2012年10月22日月曜日

魅惑のバスク紀行〜ビトリア&リオハ編

だいぶ間が空いてしまいましたが、6月のバスク旅行の続きです。

ビルバオで一日半過ごした後、バスで隣街のビトリアへ移動。


ここでは昔の友人のお宅でお世話になりました。
その昔90年代、交換留学生として、イギリスのエセックス大学というところで一年過ごしたのですが、その途中、1タームだけ留学してきて学生寮の同じブロアに暮らしていたオランダ人女子と親しくしていました。
ある日その彼女と学内のクラブ(というかディスコ)に出かけた際、どこからともなく現れた、彼女のクラスメートのスペイン人の男。クラスメートと言っても顔見知り程度だったらしく、自己紹介から始まり、なんか2人楽しそうに踊り出したので、私は眠くて先においとま。 その2人がやがて結婚。今は夫の出身地ビトリアに暮らしている、という背景。

ありがたいことに、この2人と10年以上経った現在まで親交が続いているわけです。
当時は若くてあまり人間関係なんて気にしていなかった私にしては、非常に珍しい(?)、貴重な long-term relationship...。まして、今みたいにFacebookどころかメールもまだ一般的ではなかった時代。この私の性格を考えると、すごいわ。

前置きはこのくらいにして。
ビトリアではそのお友達夫婦+双子の4歳児の暮らすお宅に私と家人まとめて泊めてもらいました。
ビルバオからバスで着いたその日は、ビトリア中心部を案内してもらい、ビルバオを遥かに凌ぐ栄えっぷりにビックリ。
人が多い!改めて、ビルバオは人工都市だなという印象が強まりました。

間にツナ&マヨの具の挟まった、スペイン風オムレツ。ボリューミィ&美味。

 
魅惑のバスク菓子たち。見た目の割に甘すぎず美味しい。


そして翌日は、車でリオハのボデガ(ワイナリー兼レストラン)に連れて行ってもらいました。
結果、これがこの旅のハイライトに。

 辺り一面のブドウ畑。

まず、ガイドさんによるボデガの説明。英語ツアーで、我々グループの他にも、ロンドンからの旅行者がいました。
品種の説明や、ワインができるまでの行程を聞きながら、ブドウ畑から樽の眠る地下室まで見学。

そしてお楽しみの試飲。
赤白両方、計5種類以上飲ませてもらい、味わったワインの味を形成している成分(フルーツとか)を当てるクイズなんかしました。
飲み方、口の中でのワインの転がし方なんかも教わって、おもしろい。


試飲のお伴のタパスたち。見た目にかわいく、味も美味しい。
皆お腹が空いていたのか争奪戦。

一番右がガイドさん。

試飲の時点で既に若干酔っぱらい、かなりいい気分になったところで、続いて併設レストランでの豪華ランチ。

この先はつべこべ言うよりも、写真でお楽しみあれ。

 白ネギの冷製。これはこの地方の定番家庭料理らしい。シンプルかつ美味しい。

チョリソと、黒いのは豚の血ソーセージ。これがコクがあって激しく美味しい!
帰りに寄ったビルバオでおみやげに買って帰りました。

 スペインと言えば生ハム。裏切りません。

豆の煮込みスープコシード。壷からすくう。

この他にも、ポテトやおつまみ型の前菜が何種か。
ここまででまだスターター。 
料理と一緒にそれぞれの皿に合うワインがどんどん出てくるため、この辺までくるともうかなり出来上がっていて、意識を保つのに必死。
そんな中、まだまだ美味しい料理を味わわなくてはならない (て日本語合ってる?意:味わう+なくてはならない)体力勝負。

 これは確か冷製の煮込み。ソーセージ&ししとう入り。

 ようやくメインのラム。テンダー&モイスト。裏切りません!!

 デザートはパフに濃厚チョコソース。もーダメです。これ以上入りません。

料理はもちろん驚愕の美味しさ&ボリュームだったわけですが、それ以上に、晴天の下、一面ワイン畑の目の前で、素敵な皆さんと一緒にお食事できたことがプライスレスでした。
そして、いつもはナッツアレルギーで外食にはうるさい家人が、出るもの出るもの美味しいと言ってがっつり食べる姿を見るのは初めてで、それがまた嬉しかったな。(酔いのせいもあるかも?)

帰りもドライブしてもらい、Frank Gehry のユニーク建築、Marques de Riscal Hotel and Winery を外から見学。
正直、酔いがまわりまくり、写真はたくさんあるけどあまり記憶がない...。


こうしてお友達のおかげでビトリア&リオハで極上の一日半を過ごし、翌日はバスでサンセバスチャンへ。

サンセバ編は、気が向いたら書きます。
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