2010年9月28日火曜日

DAY 5: 続・経済学入門

昨日に続き今朝も3時間、「経済学入門講座」が開催された。
***************************************
Pareto Efficiency: There is no alternative allocation that will make everyone better-off; there is no win-win situation. つまり一方が裕福になる事で一方は必ず貧乏になる。
この原理によるリソースのアロケーションが満たされないと、Market Failure が起こる。
   e.g. Imperfect Competition - 独占、カルテル、あと monosponies ってノートに書いてあるんだけどこんな単語ない。正しいのは何ですか?意味としては買い手一人にたくさんのsupplierということ。
.......   .........   ..........
*****************************************
と、まあこんなことも習ったわけながら、未だ復習が追いつかず。
それよりも興味深かったのはこの話。経済はこの世のあらゆる場面に存在するという話で、経済と discrimination の関連の説明の中で次のようなリサーチ結果が紹介された。(source 不明)
あ る大企業の求人に、まったく同等の学歴&経歴&スキルで、同じく同じようなレベルの完成度の履歴書を2通送付した。1通の差出人は典型的白人アングロサク ソンの名前(John Smith としておく)、もう1通は典型的アフリカ系アメリカ人の名前(なんだろう、オスマン・サンコンにしよう)で送付した。すると、企業側から面接に関する call back がある可能性は白人の名前(John Smith)がアフリカ系の名前(サンコン)を実に50%も上回った。
別 の実験。まあまあだけど完成度の高くない履歴書1通と、とても完成度の高い履歴書1通の2通を、それぞれ典型的アングロサクソンと典型的アフリカ系の名前 で某企業の求人に送付した(つまり計4通)。すると、アングロサクソンの名前で送った完成度の高い履歴書への call back 率は完成度の高くない履歴書に対する call back 率を30%上回ったのに対し、アフリカ系の名前で送った2通の履歴書に対するcall back 率はまったく同じだった。
日本人の名前は、日本国外の企業の採用担当者にどのような印象を与え、どのような行動を取らせるのだろうか?

さて、今日は大学院生のオリエンテーションなるイベントに参加した。これは全大学院入学生に対して行われるもので、人数が多いので Last Name のアルファベット順で3回に分け、巨大なシアターで設けられた。
IMG_8758
LSE には4,000人もの大学院生がいて、うち70%が外国人(non British)、さらには半数近くが non EU からの学生と説明があった。つまり、半数の学生から法外な授業料を徴収し、潤ったお金を学生の奨学金にまわし、さらに学生を誘致するというビジネ ス。"We buy a degree." というのは、概ね学生(特に外国人)の共通認識として浸透している様子。

今 週は新入生歓迎ウィークみたいな感じで、校内各所(と言ってもかなり狭い)でいろいろなイベントが行われているが、今晩は大学院生限定のクラブイベントが あった。1,300人だか収容可能なスペースに皆ひしめき合っていたが、音楽もいまいちで私はもっぱら水を飲みながら喋って終わった。ビール1パイント2 ポンドくらいのようだったが、小市民な私は事前に友だちのフラット〜学校までの道すがら、手持ちの赤ワインを飲みながら行ったので、LSEにお金は落とさ ず。とはいえそれなりに盛り上がった楽しいイベントだった。1時をまわるころに、昨日知り合った同じ宿舎の中国人らと一緒に会場を後にし、188番のバス で帰宅した。188は学校のすぐ目の前から出ているが、なんと24時間運行。シドニーの24時間バスとは違い、夜中でも昼間と変わらず10−15分おきに やってくるという優れもの。Canada Water にも行ける偉いやつ。きっとこの先さんざんお世話になる事だろう。
ブログランキング・にほんブログ村へ

0 件のコメント:

コメントを投稿