2012年10月21日日曜日

Berlin läuft ベルリンで10K走に出場


10/13−14の週末を利用しベルリンへ行き、Berlin läuft という10キロミニマラソンに参加しました。

7月にロンドンの British 10K というのに出場した話をこのブログにも書きましたが、そこで完走できたので調子に乗って、勢いでレジスターしました(単純)。
まあ、ランニングを継続するにはモチベーションが必要だし、他の都市も調べてみたけど、最近スペインばっかり行ってるし、東側で都会、90年代に一度訪れたきりのベルリンの観光も兼ねて行ってみるか、というノリです。

なんにせよ、今年のはじめには1キロも走れなかった人が、10キロ走ろうという意思を維持できていることは驚異的かつ素晴らしいことです。

金曜日の夜にベルリンに飛び、土曜日半日かけて簡単に観光。

レース前、炭水化物摂取を意識して、朝食はチェックポイントチャーリー横のマックで、いかにもドイツっぽい形状をしたパンの朝セットを。

特に下調べせずに行ったものの、意外にも宿に近かったチェックポイントチャーリー、ベルリンの壁モニュメント、ホロコーストモニュメント、ブランデンベルグ門まで、徒歩で観光。

壁のモニュメントの側には、ドイツの黒歴史を解説した展示もあります。

個人的には、観光のハイライトは、ホロコーストモニュメントでした。
写真ではイマイチその素晴らしさが伝わらないのだが、圧巻のデザイン。


正直、ブランデンベルグ門は、えーこんなモン?!(洒落か!)と期待はずれ...。
この辺はベルリンの銀座という感じのたたずまいでした。

体力温存のため、バスに乗ってランチを摂るレストラン付近まで移動。

レース前、炭水化物摂取のため、お昼は巨大ピザを。
ちなみに、アレルギー持ちの家人が事前にチェックしていった 12 Apostel というお店です。
ベルリンに何店舗かあるようですが、我々が訪れたのはZOO駅から遠くないブランチ。ウェイターの女性は英語も上手で、アレルギーのこともいろいろ厨房に確認してくれて親切でした。
ピザは世界一美味しいわけではないけど(事実私のはアンチョビが効き過ぎしょっぱい部位も)、このボリュームを完食できるほどには美味しいし、これでお値段11€だかはかなりお値打ち。食べきれなかった分は持ち帰りました。

最後にZOO駅近くのスポーツ用品店屋上に設けられた Berlin läuft 特設会場へ、翌日のレース関連の資料、靴に付けるタイム測定チップ、Tシャツなどをもらいに行きました。
資料とは、当日何時にどこに集合とか書いてある案内なのだが、オールドイツ語...。
まったくわからんので、結局ヘルプデスクの人に英語で質問。とりあえず当日の集合時間と場所だけ確認して、体力温存のため早々ホテルに戻り、寝ました。

さて、レース当日。幸いにも好天でしたが、ベルリンはロンドンより気温が低く、朝は冷え込みました。
スタートは12時正午。エントリー時に自身の10Kの推定タイムを申告し、それに合わせてスタートがグループ分けされていました。
私は7月のロンドン10Kが62分くらいだったので、思わず調子にのって60分と申告してしまい、65分と申告した家人とは別のグループになってしまった...。よって、スタートから大量のドイツ人に混じって孤独な一人旅でした。
英語の案内がないことからもわかるように、7,000人超の参加者の、本当に大部分がドイツ人でした。当日のアナウンスもドイツ語オンリー。とりあえずスタートできるよう、周りの様子を観察し、取り残されないように必死。
改めて、ロンドンは国際色豊かだなー、と思い知らされました。

レースのコースはこんな。HPからパクってきてしまった。怒られるかな?
ベルリンの地理に明るくない人には(私を含め)説明したところでピンとこないでしょうが、シャーロッテンブルク宮殿という、ベルリンの街の割と北西をスタートし、東へ。途中右折し、公園、そして動物園の中を通ってZOO駅付近から直線、さらに右折してスタート地点でゴール。
ほぼ長方形に近い順路ですが、とにかく直線が長くて参った...。
また、前回ロンドンの時は、この先どれくらい行けばどんな景色が待っている!と察知できたけど、今回は土地勘がなく、どこまで走って先に何があるのか全く検討つかず。それもまた疲労を増長させた気がします。
長い直線の続いた後、3キロ前後と8キロ前後が特にしんどく、後続のランナーにぼろぼろ抜かれた記憶があります。
おもしろかったのは、動物園の中を走ったこと。一般観光客と思しき人たちが沿道で応援してくれていました。また、私は走るのに必死でまったく気づかなかったけど、後で聞いたらトラやらサイやらがすぐ横で走る人間どもを見守っていたらしい。動物たちに見られながら走るコースは珍しいのでは?

ロンドンの時は最後ラストスパートの余裕があったけど、今回はなかった...。
ゴール前はヒーヒー言いながら、完全に顎が上がっていました。
BGMの最後に入れてあった「サライ」でひとり24時間テレビ気分に浸りながら、なんとかゴール。ひとまず、無事に完走できてめでたしです。

レース会場の貴重品置き場の情報もドイツ語オンリーでよくわからなかったので、なくなるのが怖くてカメラも持参せず、残念ながらレースの写真はないです。
行ってみたら荷物置き場はロンドンの時よりもだいぶしっかりしていたので、後でやっぱりカメラ持ってくりゃよかった!とちょっと悔やんだものです。
おもしろかったのは、ゴール後、無料で振る舞われていたドリンク類の中に、温かくて甘いリンゴジュース(これはドイツでは一般的な飲み物なのかな?)と、さらにドラフトビールが!さすがドイツ!思わずおかわりまでいただきました(笑)。

さて、レース後は荷物を置いてあったホテルへ戻って一休みし、甘いものを食べて、ビールを飲んで、その晩の飛行機で駆け足でロンドンへ帰りました。
本当にレースのためだけのミニマル滞在。残念ながらカリーブーストを食べる暇もなく...。

格安ライアンエアーを利用したため、辺鄙なところにある Schonefeld 空港からの発着。
この空港が小さいながらとんでもなくdisorganised で、ドイツ人が勤勉だとか細かいとかきっちりしてるとか言ってるの誰だよ?!と思わず文句たれました。
この空港もうすぐなくなるらしいと聞いたけど。

滞在2日、うち一日はレースだったので正味1日半のベルリンの旅。お疲れさまでした。




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