2011年2月16日水曜日

ロンドンで家探し 2


前回 ロンドンで家探し 1 の投稿をした後、一緒に家探しをしたパートナーから『内容をはしょり過ぎ』と指摘があった。確かに、実際の家探しプロセスをかなりはしょった感があるので、もうちょっと書いてみる。

エリアは Canada Water と決まったものの、イギリスでの家探しは経験がないので、どこから着手するべきかまずいろいろ検討した。インターネットで調べたり(gumtree.com など)もしたが、結局は現地の不動産屋を訪問した。また、日本人は日系の不動産屋で斡旋してもらっていることが多いという話を聞いたので、何軒かネットで見たりもしたが、日本人が多く住むのは中心部か北部、西部なのか、どこもオフィスがそのエリアに集中していて、Canada Water のある南西部はカバーしていない(していても薄い)様子。

Canada Water 駅近くの Surrey Quays Shopping Centre 2階にある不動産屋を突撃訪問。
事前に不動産屋攻略法をチェックしていたパートナー。一軒目では予算低めで相談すると、Canada Water 辺りではその金額では無理で、South Bermondsey なら、と提案された。
いや、しかし Canada Water にこだわりたいので却下。
二軒目で首に入れ墨の入った営業マンのテリーと出会う。『やはりCanada Water 徒歩圏は週230ポンド以上出さないとないぜ』と言いつつ、周辺地図に家賃相場を書き入れた自作の家賃相場マップ的なものをいただいた。


テリーの紹介で、Canada Water 駅徒歩8分くらい、Rotherhithe 駅近くの1 bedroom を一軒見にいった。
(全く余談の内輪ネタだが、IIIR は Rotherhithe 駅近く、住宅地のど真ん中にオフィスがある)

テリーが10分近く遅刻してやって来た上、月々950ポンド(13−4万?)の家賃の割に部屋がかなりコンパクトで、可もなく不可もなくといった所だった。
アーティストとSE の夫婦が暮らしていたが、子供が生まれるために越すようだった。
パートナーは、『このクラスの人たちでもこの家賃が払えるんだ』のベンチマークを得たようだった。((でもこの人たち共働きよ...

不動産屋テリーのアドバイスもあって、ターゲットエリアに Deptford と Greenwich を含めることにし、この日は Greenwich の視察に行く予定だった。
その前に、若干渋るパートナーを引っ張って、もう一軒Canada Water の不動産屋を当たることにした。
アジア人のエージェントに、条件に合うような物件を2つ紹介された。ひとつは Canada Water、SQ Shopping Centre 近くの Greenland Dock 沿い、もうひとつは新たにエリア拡大で考慮された Deptford Bridge。どちらも同じ家賃。私は絶対 Canada Water 推しだったが、Deptford Bridge も条件が良さそうだったので、両方見学のアポを入れた。

ちなみに Greenwich はかわいらしい街だが、やはり観光地で、大型スーパーがない、人が住む所は少し交通機関から離れている、そして家賃が高いの三重苦で却下になった。


日を改め、二軒目の不動産屋を再訪し、アポを入れた2軒の物件を見学した。
一軒目は期待の Canada Water - Greenland Dock。立地は最高。
が、、蓋を空ければ、今住んでいる中国人があまりにも汚く暮らしていることが災いし、決して魅力的な部屋ではなかった...。人間はこんな空間に生息できるのか?と悩まざるを得ない程、ありえない住環境...。他、長い階段を上がらないと部屋に辿り着けないのもマイナス。
気を取り直して二軒目の Deptford Bridge へ。ここは、噂には聞いていたが、現在開発まっさかりの新興住宅地。幕張のパティオスを彷彿とさせる。DLR の Deptford Bridge 駅前一体が、真新しいコンプレックス。そのうちのひとつのビルの2階だった。
その前に見た Canada Water の部屋があまりにもお粗末だったせいもあり、セキュリティ完備、ジム/プール付き、オールフローリングのこの部屋が一際輝いて見えた。都心部から離れるが、パートナーは DLR 一本で会社へ行けるし、バス停も近い。自分的には窓の外に障害物がないのが大きかった。

Canada Water が第一プライオリティだったはずだが、結局この Deptford Bridge の物件に、帰り道にすんなりサインした。
日本の実家を買った時もそうだったが、第一印象ですぐ決めるのは悪くないと思っている。
さて、これから賃貸のための Credit check やらが始まる。(といっても私は無職なので、関係するのは大方パートナーさんだけど)

サインしたはいいが、Canada Water にこだわっていたので、Deptford Bridge エリアの知識が皆無。帰宅後パートナーはいろいろネットで調べたりしていたようだが、概ね満足のようで安心。
私ですか?モノに満足したので、この際立地は妥協する。SE の郵便番号に変わりないし。
なにより、ロンドンには変わりないのだ。

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