2012年3月25日日曜日

Canary Wharf Week 2 総括


Canary Wharf での会社員生活2週目。
毎朝の通勤が楽しみである。今のところ、Heron Quay で下車し、古巣のTR社のビルの電光掲示板で動くニュースの文字を目で追いながら、Jubilee Park を通り抜けるのが通勤路となっている。

先週金曜日にNYからやって来た社員Kが一週間丸々一緒だった。私と同期のJをトレーニングするためだけにやってきたらしい。金曜日の夜、我々とKの歓迎会という名目で、上司のXを含め4人でディナーに行った。金曜なのに予約もせずに行けるようなカジュアルな店だったが、会社のお金でこんなふうに飲み食いするのが久しぶりで新鮮だった。前職でもチーム飲みはあったが、あの時は会社ではなく上司のポケットからお金が出ていたと思う。

Kは最初はたいした印象もない米人だったが、このディナー会に始まり、今週は一日何時間も説明や質疑応答で時間を共にすることとなり、さらに放課後もう2回チームの誰かの声掛けで飲みの席が設けられ、だいぶ親睦が深まった。ノミニケーションの効果は万国共通の認識のようだ。

先週は業界の基礎知識などの講習が多かったが、今週からより具体的な実務の説明に入った。主にチームの担当業務の概要と、いくつかある業務ツールの役割と基本的な操作方法が中心であった。Kが直接説明するものに加え、NYにいる担当からのWebexによるセッションもあった。はっきり言って後者は眠気との闘いでだった。連日狭い会議室での講義が続き(ガラス張りなのがせめてもの救い)、一日中英語を聴いてはメモを取りっぱなしで、体力というよりも神経が疲労しきっているに違いない。おまけに電話だとエコーが入ったりで正直、英語もかなり聞き取り難い。質問はほぼJに任せ、私は相槌を打っているのがやっとだった。

講義に加え、データベースツールを使った情報処理や、取引先へのツールのデモの練習など、より実践的な内容も入ってきた。私はこれまでの職務経験のおかげか、データベースの運用は得意であると自負している。いくつもツールがある状態で、どこのどれとどこの何が繋がって、何の情報が欲しい時はどことどこに入ったら取れるとか、そういうのをぱぱぱっと判断・処理するのがうまいので(自分で言っちゃったよこの人)、一度からくりを理解すれば、この手の処理の速さと正確性では他の人に負ける気がしないし、これから他を圧倒して行く予定である(言い切った)。目下の難関はデモ。ツールの操作や各ボタンの意味についてはしっかり理解しているので、間違った説明をすることはないものの、それらをWebex(つまり説明は電話)で英語で相手にわかりやすく伝えるのが難しい。これまで2回ほど、XとKを相手に練習デモを行った。どちらも評価は悪くない。電話だからメモを見て話せるし、決して変な英語を喋っているわけでもなく、内容は問題なく伝わっているのだろうが、主に言葉の障壁で相手の質問が理解できない(致命的w)&何か詰まった時や不測の質問にスマートに対処するのが不得手でいる。まあ、その昔東京ディズニーリゾートのバイトで長いスピールを覚えてこなしていた経験から、こういうのは場数を踏めばそのうち考えなくても勝手に口が動くようになり、相手の質問も予測がつくようになるのだろうと楽観的に考えている。実際に説明する相手も、スペイン人やポーランド人やモロッコ人だったりするのだろうから、多少コミュニケーションで手こずっても、最終的にちゃんと伝われば許してにゃん。

今週は幾度か会社の人と飲みの席が設けられ、古巣の向かいのバーこちらのメンバーズテラスに潜入する機会を得た。社内でのWebex講習会やこうした飲みの席で得た情報を総合すると、同じ業界にあっても前の会社とこの会社の違いというのが色々見えて来る。もっとも、同じ社内にあっても部署やチームやオフィスのロケーションによってカラーは様々だろうから、一般論を語ることは難しいし、先週の総括で述べたように、日本で仕事をしているのとロンドンにいるのでは、本社(米)との距離感が全然違う。こうした様々な条件を考慮し、辿り着いた現在の見解としては、一にも二にもロケーション(Canary Wharf)重視で入った会社にしては、我ながらまずまず良い所に潜り込んだんじゃないかなと思っている。元同じ会社出身の上司もそう言うので、尚更信憑性がある(笑)。その実のところはまだまだこれから見えてくるのだろうが、せっかくゲットした環境なので、リターン3倍を目指して毎日を大事にやっていきたい。

以上、バタバタと総括終了。
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