディズニーランドにあるような門構えで、バスの代わりにボートで移動する... って、日本の田舎のみならず、他の国(例えばイギリス)から来るにしても、ものすごい非日常だわ...。

何度訪れても全く飽きない、特に海を見ながら育った(東京湾だけど)私にとっては本当に心地よい世界。
初めてここへ来てこの光景に感動したことは忘れちゃいかんなと思いました。



この白い建物の一階部分が教室。
ヴェネツィアの中心地、リアルトまで歩いて10分程度。
それでも観光客でごったがえすことのない、静かなエリア。

一日4時間、少人数の授業で、コーヒーやお菓子が振舞われるという点以外は、特に前情報なく登校したところ、初日の月曜日には前の週からいるアメリカ人のグループ6人組(以下米6)がおり、そこに私ともう2人が新規加入という形だった。

この米6、ただ米なだけでなく、そのほとんどが老人で、語学のセンスなんて皆無。
まあホリデイの片手間に教室に来ている有閑倶楽部だから仕方ないんだけど。

おいまじかこの連中と同等扱いか...

しょっぱなから心中穏やかでなくなったものの、
この米たちは、翌日の午前中で授業を終了し、その後は私を含めて
3人の小グループになる、と最初に説明があり一安心。

最初の一時間ほどは簡単な課題に付き合わされたものの、
数ヶ月前にロンドンのイタリア語教室で習った内容の復習ができたので、
まあ良しとする。

一時間ちょっとやって休憩。
その時点で講師が米6と我々新入生のレベルの違いを認識しており、
(と言っても、私も十分初心者なのだが...)
休憩後は米6とは切り離され、イタリア語初心者ながら、見るからに教養とセンスが光る、元古典音楽教師のデンマーク人のご婦人と2人で別課題に取り組むことに。

米6は2日目の朝には去り、以降は私とデンマークのご婦人、
もう一人ホリデイついでの超初心者スイス人の3人クラスとなった。
先の一週間米6たちと授業を受けていたご婦人よりも、
ロンドンで10回授業を受けた私のレベルのほうがまだ上なので、
終始私主導で授業が進んだ。この環境は個人的にはすごく良かった。

少人数なので、講師がこちらに何を勉強したいか、希望を聞いてくれる。
そのおかげで、週の後半には、再起動詞と過去形まで勉強できた。
ロンドンのイタリア語学校で週一10週間かけてやる内容を、一週間で押さえた感じか。



そしてロンドンに戻ってから知って驚いたことには、

この学校のオーナー兼イタリア語講師のイタリア人、ロンドン在住で、
私の会社の同じフロアの人の友人とフラットシェアをしているとか。

おーい、世界狭すぎるだろ。

さて、私が滞在した週には、我々初心者クラスの他にもうひとつ、
上級者クラスが開催されており、フランス人のおばさんがいた。
米6らが去った後は、上級者クラスはそのおばさん一人きり。

ある日、彼女とランチを一緒にした機会に尋ねられたこと。
「どうしてこんなにもたくさんの日本人がイタリア語を勉強したがるのか?」

このおばさんは12年イタリア語を学んでいるらしく、
ヴェネツィア以外にもイタリア各地の語学学校に短期留学経験があるらしいのだが、
そのたびにコースには必ず何人かの日本人いるので、驚いたのだとか。
(今回は私一人だったけど)

私は日本人のイタリア語留学がそこまでメジャーだとは知らなかったので、 逆にその質問に驚いたのだが。
まあ、考えてみると日本人てイタリア大好きな民族だわね。
私の勝手な見解では、

イタリアの食べ物、
イタリアのファッション、
イタリア人男性、

この3点に魅了される日本人が多いのではないか?
と、どこまでも個人的な意見をもって回答としておいたが、本当のところどうなんでしょう?







私ですか?今のところヴェネツィアが好きだから、が第一目的です。



これは学校にほど近い住宅密集地の裏路地。
家々の外壁にぶら下がっているスーパーの袋は、各家庭のゴミ。
こうして出しておくと、ゴミ収集の人が持って行ってくれるようで、
ちょうどその現場を見届けました。
二階の人は、ベランダからゴミ袋を吊るした紐を垂らしていました。
集められたゴミ袋は、手押し車でまとめて持って行かれ、
その後、ボートでどこぞやへ運ばれ消えて行きました。


こちらは学校から徒歩3分ほどの運河沿いにある Tearoom というカフェレストラン。
日本茶はじめ、アジア系のお茶が豊富で、お食事は全てヴェジタリアン。
宿にキッチンがなかったので、栄養補給に大変重宝しました。
写真は野菜のスープに、トスカーナブレッドと呼ばれていたパン。
スープといえど侮るなかれ。結構なボリュームで、男性も満腹にする。
そしてこのパンがやたらと美味しい。自宅で再現できないかな。



このお店は学校のおススメで、クラスメイトとランチに出向きました。
こういうちょっと留学っぽい体験ができて嬉しかったり(笑)。
オーナー兼シェフのご夫婦は英語堪能で、イタリア語学習者にも非常に協力的。
店内にはこのように動物の絵が飾られ、ポストカードなどの販売もあり。
別にヴェネツィアでなくてもどこにでもあるような雰囲気のカフェながら、
観光客主体の商売が中心のヴェネツィアにいると、むしろそういう日常に近い場所が新鮮だったな...。

学校は午後1時で終わるので、午後はここでお茶やランチで一休みし、
家人と合流してヴェネツィアの各エリアの生活事情を見て歩きました。


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2013年5月1日水曜日

イタリアミクロ留学 in Venezia ① 宿編



昨年12月の7度目のヴェネツィア訪問で改めてその魅力に魅了され、
今年1月、ブォンジョルノからイタリア語の勉強を開始。
3ヶ月経過した先々週、休暇を兼ねてヴェネツィアでイタリア語教室に通いました。

学校は、ロンドンのイタリア語教室の教材を買いに行った先、
ピカデリーの Italian Book Shop にチラシが置いてあったところ。
私にしては珍しく、特に比較検討もせず、わりと即申し込んだのですが、
行ってから知ったところによると、ヴェネツィアにはイタリア語学校2校しかないらしいです。
いや、本当はもっとあるのかも?
ただインターネットで検索して出てくるのは2校だけ、とクラスメイトが言っていました。

同じ週に家人はムラーノでガラス留学するので、宿は学校を介してではなく自分で取りました。
前回バルセロナで泊ったような、自炊のできるアパート希望でしたが、
ヴェネツィア本土のアパート、ホテルはどこも尋常ではない高額っぷり。
どうせヴァポレットのチケットを買うのであれば... ということで視点を変え、
夏にはヴェネツィア映画祭の舞台となる離れ島のリドに宿を取りました。
本土に比べてリドやムラーノだと宿はだいぶ安いです。

ヴェネツィアは実に8回目の訪問ですが、リド上陸は初めて。
ヴェネツィアに来たはずなのに車が走っている光景が新鮮でした。

宿は、いつものように Booking.com で、せっかくだから海の見える部屋という条件で探したのですが、これが大当たり中の大当たり!
お部屋は全面ガラスばりのラグーンビューで、巨大なプライベートテラスからは目の前一面のラグーンと、ヴェネツィア本土をも臨めます。
到着したのがちょうど夕暮れ時だったので、部屋に入った時は日没が美しすぎて、説明を聞く所ではなくひっくり返りそうでした。

テラスからの眺めがこれだ。




結局このテラスが快適すぎて、5泊の滞在中ほとんどは夕方出歩かず、
日暮れ前からテラスでビール、レモンチェロ、ワインにおつまみで夜を迎えていました。
これも「観光しなくてはもったいない!」という根性がないがゆえに持てる余裕でしょうか。

さて、今回のヴェネツィア訪問の大目的は、将来的な移住の可能性模索。
前回訪れてかなり気に入って、イタリア語の勉強も始めたわけですが、
果たしてその情熱は本物か?の確認と、具体的にどうやって移住を叶えるか?の調査。
情熱が本物であることは、初日にもう確認済み。
移住については、イタリアの経済状況やビザの制約など考えると現実的な話には映らないかもしれませんが、まあ何事もトライしないことには始まらないですから。
実際日本人でもヴェネツィアに住んでいる方はいらっしゃるわけだし、
出来ない理由を探して動かないという選択肢はないのです。

ロンドン移住、カナリーワーフ就職を、コネなし金なし運なしから15カ年計画で達成したので、ヴェネツィア計画もいけるような気がしています。

何はともあれ、長い燃え尽き症候群から脱するきっかけとなりそうな目標が見つかったのが大収穫です。

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