2010年9月4日土曜日

DAY -19: シドニー合宿総括

シドニー初日。週末丸善でぐらぶしたこの本を読破。
Custom House の図書館で日本人と韓国人の留学生らに混じって本を読んで半日終了。
夜 はこちらで通っていたスペイン語教室の集いがあった。そこで、この期に及んでスペイン語を必死に勉強することに違和感を覚え、ちょっと距離を置く事にし た。シドニーに住んでいた頃はスペイン語の学習に精神的に相当救われた。しかし、それは当時の状況において必要だったのであり、今の自分にはもっと別に力 を注ぐべきことがあるような気がして。



在豪中から度々訪れては時間を過ごした図書館のあるCircular QuayのCustom House。
2日目はさらに本を読み進める予定が、前日の疲れからはかどらず。夕方まで眠る。
かつてこちらで勤めていた会社の同僚らと食事会があった。皆最後に別れた8ヶ月程前と変わっていない、これ以上望みようがない程良い人たちだ。 しかし、一年前にこの皆さんと同じ環境に自分がいたと思うことがイマイチしっくり来ない。自分が変わったというよりも、そもそもその環境に belong to していなかったという方が大きいと思う。そう思うと、シドニーにいた13ヶ月間は何だったのだろう。確かに意味がある時間だったが、13ヶ月のシドニー生 活それ自体は空虚であったのだと思う。TV的には「空白のナントカ」というやつか。代わってその時間は、その後の人生への transition という役割を見事に好演した。(上演時間長過ぎたけど)

 
こちらも行きつけだった Circular Quay の24時間営業のファミレスちっくなレストラン。
滞在3日目は、朝から税金還付の手続きに勤しみ、こちらに残っていた古本を売り払い、確実にオーストラリアとの決別作業を進めた。その後は昼食 会などを挟み、また Custom House の図書館で19時の閉館までひたすら「環境経済学入門」と「環境政治経済学」を読んで過ごした。夜はまた、在豪中にお世話になった人たちと飲みに出かけ、 楽しい時間を過ごした。
 

帰国するだけの4日目も同様、昼食会を挟んで夕方までひたすら図書館で持ち込んだ本を読んで過ごした。そしてまたかつての同僚に見送ってもらい、帰国の途についた。
正味4日の滞在のほとんどの時間を、上の写真の図書館で過ごした。おかげで reading はとてもはかどった。そして、銀行口座以外はシドニーから自分の足跡を消す事にも概ね成功した。目論見通りである。
 
先 述の通り、シドニーで一年以上過ごした時間そのものは空虚だったように思える。しかし、空の時間の産物は、その後の人生で形になろうとしている。そして、 こうして再びシドニーを訪れると、4日間毎日誰かしら一緒に食卓を共にできる人々がいてくれるのはとても有り難い。恐らく、自分の意思でシドニーを訪れる 機会はもうないと思うが、お世話になった皆さんのご健勝と今後のご活躍をお祈りする。
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