2010年9月30日木曜日

DAY 7: 学部オリエンテーション

晴れて機嫌の良いポール氏。

今 朝はDESTIN (Development Studies Institute の略だったらしい。現在はInternational Development に改名され、正確には IDと呼ばれるべきなのだろうが、DESTINが根強く残る) のInduction 、午後は自分の所属するコース MSc Environment and Development のオリエンテーションがあり、終日LSEに滞在。

今 週から履修希望の授業の登録が始まった。自分の所属するコースによって、履修可能な授業の条件と単位数はある程度決まっていて、概ね皆一定のリストの中か ら選択するのだが、多くの授業に人数制限があり、いわば争奪戦になっている。しかも、人気の授業が火曜日の午前中に集中しており、学生からの不満が炸裂。 10/18までに全員が履修を確定させるが、早い所決まってくれないものか...。スケジュールの決まらない生活は落ち着かないではないか。

自 分のコースは、DESTIN (開発学部)から1単位、Geography & Environment (地理&環境学部)から1単位、さらに必須科目が1単位(これはもう決まっている)、修士論文という4単位構成。1単位=Full term の科目1つ or Half term の科目2つ。MScにしては異例で、実は修士論文はオプショナル。書かない人はもう1単位別の授業を取る。自分は当初修士論文は見送るつもりだったが、修 士号を取得し修士論文を書いていないのもいかがなものかと思い、書く事にした。テーマはもちろんこれから考える。

開 発学はビジネス関係と並んでLSEの花形コースなのか、かなりしっかりしたオリエンテーションが午前中4時間かけて行われた。一方、午後のコースオリエン テーションはかなり小規模でしょぼいものだった...。Geography&Environment 学部は、DESTINほど力が入っていない様子。唯一の収穫は、コースの学生全員と顔を合わせる機会となったことか。先に行われたFacebook有志に よる飲み会の参加者は15人程で、皆先進国出身者だったが、今日揃ったのは全部で約45人程度。大多数がEU及び北米出身者であるのに変わりはないが、イ ンド、タイ、エクアドル辺りもいる。数人いる中国人は皆香港出身者で、巷にあふれるいわゆる中国の人はいない。唯一のアフリカ勢はガーナ人。

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夕方行われたDESTINのレセプション。この後2次会で近所のパブに流れる。

同じコースの連中、と言っても、Environmental conservation, climate changes, water resource management, sustainable development など、人によってフォーカスはさまざまで、履修科目によってほとんど顔を合わせることがない人たちも多いのだろう。さて私は何がやりたいのか?それは追々 考えようと思います。。(焦らず、騒がず、楽しむ)


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2010年9月28日火曜日

DAY 5: 続・経済学入門

昨日に続き今朝も3時間、「経済学入門講座」が開催された。
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Pareto Efficiency: There is no alternative allocation that will make everyone better-off; there is no win-win situation. つまり一方が裕福になる事で一方は必ず貧乏になる。
この原理によるリソースのアロケーションが満たされないと、Market Failure が起こる。
   e.g. Imperfect Competition - 独占、カルテル、あと monosponies ってノートに書いてあるんだけどこんな単語ない。正しいのは何ですか?意味としては買い手一人にたくさんのsupplierということ。
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と、まあこんなことも習ったわけながら、未だ復習が追いつかず。
それよりも興味深かったのはこの話。経済はこの世のあらゆる場面に存在するという話で、経済と discrimination の関連の説明の中で次のようなリサーチ結果が紹介された。(source 不明)
あ る大企業の求人に、まったく同等の学歴&経歴&スキルで、同じく同じようなレベルの完成度の履歴書を2通送付した。1通の差出人は典型的白人アングロサク ソンの名前(John Smith としておく)、もう1通は典型的アフリカ系アメリカ人の名前(なんだろう、オスマン・サンコンにしよう)で送付した。すると、企業側から面接に関する call back がある可能性は白人の名前(John Smith)がアフリカ系の名前(サンコン)を実に50%も上回った。
別 の実験。まあまあだけど完成度の高くない履歴書1通と、とても完成度の高い履歴書1通の2通を、それぞれ典型的アングロサクソンと典型的アフリカ系の名前 で某企業の求人に送付した(つまり計4通)。すると、アングロサクソンの名前で送った完成度の高い履歴書への call back 率は完成度の高くない履歴書に対する call back 率を30%上回ったのに対し、アフリカ系の名前で送った2通の履歴書に対するcall back 率はまったく同じだった。
日本人の名前は、日本国外の企業の採用担当者にどのような印象を与え、どのような行動を取らせるのだろうか?

さて、今日は大学院生のオリエンテーションなるイベントに参加した。これは全大学院入学生に対して行われるもので、人数が多いので Last Name のアルファベット順で3回に分け、巨大なシアターで設けられた。
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LSE には4,000人もの大学院生がいて、うち70%が外国人(non British)、さらには半数近くが non EU からの学生と説明があった。つまり、半数の学生から法外な授業料を徴収し、潤ったお金を学生の奨学金にまわし、さらに学生を誘致するというビジネ ス。"We buy a degree." というのは、概ね学生(特に外国人)の共通認識として浸透している様子。

今 週は新入生歓迎ウィークみたいな感じで、校内各所(と言ってもかなり狭い)でいろいろなイベントが行われているが、今晩は大学院生限定のクラブイベントが あった。1,300人だか収容可能なスペースに皆ひしめき合っていたが、音楽もいまいちで私はもっぱら水を飲みながら喋って終わった。ビール1パイント2 ポンドくらいのようだったが、小市民な私は事前に友だちのフラット〜学校までの道すがら、手持ちの赤ワインを飲みながら行ったので、LSEにお金は落とさ ず。とはいえそれなりに盛り上がった楽しいイベントだった。1時をまわるころに、昨日知り合った同じ宿舎の中国人らと一緒に会場を後にし、188番のバス で帰宅した。188は学校のすぐ目の前から出ているが、なんと24時間運行。シドニーの24時間バスとは違い、夜中でも昼間と変わらず10−15分おきに やってくるという優れもの。Canada Water にも行ける偉いやつ。きっとこの先さんざんお世話になる事だろう。
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2010年9月27日月曜日

DAY 4: 経済学入門

自 分が所属するコースは Geography & Environment と DESTIN (Development Studies International... 本来INが頭にくるはずだが音の収まりが悪いのでこう略されたとか?)の2学部の共同運営なもので、オリエンテーションやらガイダンスやらも両学部の物に 参加することになっている。

土曜日にFacebookで知ったのだが、今日と明日の2日間、DESTIN主催の「経済学初心者のための経済学入門講座」なるものが開催されるらしく、経済学初心者は当然参加した。

そ れにしても、この学校は学生の自主性を重んじるのか、はたまた情報の共有を重視していないのか、自分から探しに行かないと本当に情報がまわってこな い...。一ヶ月くらい前からFacebookで解説されたこのコースの今年のメンバーのグループに参加しているが、本当にそのグループがなかったら超重 要な情報を逃しかねない。VIVA Facebook。ARRIVA Skype!!

で、 その「経済学入門」講座が、朝10時から夕方5時まで、2時間のランチを挟んで計5時間続いた。会場は満員御礼。最初は経済とは何ぞや、といったごく簡単 な説明から入ったと思いきや、1時間もすると次第に複雑に...。午後はもうやたらと登場するグラフを板書するので精一杯(泣)。

  午後のノート。時折登場する日本語に必死さが滲み出ている...。

経 済は正直、生まれてこのかた一度も興味を抱いたことがない。一応、進学先が London School of ECONOMICS なので、入門書は読んでみたが、これまで全部日本語で読んでいたので、英語のタームがなかなか入ってこない。(Supply、Demandくらいはわかる よ、さすがに。)
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今日学んだこと(間違ってたら誰か直して):
Equilibrium: 平衡 = 需要曲線と供給曲線が交わる所。
Elasticity:  ある特定の品やサービスの価格変化に伴う需要や供給の変化の度合い
        = % change in Q/% change in S
Opportunity Cost :  next best thing that can be done to maximise the outcome of resource investment 「これをやっていなければ他にやりえた事」て書いてある。なんとなくわかる。
Neoclassical Growth Model : 貧しい国が貧しいのは物を作り出すキャピタル(機械とか)がないからで、リッチな国が貧しい国にキャピタルを送るのが良いという、その昔あった考え方。な ぜなら this model demonstrates that return in Capital is higher in poor countries than rich countries. 投資に対するアウトプットはsaving=investment が低い段階の方が大きいというモデル。
Endogenous Growth Theory : Neoclassical と逆の考えで、知識や蓄えが多い程生産性が上がるということ。 
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知識のなさを露呈するのはこの辺にしておく。

ラ ンチは校内で最も安いと言われるB級テイクアウェイサンドイッチ屋へ連れられて行ってみた。昨日一日中眠っていたので、実に一日半ぶりの食事で、1.15 ポンド(確かに安い)のチーズとトマトとこちらの白いマヨネーズを食パンに挟んだだけの代物が、非常に美味しく感じられた。余談だが、チェダーチーズはや はり美味しい、イギリス。

放 課後はドライヤーを買うという一大使命があったので、先述の激安カタログショップArgosへ再度向かった。前回蒲団を買った際にドライヤーも一緒に買う つもりだったのだが、ピンク色の在庫がないという理由で見送った。今日は前回のNew Oxford St ではなく、Chancery Lane の支店をアタック。同じコースで一緒に経済学を受けていたスウェーデン人のAが付き合ってくれた(というか付いてきたのだが、彼女は履修に関する情報をや たらと握っていて色々教えてくれるので手放せない)。無事にピンクのドライヤーをゲット。15ポンド。ああ、これで朝も夜も寒さを恐れずシャワーを浴びら れる...。

さ らに今日は、住んでいる宿舎のいわゆる Welcome Party が開催され、Free Drink につられて急いで帰って参加した。この宿舎にはざっと見る感じ400人くらい暮らしているのだろうか。うち、今晩会場の敷地内のパブに何人集まったのか知 れないが、かなり盛況し、皆適当にミングルしていた。日本人の存在はこれまで自分の他に3人(全て女性)確認していたが、今日もそれ以上は見かけなかっ た。多いのはダントツで中国人とインド人。そして驚いたのは、最近の中国人の女の子は姿形が日本人化していることだ。髪型、メイク、服装を見る限り、明ら かに日本人にしか見えないような女子たちが何人もいた。そしてやはり、集団の中でついついアジア人とばかり寄り集まってしまうのは自分の特性なのだろう か。同じような顔をして、米を食べて生きてきた人には、竹島や尖閣諸島問題がどう展開しようと、やはり白肌の金髪に対しては決して覚えない親近感が湧く(ただし、これは異なる人種の集団(白とか黒とか)に囲まれた場合に限るのかもしれない...。普通に歩いていて中国人が愛おしくてたまらないなんてことは、ない。(ちょっとracist呼ばわりされそうなのでこの辺にしておく))。農耕民族と狩猟民族の間には、越えられない壁があると自分は思っている。
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2010年9月26日日曜日

DAY 3: 休息。

朝早くにKの家から63番のバスで帰還。早速朝帰りとはなんと不健康な...(反省)。
今日は一日部屋で、部屋の装飾と洗濯、さらにコースの選択、履歴書の更新、今後の予定の確認他、事務作業をすると決め込んでいたので、食料品も何も昨日のうちに買い込んでいた。
し かし、蓋を開ければ朝からSkypeに興じ(これは精神安定剤のようなものなので良しとする)、その上さすがに渡航前からの疲れが出たのか眠ったり起きた りを繰り返し、気がつけば夜...。今日は多くの学生がこの宿舎に到着する日だったので、敷地内のパブの盛り上がる音が聞こえて目が覚める。
日 もどっぷりと暮れてから洗濯を開始。敷地内のコインランドリーは2ポンド。こちらのランドリーは以前にも使った事があるが、水の温度設定とか良くわからな いので適当にDelicate みたいなコースを選ぶ。所要40分。その後、乾燥機が1ポンド。こちらは特に設定しなくても所要50分。日本ではベランダで自然乾燥なので使い慣れない が、出来上がったタオルが温かくてちょっと感動。洗濯一回に所要1時間半、3ポンドかかることが判明した。これは限界まで溜めてやるのが得策か。
IKEAの買物の成果で、生活は格段便利になった。次の課題は食料品を調達する先を見極めること。
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2010年9月25日土曜日

DAY 2: IKEA visit

今週の目標は生活環境の整備。日本にてリサーチ済みのIKEAロンドンへ向かう。

最 寄りのBorough 駅にて、噂のOyster Card を購入。これは日本のSuicaのようにチャージしてタッチ&ゴーできるカードだが、普通に切符を買うよりかなり安く乗れる。例えば昨日驚愕した初乗り4 ポンドは、このカードだと1.8ポンド。(おいなんだこの差は...。)しかも一日に何度も乗り降りした場合も、トラベルカード1日券の価格以上には請求 されないという嬉しい配慮。

IKEA はロンドンにいくつかあるようだが、交通の便を検討した結果、ヴィクトリア線のTottenham Hale にある店舗へ行く事にした。駅を降りるとフリーシャトルがIKEAまで連れて行ってくれる。ただしバスが小さいので、他を掻き分けて乗らないと延々待たさ れる。
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先週訪れた南船橋のIKEAである程度買うものを選んでおいたので、それらを目指したら、ちゃんと同じ物が置いてあるので感激!しかもこちらの方がちょっとお安い。VIVA 円高☆

それでも結局2時間以上ウロウロ買物をし、かねてより気になっていたあの安いホットドッグを食べてみる。45p。なかなか美味しい。

 写真を撮る程、結構マジに美味しかった。

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戦利品。計60ポンド弱。

さ て、夜は2008年に参加したNGOの在ロンドン関係者の集会があるというので、一緒に参加していて最近UCLのMAを終えたばかりの米人Kに連れられて Hackney 方面へ出かけた。待ち合わせが9時半という時点でかなり遅いのだが、さらにKが遅れて現れ、若干イライラ。会場に到着したのは10時過ぎ。11時くらいに はおいとましようと思って終電もチェックしていたのだが、なんだか宴は収束所か盛り上がる一方で、結局初陣が退散し始めたのが午前2時過ぎ。私も結局タク シーでKの家(between Russel Sq. & Holborn と聞いていたが、後で歩いたらFarrington の駅が近かった)に向かい、朝まで寝かせてもらった。しかし、昨日といい今日といい、people here do party hard...。自分がもう年なのか、飲み会より平穏を愛するようになってきた。

今日も普通の日記。これからしんどくなりそうなので、書けるうちに綴っておく。
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2010年9月24日金曜日

DAY 1: LSE を初訪問

寒いのと若干の時差ボケなのかいまいち良く眠れなかったが、午前中からLSEを初訪問した。
学校までは徒歩40分程かと推測されるが、雨模様のせいもありバスで行く事にした。 最寄りのバス停まで徒歩5分以上ありそうなので、だったら40分歩いても良くない? と思ってしまうのはせっかちだろうか。 

そ してバス。例の赤い二階建てバスなのだが、観光客の時はトラベルカード(乗り放題券) を買うことが多いので、お金を払って乗るのは初めて。 乗車時に「Aldwych まで」と10ポンド札を出すと、「10ポンドはダメ」と言われた。 といっても小銭ないし、一体いくらなのかと尋ねると、運賃は2ポンドらしい。 おいおい、8ポンドのおつりくらい用意しろ〜...と降りようとすると、ドアが閉まる。 どうやらこの勝手を知らない外国人は無賃乗車を許されたらしい。感謝:)

LSEまではテムズ川を渡り、バスで10分強で到着。 自分の学部の登録会(学生証をもらう)は昨日あり、それを逃すと次は30日と言われていたものの、 今日やってる別の学部の登録会場へ行き、ダメもとで「昨日来られなかったんだけど?」と尋ねると、 あっさり今日でもOKと言われた。適当万歳。 

そ の後お腹を満たし、しばし校内を徘徊し、次の目的:蒲団と携帯電話購入 へ向かう。 LSE のある Aldwych から、歩いて Covent Garden を経由し、まずそこで Boots(薬局)と Body Shopに入り生活物資を買い込む。この時点ですでに重い。 さらに歩いて New Oxford Street にある Argos (カタログ販売店)へ。 ここで念願の蒲団購入。迷わず冬仕様の。5.2ポンド。(安い...。)ついでに枕も。大きな袋を2つ抱えて店を出て、地下鉄の駅へ向かおうとすると、道 路の向かいに携帯電話屋を発見。 機種もプランもいろいろで若干迷ったが、結局最安値5ポンドの携帯を購入。うーん、地味。

Tottenham Ct Rd から地下鉄で帰ろうと切符売り場へ行ったが、 初乗り4ポンドと いう驚愕の事実をここで知り、この案は即却下。 バス同様、いつもトラベルカードだったので、地下鉄の相場を知らない。 それにしたって、10年前は初乗りせいぜい2ポンドくらいじゃなかったか? なんだこのハイパーインフレは...。ヒースローから1時間乗って4.5ポンドで、 市内を一駅で4ポンドっておかしくないか?ぶつぶつ。

気を取り直して地上へ上がり、家の最寄りまで出ている1番Canada Water行きバスを発見。 それにしても、地理がわかるってやはりかなりラク。ストレス半減。


 今日の戦利品。

さ て、夜はLSEの同じコースの皆様と顔合わせの会があり、Tate Modern へ。道中 St.Paul大聖堂の夜景が美しかったので撮影。横で撮ってた自称 photographer のイギリス人のおっちゃんにいろいろ指導され、ISOやら何やらいじられ、ちょっとした写真教室だった。ここは人気のスポットらしく、撮影者多数。
 
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コー スに何人いるのかはさだかではないが、この日は14人集まった。内訳は、アメリカ4、カナダ1、イギリス2、EU4、アジア3(日本、韓国、香港各1)と いう完全な先進国体制。テムズ沿いのバーで2時間半ばかり飲んだ後、私は退散したが、他の人たちは皆まだまだ飲み続ける様子だった。テムズ沿いから Borough Market へ抜け、さらにBorough High Street を30分程歩いて帰宅。月が美しい。
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2010年9月23日木曜日

DAY 0: イギリス入国

大韓航空の朝9時25分の便のため、自宅近くのバス停から6時34分の成田空港行きバスに乗った。早朝のバスは初めてだが、やたらと混み合っていて、いつもより時間がかかって成田に到着。
空港には片道3時間かけて彼が来てくれた。家族にはいつも自宅玄関で見送られるので、思えば成田で誰かに見送ってもらうのは何年ぶりだろうか。

 プレゼントありがとう!! TT

途 中ソウルで1時間半待ち、さらに離陸が1時間遅れて、所要16時間半、午後6時過ぎにヒースローに到着。日本を中心とした地図上で右から左に飛ぶ時は、機 内では寝ないというマイルールに則り、数少ない魅力的なオプションの中から映画を3本も観てしまった...(SATC2 (2回目)、のだめカンタービレ2、Letter to Juliet(激ウザいイタリア人役でガエルが出ていた))。
よ うやくヒースローに降り立つも、入国審査で実に1時間半列に並ばされる羽目に。どうやらインドからの便と同時刻に到着してしまったようで、大量のインド人 に囲まれて待つ。審査の列はUK/EU Passport/All Other Passport/First Time Student の3つに大きく分けられ、最初Student の列に入ったものの、審査に時間を要するのか一向に進む気配が見られず、痺れを切らして途中からAll Other Passport の列に入り直した。結果、時間的には大差なかったけど、進んでいる感が体感できたのでまあ良し。
気 を取り直して大荷物を引きつつピカデリー線に乗り、Green Park でジュビリー線に乗り換え、1時間強でLondon Bridge へ到着。4.5ポンド。Green Park 駅は地下鉄マップでバリアフリーマークが付いていなかったが、乗り換え用のエレベーターがあったので助かった。London Bridge からは、もう夜で小雨がぱらついていた事もあり、タクシーに乗った。4.6ポンド。
夜10時前、ようやく住まいに到着。ああもうぐったり。

IMG_8699到着直後のまっさらきれいな状態の部屋。

チェックイン時に問い合せたらケーブルをいただき、幸いすぐにインターネットに接続ができた(しかも自力で。スゴい!)。Skype は偉大だ。
さ て、この国にはセントラルヒーティングと呼ばれるシステムがあり、この部屋も例外ではないようだが、セントラルと言いつつ自分で調節するようで、その調節 方法がいまいちよくわからず。しかもベッドリネンが備え付けではないので、シーツは持参したものの、この晩は大韓航空から失敬してきた機内用毛布をかけて 眠る...。普通に寒い。風邪ひきそう。
初日は至って普通の日記となってしまった。まあ、後で読み返せばこれも懐かしい思い出となるでしょう。

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2010年9月22日水曜日

DAY -1: 前夜祭

箱詰めした荷物を郵便局へ持って行きEMSで送付した。結局8キロ。中身は冬物の衣類数点、バッグ2点、ブーツ1組、アイボン、洗顔用品数点といっ たところながら、結構な重量になってしまった。(結局ヨガマットは却下した)一緒に書籍も送ってしまおうか、とカウンターで迷った挙げ句、この案も却下。 背中に背負う作戦に決めた。
千葉銀行で国民年金を支払い。向こう半年間の国民の義務も果たされた。国民の義務と言えば、今年は国勢調査に参加できないのが残念だ。
荷造りはまだまだ残っている中、日没前から家族とビールを空け、割引券があったのでピザハットを頼み、食い倒れ、夜はまったりTVを見まくって過ご してしまった。日本のTVは面白い...。おそらくロンドンへ行ったらTVを見ないので、膨大な自分時間が増えるだろう。(オーストラリアでそうだったよ うに)
こうして日本最後の一日がなんでもなく暮れた。
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2010年9月19日日曜日

DAY -4: 速習法&Academic Writing Class 終了

頭がよくなる魔法の速習法-園-善博

IELTS受験の項でも散々述べた通り、読解力の乏しさと記憶力の低下に苦しむ自分は、土壇場でこんな how to 本に手を出してしまったよ...。
速読法にはなんとなく興味があったものの(読むのも遅いので)、それよりも記憶に残る読み方の習得が急務と思い、藁をも掴んでみたわけだが、まあ言われてみると当たり前&納得という内容だった。とは言え、読まずにこの発想が浮かんだとも思い難いので、読んで良かった。
要するに、本を読んで知識を得る際には、何のためにそれを読むのか、どんな情報を探すのかを明確にすること、さらに目的によって読むメゾッドを使い 分ける事、そして得た知識を記憶に定着させるために効果的に見直す事、が効率よく知識を記憶に定着させるポイントということ。ごもっともだと思う。 IELTSでも何でも、試験においては問題文から先に読んで答えを探す式の読み方に慣れるのが得策だろうか。一応そうしているつもりなんだけどな。ふむ。
まずはこの本で得た知識を記憶に定着させることに注力しようと思う(次元低い)...。要点だけメモって、飯田橋のブックオフへリサイクルにまわした。その他数冊売って600円程度の収入。久しぶりの稼ぎ♪

昨日受け取った最後の給料。手渡しってのがオツな職場だった。さらば。

さて、今日は7週にわたる Academic Writing の最後の授業だった。最後だからか出席者も全体の1/3程度と少なく、そのせいもあってか少人数で活発な会話が展開され、自分も久しぶりに英語を喋っている自分を認識した。(変な日本語)
英語、フランス語、スペイン語と、この15年間でいろいろな場所でさまざまな先生に習ったが、この British Council のクラスはその中でもベストいくつに入るくらい意義があったと思う。それは目的をもって多額の投資をした意識が明確だからだろうか。正体不明だった他の受 講生たちも、数週間かけて探ったところ、既に英大学院留学を終えている人、米大学院を出ている研究者、現役大学院生、などいろんなバックグラウンドの人々 がいることがわかり、興味深かった。元弁護士の講師は、授業の進め方も上手だし、レスも早く、おまけに、LSE進学後も(もうBCで授業受けないのに) エッセイのチェックを手伝ってくれるとオファーしてくれた。これは... 大事にしておかないとー。

渡英が迫りなんだかまとまりのない日記の投稿を続けているけど(これでも話題が主旨に沿うよう(暴走しないよう)注意しているつもり)、いざロンド ンに乗り込んだら、目指せ日々更新の genuine 徒然日記になる予定でございます。(そんな時間と余力があるのか一体?)
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2010年9月17日金曜日

DAY -6: 荷造り


国 民年金を支払いに最寄りの千葉銀行へ行ってみた。口座から支払い、ついでに引き落とし手続きもしてしまおうと気合いを入れていったものの、持参していった 通帳のハンコ(すでにどれだかわからなくなっており、手当たり次第4つ持参)がどれも登録印と合致せず、あえなく断念。あれ、何かが私に払わせないように しているのかしら?
年金を払うかばっくれるかは何度か頭の中を駆け巡った議論ながら、結局払うことにした。ある種国民の義務というよりは、もし万一何かあって働けない身体になった時、やはり帰る先は日本の家だと思うので。

渡 英まで1週間を切り、ようやく持って行く荷物の仕分けを始めた。オーストラリアへ移り住む際は、チェックイン用の大きいスーツケース1つ&機内持ち込み可 能な小さいスーツケース1つ分に入る量しか荷物がなく、最初から腰を据えずに流浪の民の用な生活をしていた。今回は、当初滞在予定一年間ながら、ある程度 根を張り生活を充実させたいので、日本から私物をいろいろ持って行く。(渡豪時と比べ、圧倒的に冬物衣類が多いので、スーツケースのスペースだけでまなか いきれないというのも本当)
持 参しきれない荷物は船便で送る人が多いようだが、自分の場合、到着を待っている間に送った物と同じものを買ってしまいそう&いざ到着したら「やっぱいらな かった」と思ってしまい処分に困りそうなので、渡航前日にEMSで送り出し、到着翌日くらいに現地で受け取る作戦でいく。一般の航空SAL便とあまり値段 も変わらないので、保険と思って追跡サービス付きのEMSにする。


別送品BOX第一号。(第一号で終わらせるはずが、第二号も登場しそうな勢い...)うちの体重計で計ると10.5キロと出るが、そんなに思いかし ら...。ヨガマットが重そうだけど、1キロあるはずないし、他はタッパとタイツと夏物衣類とブーツ1だけなんだけどねぇ。え、ヨガなんてするの?マット 必要なくね?という声が聞こえてきそうだが、床に寝転がれない生活はしめ鯖のない生活と同じ位ありえないのでこれは持って行きたい。一方で、現地で調達し ても良いのでは?という声も聞こえるが、我が人生にヨガマット2つもいらない。


こちらは持参するチェックイン用スーツケース。制限20キロのところ、現在16キロ強。中身はコート2.5(0.5はノースリーブのダウン)、スーツ2、靴3、冬服がいくらか(ていうか足りない)。ここに化粧品やら何やら入ると間もなく20キロ。
あとはハンドラゲッジにするスーツケースに数日分の衣類と基礎化粧品とパソコン&充電グッズ一式。そして5キロ相当の本&紙類があるんだけど、これはやはり別送品か。荷物の出し入れはあと4日続く。


政府の介入で、せっかくの£安時代が終わってしまった。それでも以前に比べればまだまだ安いけど、もうこのレートじゃ換金したくないな。どうしたものか...。
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2010年9月12日日曜日

DAY -11: 日曜日、再び。

日 曜の午後は例によってデート返上で Academic Writing のクラスに通う。返上しているものは他にもあり、例えば睡眠時間を削り宿題に取り組む。本線を前に良い訓練にはなるけど、あのクラスで私以上に授業料の元 を取らんと意気込んでいる生徒は他にいるまい。先日丑三つ時にメールで提出した 汚染税("Pigouvian Tax")のエッセイが返されてきた。内容に関する手直しはないものの(講師も専門家ではないので)、講師による文法面の添削が返される。今回直された8 割は、"the" の使い方。 前回の提出で、不要な "the" をたくさん取り除かれたため、今回は濫発しないよう気をつけたところ、今度は足りなかったらしく、大量の "the" が追記されてきた。ちょうど今日の授業では articles ("a" とか "the") の使い方を(今更)習ったが、こうして体系的に習うと、正直これまで感覚で使ってきたことを認めざるをえない。他にこのコースで苦戦し、かつ目から鱗だっ たのが、コロンとセミコロンの使い方。なんとなく使い方がはっきりしてからは、やたらとセミコロンを炸裂させるにわか学習者ですが何か?なにかと便利なの で。

エッ セイを書くのはラクではないが、決して嫌いではない。もともと書くという行為が好きなのだと思う。推敲に推敲を重ね、文章がだんだんと洗練されていくのを 感じるのが楽しい。(このブログの文面は思いつきで見直しもほとんどしていないのでご容赦。)もっとも、締め切りに追われて書く状況ではそんな楽しみを享 受している場合ではないのだろうが。将来的には書くを仕事にしたいとはなんとなく昔からぼんやりと考えている。この一年はその訓練の時間にもなれば良いと 思っている。

今 日は授業の前に、会社員時代の週末の副業でいっしょだった友人Tと会い、食事した。Tはまだ25くらいの青年で、私と同じく、企業研究を兼ねてあの会社で 副業をしていた。会うのは2年ぶり。その間にTは、大卒後勤めたヘッドハンティング会社を不景気で即日解雇され、一念発起し一年でUSCPAに合格、コン サル会社を経て大手会計事務所のNY支社でこの年末から勤務する予定らしい。同時に、学生時代からの交際相手と最近婚約し、NYへ連れて行くとのこと。彼 の上昇志向と行動力はたびたび良い刺激をくれる。同じような生き方が自分にふさわしいのか、または自分が望むのかは疑問だが、少なくともpost Londonの指針の参考になりそうなインプットを得られた。

そ して帰路。最寄り駅で電車を降り、改札へ向かっていると、背後に駅舎が崩れ落ちんばかりのけたたましい幼児の泣き叫び、わめき声が聞こえてくる。泣く子は いるが、このスケールは尋常ではない。その場にいた全員が、この子供を外野手がバックホームする勢いでこの場から放り出したい衝動に駆られただろう。そう したところでどうこうなるわけでもないが、親の顔を見てやるべく思わずその子供の方向を睨みつける。すると、その子供の手を引き歩く女性は、見覚えのある 中学校の同級生ではないか。最後に彼女を見かけたのは、お互い社会人になったばかりの10年程前だったろうか。その間に彼女は二児の母(一人はもう小学校 にあがる勢い)となっている一方、私は未婚でこれからまた学生だ。自分の目の前に広がるこの先の可能性に心が踊る。
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2010年9月10日金曜日

DAY -13: Essay on Environmental Economics

British Council の英語論文教室(正確にはAcademic Writing というクラスだが、いつもこう読んでいる)の宿題の自由論文を書くのに追われる。テーマが自由と言われると、的を絞れずかえって難しい。前回は「経済成長 と環境保全の両立」について書いたが、自覚していた通りテーマが広すぎるて指摘されたので、今回は環境税、その中でも特に「汚染税(ピグー税)」に的を 絞って書いてみた。汚染税の advantages とdisadvantages を列挙し、その効果と導入に際しての問題点を考察するという、まあ言ってしまえばかなりベタなテーマながら、半日かけてなんとか完成。書き終えたことはさ ておき、書くことによって理解が深まったことが、この行為における最も有意義な点である。

その一方、先週提出した宿題の添削が郵送で返却された。

 
"Despite a great deal of investment a new drug has failed to show any positive results in a series of recent tests.  Further time and investment will be necessary to determine whether trials should continue.  Write an email to a senior manager outlining the situation and recommending a suitable course of action."

と いうのがテーマだったわけだけど、見ての通り先週の授業にて提出の30分前に飯田橋のドトールで手書きした実に先生泣かせな作品。当然自信はなかったが、 ほとんど修正されず、思わず嬉しくなっちゃうコメントと共に返されてきた。(唯一の修正点は、R&D Dept. の前に "the" を入れるということ)

前々職で、製薬会社の医薬品の売り上げデータを扱っていたことが大きく役に立ち、土壇場で割とスムーズに書けたということは否めない。改めて、人生何につけても無駄というものはないのだな、と感じた瞬間。

これは一宿題の課題に過ぎないけど、今後LSEのコースにおいてもこんなお得な偶然が起こらないかなと密かに願ってみる。

さて、明日は念願の富士急ハイランドに遊びに行くので、もう眠らなくては...。
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2010年9月6日月曜日

DAY -17: 冬物買い出し

イギリスの冬対策に備えるべく、また日本の縫製技術(といってもmade in Chinaなんかが主流なのだろうが)を享受すべく、彼が御殿場のプレミアムアウトレットに連れて行ってくれた。

片道2時間半の遠足。環境経済学の本を片手に。
途中乗り換え駅前にこんな店が...。

購買意欲満々で意気込んで行った割には散財とまではいかなかったが、とりあえず寒さ対策の上着と、今年大量処分したブーツを補填すべく一足買えたので良かった。

大韓航空はチェックイン荷物20キロまで、以降1キロあたり3,500円の超過料金だとか。
スーツケース2個分の荷物で乗り込んだオーストラリアと違い、今回はある程度根を下ろしたいので、ロンドンまで箱で荷物を別送しようと考えている。 国際宅急便関連を少々調べたところ、EMSが一番速くて安全で値段も妥当かと思われる。冬のロンドンを楽しめる衣類を厳選して、出発前に送ってしまおう。

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2010年9月4日土曜日

DAY -19: シドニー合宿総括

シドニー初日。週末丸善でぐらぶしたこの本を読破。
Custom House の図書館で日本人と韓国人の留学生らに混じって本を読んで半日終了。
夜 はこちらで通っていたスペイン語教室の集いがあった。そこで、この期に及んでスペイン語を必死に勉強することに違和感を覚え、ちょっと距離を置く事にし た。シドニーに住んでいた頃はスペイン語の学習に精神的に相当救われた。しかし、それは当時の状況において必要だったのであり、今の自分にはもっと別に力 を注ぐべきことがあるような気がして。



在豪中から度々訪れては時間を過ごした図書館のあるCircular QuayのCustom House。
2日目はさらに本を読み進める予定が、前日の疲れからはかどらず。夕方まで眠る。
かつてこちらで勤めていた会社の同僚らと食事会があった。皆最後に別れた8ヶ月程前と変わっていない、これ以上望みようがない程良い人たちだ。 しかし、一年前にこの皆さんと同じ環境に自分がいたと思うことがイマイチしっくり来ない。自分が変わったというよりも、そもそもその環境に belong to していなかったという方が大きいと思う。そう思うと、シドニーにいた13ヶ月間は何だったのだろう。確かに意味がある時間だったが、13ヶ月のシドニー生 活それ自体は空虚であったのだと思う。TV的には「空白のナントカ」というやつか。代わってその時間は、その後の人生への transition という役割を見事に好演した。(上演時間長過ぎたけど)

 
こちらも行きつけだった Circular Quay の24時間営業のファミレスちっくなレストラン。
滞在3日目は、朝から税金還付の手続きに勤しみ、こちらに残っていた古本を売り払い、確実にオーストラリアとの決別作業を進めた。その後は昼食 会などを挟み、また Custom House の図書館で19時の閉館までひたすら「環境経済学入門」と「環境政治経済学」を読んで過ごした。夜はまた、在豪中にお世話になった人たちと飲みに出かけ、 楽しい時間を過ごした。
 

帰国するだけの4日目も同様、昼食会を挟んで夕方までひたすら図書館で持ち込んだ本を読んで過ごした。そしてまたかつての同僚に見送ってもらい、帰国の途についた。
正味4日の滞在のほとんどの時間を、上の写真の図書館で過ごした。おかげで reading はとてもはかどった。そして、銀行口座以外はシドニーから自分の足跡を消す事にも概ね成功した。目論見通りである。
 
先 述の通り、シドニーで一年以上過ごした時間そのものは空虚だったように思える。しかし、空の時間の産物は、その後の人生で形になろうとしている。そして、 こうして再びシドニーを訪れると、4日間毎日誰かしら一緒に食卓を共にできる人々がいてくれるのはとても有り難い。恐らく、自分の意思でシドニーを訪れる 機会はもうないと思うが、お世話になった皆さんのご健勝と今後のご活躍をお祈りする。
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