さて、久しぶりに仕事の話です。
オリンピック、パラリンピック、旅行にもはや趣味となった走ることにネタが偏っていましたが、その間にも毎日会社に行って仕事をしているわけで。
そもそも「カナリー週報」は、カナリーワーフでのサラリーマン生活の記録をしていく予定が、完全に脱線しておりますね、すみません。
早いもので入社して半年が過ぎ、わかってはいたけど試用期間もラクラククリア。
最近職場でちょっとした組織編成があり、長い話を短くまとめると、今まで大きく分けて2つの仕事をしていたのだが、そのうちの1つに専念することになった。
同僚のLとGとはまだ隣同士の席に座っているが、Lはこの度私が離れたもう1つの方の仕事に就く事になり、私の所属するチームはすぐ隣にいる以前から変わらぬ上司とハンガリー人のG、NYに会ったことも話したこともない2人、さらに香港に2人により構成されることとなった。
私とGでEMEAの担当分の仕事を2分するはずなのだが、まだいくつか問題が。
Gは私とLの2ヶ月後にこの仕事を始めたのだが、あまりにも業務について知らないことが多すぎる...。
幾分かはトレーニングのスケジュールの問題だったりもするのだけど、個人的にはGの就業態度というか、学習意欲の欠如、仕事に取り組む姿勢に起因するような気がしてならん。
日本人、仕事に厳しすぎるだろうか?
Lはイギリス生まれながら香港人。何となく日本人の私と work ethics みたいなのを共有しているのか、Gのいないところでこの辺の見解が一致している。
細かい手順やからくりをいちいち説明するのが億劫で、結局自分でやった方が早いと判断し、本来Gに振るべき仕事も片付けちゃったりしている。
そしてこのG、さらに印象を悪くしているのは、病欠の多さ。
病欠は社会人の責任欠如と捉え、こよなく嫌悪する私には堪え難い。
今月は突然の病欠で3日休んだと思えば、2日くらい来て、その後一週間故郷に帰るため休暇。
一体いつ働いてんだよ、と思わず言いたくなるわけよ。
そんなわけで、Gと2分されるべき仕事のほとんどが私が片付けることとなり、この一ヶ月の私の手がけた&案件数はグローバルチームの中でも断トツトップ。2位を25%上回る、まさに他の追随を許さないスーパー仕事人だ、私。
そんな、同僚への小さな不満を抱えながらも、考えてみると今の仕事はつくづく、ロンドンの中で見つけうるパーフェクトな仕事だなと思う。
理由0: これはまあ言うまでもなく、15年憧れ続けた Canary Wharf で就職できたという点だけで満足。情熱いまだ冷めず、毎日の通勤が幸せでしょうがない。
理由1: 日系企業ではなく、かつ日本人である必要がない仕事をしている。正直、日本にいてロンドンで働きたいと思っていた時分には、日系の銀行などで就業している絵を描いていた。が、今の仕事は日本語も使わなければ日本人との接点もなく、完全にヨーロッパ環境の職場。日本人でありながら、ロンドンでこういう環境で働けるのは、ある種特殊な経験で有り難いと思っている。
理由2: そんな中、昨今の組織改編で、EMEA に加え日本をもカバーする事になった。こうなると、日本語ができる日本人であることがプラスにしかならない。
理由3: 前職の経験・知識がモロに生きている。故に仕事に余裕が生まれているのだろう。
理由4: 理由3. もあってか、仕事は大変すぎず、ストレスにはならない。でもチャレンジングな場面もそこそこある。いろんな国の人と話できるし、楽しい。
理由5: なんだかんだ言って、上司や同僚にも恵まれている。上司はいわば入社前から知り合いだし、同僚が自分より一歩二歩遅れていることで、自分が優位に立てる。褒められて育つ私には、この環境は有り難い。また、昨今の組織改編で、大嫌いなアメリカとの関係が薄くなるのも嬉しい。(別にアメリカの同僚に罪はないのだが、アメリカへの嫌悪感が、彼らとの接触を不快にさせるのだ。)
他、給与やら福利厚生やら細かい事を挙げればまだまだ続くが、かつては日常的に転職サイトを見ていたが、今のところロンドンにいる限り、今の仕事を離れる気はさらさらないどころか、そんな事を可能性としても微塵も考えたこともない。
まあ、時間が経てばいろいろ考えも変わるだろうが、仕事にこれだけ満足しているって自分史上類を見ない精神状態だと思うし(もっともこれまでは常にロンドンに行くために現状を打破したいという思いがあったのだが)、だからこそ小さな不満や懸念は脇に追いやって、毎日幸せだと思いながら会社に行けるこの状況を享受しようと思う。
ちょっとぼやいてみた。次は仕事のもっと実務的なことを書きます。
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