2011年1月26日水曜日

DAY 112: MBA

某ビジネススクールから、MBAのオファーがあった。

年末、日本に帰る前になんとなく応募してみたのだ。
今日面接に行き、その場で合格した。

こんな風に言うと、本気でMBAをやりたい人に怒られそうだが、
正直、どうしてもMBAをやらなければならない理由はない。
あくまで、人生の次のオプションの一つだと思う。

大昔のRCW にも記録を残してあると思うが、
LSEに来る前にMBAを考えたことがないわけではなかった。
でも結局、自分向きじゃないと思ってやめた。
そしてLSEにやって来たわけだが、ビジネスの現場から遠ざかり、
社会科学に浸かる程、組織とか経営とか運営ってものの大事さというか、
意義というものが見えてきた気がする。
また、人生において今まで真剣に勉強したことがなかったので、
一年で Master が終わってしまうのもなんだか寂しく、
もうちょっと学生やっていたいと思っているのも本当。

と、まあここまでが表向きの理由。

今やっているのが MSc で、もう一年学生やろうと考えた時に、
もうMBAくらいしか、付加価値がありそうなものが思いつかず。
PhD に行く程、今の勉強を極められているわけでもないし、
今後そこまで極まるかもわからないし。
名刺に MBA って書けるしね。(そこか?)
こちらで何人か MBA をやっている学生と出会ったけど、
大半はまともないい人だけど、中には本当にイケスカナイ野郎が数人いる。
『世界にあなたの代わりはいくらでもいます』と言いたくなる輩。
(おっと、このへんまでにしておこう...)

で、とりあえず MBA受けてみた。
ロンドンにはいくつかビジネススクールあるけど、
自分の場合、例の GMAT ってのを受けるのがイヤ、というか
その準備をしている暇もないので、GMAT なくてOKのところで選定。
3つ候補に挙がり、1つに応募した。
昨年受験した時の書類(推薦状、成績証明、IELTS等)をそのまま持って来ているので、
今回は志望動機を書くのに数時間費やしただけでさくさく完了。

正直、ロンドンでは一流ではないビジネススクール。
でも内容はちゃんとしていそうだし、他のスクールではまず見かけない、
今やってる勉強と関連があるようなモジュールがいくつかあるのが魅力。
このレベルなら、自分の経歴なら受かるかな?と思っていたけど、予想通り受かった。
年末から選考という選考全部すべりまくっていたので、
精神的にすごくポジティブに働く結果だった。

お金のこと気にしなくて良ければ受けてみたい。
でも奨学金が取れるかを見極めてから決めようと思う。

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2011年1月25日火曜日

DAY 111: パンケーキだ。


LSEの近く(というかHolbornの駅の傍)に、My Old Dutchという店がある。

その名の通り、オランダ。
オランダ名物のパンケーキの店で、毎月曜日は全品5ポンドで食べられるという噂は聞いていたが、月曜はインターンしてたので今まで行けなかった。

本日ついに訪問。
18時から3時間のBOPビジネスのクラスに備え、17時目処に到着。
久しぶり、というか、ロンドンに来て初めて、お一人様でレストランに入ったわ。

30種類はあるんではなかろうかパンケーキメニュー。
入り口から案内されながら、クリームやアイスやシロップの乗った、デザート系のパンケーキを食べている客を見かけ、それはそれは美味しそうだったが、私はこのイベントに備えて朝から食べずにいたので、お食事系のパンケーキに注目。

イタリア風やらカレーっぽいトッピングやらいろいろあったが、英語メニューを読むのもちょっと面倒だったので、My Old Dutch という、その名前から察するにこの店の看板メニューと思われるのを注文。
ちなみに一番高い9.75ポンドだか。
でも今日は全品5ポンドですから。 Why not?


間もなく運ばれて来たのがこちら...。
見よ、このサイズを。
横に置いてあるのは四つ折りの朝日新聞。
フォークはデザート用ではないぞ。ディナー用だぞ。

オランダのパンケーキって、オランダで食べたことがあったけど忘れてた。
クレープを分厚くしたものね。
この My Old Dutch は、ベーコン、チキン、野菜数種類に、上にかかってる白いのはチーズだ。
あまい生地と塩気のある具がマッチして美味しかった。
ロンドンで外食して美味しいと思わせるとは、この店すごい。(マヂ)
うわー、デカイ!と思いながらも、ものの15分弱で全部食べましたが、なにか?

これは...、毎週月曜日の夕方の週課になるだろうね。

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2011年1月22日土曜日

DAY 108: London Ambassador


London Ambassadors ってのは、2012年のロンドンオリンピックのボランティアのこと。
とりあえず応募してみたぞ。
2012年もちゃんとビザを持ってロンドンに滞在しているという見込み前提。


今日からインターンを金曜に変えてもらった。
6時まで働いて、その後LSEに行って、図書館でしばし作業。
ハナ金なのに(泣)(そして古っ
環境政策の授業、今期は有志のstudy groupに属し、リーディングを分担している。
その持ち分、collective action problems について読んで、サマリー作って、共有サイトにアップ。
20ページ弱を読んでまとめるのに、なんだかんだで3時間半もかかってしまった...。
隣に座って来た男子学生が、キーボードの早打ち大会か?という勢いで
延々タイプしまくり、うるさくて気が散った、が言い訳。


週末は、炭素税vs排出枠の論文を終え、BOPの予習と、修論のテーマをどうにかせねば... あうう。
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2011年1月21日金曜日

DAY 107: SOAS & LSE 図書館


Dissertation proposal(修士論文のテーマと大枠を書いて提出する)を来週に控え、
今週は通常の授業の準備に加え、いろいろ考えなくてはならないことが多いの。

冬休み中からぼんやり考えてはいたものの、なかなかテーマを絞り込めず。
それでもなんとなくこだわっている題材があったりするもので、
先日、その分野の専門のリサーチフェローの方にいきなりメールしてアポを取り、
相談に行ってみた。(我ながらこういう突拍子もない行動はなかなか得意だったりする)


そして、暗中模索の状態から、一筋の光が。
まだまだテーマは固まりきらないものの、アドバイスに従い、
週末訪れて熟考できるよう、早速 SOAS の図書館に登録してきた。
(SOAS はロンドン大学の中でアジアとかアフリカの地域研究に特化している学校)

そして今日は、
『2月9日提出の3,000 words エッセイを、完成の目処が立つまで帰宅しない』
というなんともまあ自分らしい無鉄砲な目標を掲げ、
授業が終わった16時からLSE図書館のPCに陣取った。
途中、19時半にスタバ休憩、22時にSkype休憩を挟み、気がつけば26時半。
今期からLSE図書館は24時間営業。夜遅くなると人も少なく
(それでも12時まわってからやってくる輩もいる)、静かで集中できる。

これまで夕食の外食を嫌い、夕飯前目処に帰宅していたけど、
(深夜残業?の為にお弁当を持参する気力はないのです)
これからしばらく夜型で図書館に籠ろうかな。
夜遅く帰るのは寒いし、エネルギー補給のおやつ代がかかるけど、
自宅での You Tube の誘惑から開放されるため効率は格段に上がる。


それにしても、日本のコンビニは偉大だね。
ちょっとお腹を満たすのに、食べたいものが何かしらあるもの。
こちらはおにぎりとかない。サンドイッチは身体が冷えそうだし、
どれも似たような味で食べる気がしない。
菓子パン類はどれもデニッシュ系かドーナツ系の甘ったるいのばかり。
いわゆるあんぱんみたいなシンプルなのがないのよね。
探した事ないけど、唐揚げとか肉まんみたいな類いは置いてあるのだろうか?
そういうのはチキン屋とかケバブ屋に行かないとないのかな?
地味ながら、ロンドンのB級グルメ探訪でも企画してみるか...。
(あまり魅力を感じないが...)

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2011年1月18日火曜日

DAY 104: 雨


ロンドンに久々に寒波が戻って来た!

と、喜ぶのも妙な話だが、日本から戻って以来1週間強、
10度オーバー、日中は13度なんて温かい日が続いていた。
12月寒さに凍えて引き蘢った経験から、今回は日本から
大量の分厚い冬服&新規でダウンコートも連れて来たのに、
全く着る機会がなくて寂しがっていたのさ。

今日は久々に寒い&雨、という THE LONDON な天気で
やっと来てくれたと不思議と喜んでしまった。

今、夜の1時半、大粒の雨が窓にぶち当たっている。
音がうるさくて眠りにつけないくらい。
(って、横になったら2分で眠るくせに何を...

今日は朝から夕方までインターンした後、King's College での
Water Resources in Egypt & the Nile のレクチャーに行き
(10人くらいしか audience がいなかった...)それを
30分で抜け、LSE の BOP Business のレクチャへ。
3時間集中力の欠落と闘った後、10時過ぎに帰宅。

長い一日が、まだ終わらず。
まだ後期2週目なのに、なんだこの追い立てられ感は...。

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2011年1月17日月曜日

DAY 101-103: 引き蘢り


この週末3日間:

環境税と排出量取引に関する論文に取り組んだ時間: 30h
上記完成度:65%
Skypeに興じた時間:6h
シリアル消費量:800g
豚肉消費量:600g
外出:4h
(土曜日の午後、開発学勉強会に Russell Square まで出かけた)

インセンティブに突き動かされるのは、環境税や排出量取引など
金が絡むから汚染の抑制が進行するメカニズムのみならず、
楽しいことを控えた人間が俄然集中して働くのも同じだ

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2011年1月13日木曜日

DAY 99: スペイン語


きょうはスペイン語の授業のために登校。
スペイン語とは休暇中、完全に disconnect されていたので、
かなり不安なまま、とりあえず宿題だけやって出席。
今日の授業の主題が subjuntivo (接続法)だったので助かった。
接続法は、去年のGWに新橋のスペイン語学校で集中講座を受け、
過去形はダメでもこちらの動詞活用は一通り覚えているのだ!

しかし、気がつけばこの程度の文章を、5分弱の一読で、
辞書なしで理解できるようになっている。
これまでの勉強もまんざら無駄ではないかな?と感じた瞬間。


それにしても...、本当に全くスペイン語を話せない自分。
LSEが終わったら、本気でスペインに語学留学したいのだけど、
いいかなああ?


それにしても...、最近モーニング娘。に飽きてきたなと思いきや、
たまたま見た You Tube の映像で、今度は Berryz工房 が来ている。。
今更ハロプロの波に乗り、夜の数時間を映像見て過ごすって、
You Tube を作った人を呪います...。しかも今日なんか、
Berryz工房 の曲聴いてて、バスを乗り過ごしてしまったぞ。


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2011年1月12日水曜日

DAY 98: それぞれのその後


最近、インターネットを通じて知った、昔の知り合いのその後。

2007年頃、バイト先で一緒だったT。
同じ高校の後輩でもあった。帰国子女枠で入ったらしいが。
Tは高校卒業後、UCサンタバーバラで環境学を学び、副専攻のドイツ語を学びにドイツにも留学していた。そしてその後、日本でアルバイトを始めた所で私と知り合った。
Tは半年くらい勤めた後、私より先にバイトを辞め、再度渡米した。
その時は国立公園かどこかでインターンをし、そのままグリーンカードを取ると言っていたが、その後連絡は取っていなかった。
たまたま思い出してTの名前をGoogle 検索した。
Tは今、West Virginia のどこぞやで、Sustainable Community Building みたいなののProgram Manager をしているらしい。Bio を見ると、アメリカ及びドイツの教育機関が運営するMBAも取得したようだ。
4年の間で、人生ずいぶん動いたもんだ。すっかり偉くなっちゃって。


2009年、オーストラリアで一つ屋根の下に暮らしていたF
Fは台湾人だが、アデレードの大学を出てオーストラリアの永住権を持っていた。
彼女は私が住んでいた部屋の入ったフラットのオーナーの娘で、同じくそこに住みながら、知り合った当時は我々からの家賃収入で暮らしているような、いわゆる何もしていない女だった。(それが気に入らなくてその部屋を出たんだけど)
なんだか spiritual な人で、よくわからないけど自己啓発系のセミナーに毎週参加したり、部屋の壁には自分のライフプランを大きな紙に書いて写真付きで掲げたりしていた。
彼女はシェフで、自分のレストランをオープンするのが目標で、かなり細かくその具体的構想をこのライフプランに書き入れていたのを覚えている。
Facebook の友人を削ろうとして開いた友人一覧でたまたま彼女を見つけ、久しぶりにページを開いてみた。
本人の書き込みはないが、その友人たちの書き込み&写真から、以下のような現状が窺えた。
どうやら彼女は、Coogee Beach にレストランをオープンさせたようだ。
Coogee は、彼女が当時から付き合っていたダメ男と一緒に落ち着きたいと言っていた場所だった。
そして、彼女の店と思われるレストランのHPリンクが貼られていたので開いてみると、かつて彼女の部屋の壁のライフプランに描かれていたものとほぼ同じ、ピンクのLotusのレストランロゴが描かれている。
ああ、彼女は自分の描いた通りの店を構えたんだな、ということがわかった瞬間。


私ですか?
5年、10年前から私をよく知る人が、今の私の現状を知ったら、『ああ、この人ついにロンドンに行ったんだな』と思うかな。
確かに、2〜3年前と比較すると、物理的、地理的には大きな変化があった。
しかし、何か成果を遂げたか?と考えると、残念ながらそれは疑問である。
OK、大学院に入学したというのは成果だが、果たして自分自身の価値は少しでも高まったのか?

隣の芝は青く見えるとは言うけど、
自分のうちの芝と見比べて、手入れの必要性の焦燥に駆られた。



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2011年1月11日火曜日

DAY 97: BOP

今日はインターンだったので、ランチは経費で外食。ふふ。
数少ないオプションの中から、タイ&マレー系の店のチキン乗せライスみたいなのをテイクアウェイして来て食べた。何て事はない味だが、上に乗っているオニオンフライがご飯に合う。

本日よりLSEは授業開始。最近新規で開講された、
Business Model Innovation "Base of the Pyramid" というコースに出てみた。
これはマネジメント学部の授業だが、BOPビジネスを主題としている為、
我々開発学部にも門戸が開かれているのだが、
月曜日の夕方6時〜9時の3時間という拷問のようなスケジュール。。
それでも定員30名のところ、60人くらいの学生が参加していた。
定員オーバーなので、マネジメント学部以外の希望者は選考になる様子。

社会経験者が対象のコースと謳われていたので、大学からそのまま来た
若い人たちはいないかと思いきや、そんなの関係ねぇ(古っ)。
初回の今日は、一人一人、名前とバックグラウンド、このコースを
受けたい理由を一言ずつ発表していったのだが...。いやいやいやいやいや。
さすがLSEというべきなのか、ハッタリなのかプレゼン上手なのか知らんが、
皆さんなんとまあ輝かしい経歴をお持ちなのでしょうか。

関連するビジネスに携わっていたなんてのはうじゃうじゃいて、
国連機関やNGOでの経験がない人なんてひとりもいないようだった。
(自己申告だけどね)
同じコースの学生でまだ20代前半の大学出たての連中も、
インターンで政府機関にいたとか、やれフィリピンに行ってたとか、
嘘か本当かバリバリの開発人間っぷりをアピっている。

私ですか?
毎度自分の経歴を説明するのは面倒なので、例によってバッサリ、開き直って。
『9年ばかり株式市場にいて、開発には何の興味もないような人たちと仕事していましたが、少しながらNGOで世界を見て、世の中これじゃヤバいよねと思って、世の企業運営に疑問を持ち、現在に至る。』

ちなみにBOPビジネスとは、社会構造ピラミッドの底辺にいる、
いわゆる途上国の貧困層を巻き込んだビジネスで、簡単に言うと、
事業を通じてそれらの層の生活レベルの向上を狙うというもの。
(と勝手に解釈している)
BOPのBはあくまで、Baseね、Bottomではないんだって。
私もLSEに来てから知ったコンセプトなのだが、ビジネスの社会貢献
という広義においては興味が一致するので、参加してみた。
期末試験がない、ってのも最大の魅力なんだけどね。


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2011年1月9日日曜日

DAY 96: 晴れの週末

Old Kent Rd. に見つけた Latin English Cuisine のレストラン...。
あまりにも怪しいが、入らずに人生を終える程、好奇心を抑制できるだろうか。

冬のロンドンで、たまに晴れ間を見ると、
出かけなくてはならない衝動に駆られる。

散歩も兼ねて、徒歩15分程のところにある大きなTESCOへ赴いた。
昨今の増税は食料品には影響しないと聞いていたが、
心無しか全体的に価格の上昇を感じずには得られない。
例えば、一房18ペンスで売られていたコスタリカ産バナナが
20ペンスになっている。(それでも日本に比べりゃ破格だが)

TESCOカードのポイントが貯まって届いた1.5ポンドのクーポンで、
アルゼンチンのマルベックを2本も買ってしまった。

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2011年1月8日土曜日

DAY 95: 建設的な引き蘢り

クリスマス前から、隣人の男子学生が、部屋に女子を連れ込み出した様子。
夜な夜なうるさいんだよ、君たち...。
(聞こえてくるのが普通の盛り上がってる会話なのがまだ救いである)
この日本人がいつまでもおとなしく黙っていると思うなよ、ふん。

その日本人は、長旅の疲れと時差ボケから丸一日かけて復活。
今朝は4時に起き、冷蔵庫に食べ物がないので、近所のスーパーの7時開店に合わせ出陣。
7時5分に着いたら、まだ店開いてないし。
まったく...。日本じゃありえないこの適当さ。
この週末は部屋に籠って、ほぼ手つかずだったLSE図書館から借りた本と、
修士論文の企画に取り組むため、数日分の食糧を買い込む。

ところで、イギリスの寒さ対策に、日本から大量の冬物および、
コートを2枚重ねて着てやって来たのに、なんだか生暖かいぞ、今朝のロンドンは...。


今日は予定通り一歩も出ずに過ごす。
修士論文のテーマを脳から絞り出し、候補を5つに絞った。
それを日本にいるブレーンと吟味し、
ついでにクイズ遊びする(どちらがメインだ...)
そしてBOPビジネスと、ブラジルのアマゾンの熱帯雨林の伐採が何故進むのか?
について読みながら。

これから同じく遅れを取っているJICAからの翻訳の請負を進める。
あー、隣うるさい。
負けずに鼠先輩を大音量でかけてやる。
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2011年1月7日金曜日

DAY 93: アエロフロート


日本での楽しい楽しい冬休みを終え、本日無事にロンドンへ戻って参りました。

今回は見送りもなく(涙)、ひとり、初のアエロフロート、モスクワ経由でロンドンへ。
何かと噂のアエロフロートですが、British Airways へ乗るため3万円の上乗せができず、初挑戦。

ということでいきなりですがアエロフロートレポート。

成田〜モスクワがまず10時間強。前日2時間睡眠で寝る気満々で挑むも、予定通りには行かず、本を読んだり、JICAの翻訳(昨年の冬休みの予定日記をご参照)をやったりして過ごす。
一応パーソナルTVがあり、映画などもやっていたが、ラインナップが極端に少ない上、知っている作品がないので無視。おまけにロシアの航空会社なのに、ゲームには愛するテトリスがない!!
機体の前方部分は、ポーランドとトルコへ行く日本人の熟年ツアーで満席だったが、私が座った後方部は客の姿もまばらで、私は窓側から2席を占拠。脚置きもない座席ながら、椅子の上に脚を伸ばして座れた。
機内に日本人の乗務員はいない。おそらくオールロシア人。でも英語と、完璧じゃないけど日本語でもアナウンスを入れてくれるので特に問題なし。

乗って間もなく出たランチ。チキンかフィッシュを選べたのでチキンに。何やらクリーム煮なんだけど...脂乗り過ぎ参る。楽しめたのはエビのなんちゃってお寿司と沢庵巻きのみ。それも正月に回転寿しで食べた沢庵巻きに比べると...(比べちゃいかん)結局チキンと寿司を一通り食べ、ご飯も半分くらい食べたが、それ以外は残す。この私がこんな小食ってどうよ。

その後、5時間くらい経過したところで抹茶のアイスクリームが配られた。これは美味しくいただく。


こちらはモスクワ到着2時間くらい前に配られた食事。今回もビーフまたはフィッシュと言われたので、『どうやって調理してあるんですか?』と訊いてみた(英語)。するとお料理の蓋を外して見せてくれた(親切!)。これはシーフードのパスタ。なかなか美味しかった。左のうなぎの揚げ浸しみたいなのとキクラゲのサラダも申し分ない。パン以外全部食べた。

ちなみにドリンクは、エコノミークラスではアルコールのサービスはなし。頼めばあるのかも知れないが、恐らく有料。

2回目の食事の後、うとうとしていたらいつの間にか到着。モスクワ着は午後4時くらいだと思っていたのだが、窓の外は真っ暗。おいマジかい?と思いながら到着ロビーへ出ると、いくらか遅延したのか時計は6時をまわっていた。

それでもロンドンへの乗り継ぎ便まで2時間くらいあったので、ロシア=ピロシキでも食べようと店を探したが、ない。Duty Free らしき店舗は見受けられるが、軒並み閉まっている。おまけにシャッターの向こうに見える店内の陳列棚はほぼスッカラカン...。ここは北朝鮮か...。
少し歩いて開いている店を見つけたが、酒(ウォッカ)しか売っていないような店で素通り。喫茶店などもあったが、欧州系の COSTA Coffee とか、変わり映えのしない店ばかり。良く言えば意外にも文明的だが、結局ピロシキにもボルシチにもありつけず、眠気と闘いながら乗り換えの時間を待つ。

モスクワ上陸記念の一枚。

モスクワ〜ロンドンは4時間強。乗るなり、即眠る。
それでも不思議と食事が配られると目が覚める。

チキンかビーフで、またチキン。なんだかタイカレーのような、ココナッツミルクっぽい風味のチキンとライスのプレートが左。右の皿にはこれまたチキンのちょっとインドっぽい風味の冷菜と、巨大ハム(?)の下に生野菜。温かい皿はかろうじて完食、冷たい皿は手つかず残してしまった。

そして何故かパンが2種配られた...。左のほうは見るからに美味しそうで完食。バターもいい感じ。右のは残す。そして上の甘ったるそうなロールケーキのデザートをコーヒーと食したが、なかなか美味しかった。

しかし...、いつも機内食は何も考えず食べ尽くしてしまうタチなのだが、今回『口に合わない』というのは、ブロイラー状態で食べ続けないために有効な一手かも、と思った。機内設備の乏しさから身体はだるいが、到着後お腹はすっきり。食べ過ぎた!の罪悪感もない。

アエロフロートのサービス自体には、アルコールのサービスがないことと食事の不味さ(もとい、口に合わなさ)を除けば特に不満はない。宣言通りの時間に搭乗も開始されるし、待たされるイライラ感はなかった。モスクワの空港も、お金を出せればカフェにも入れるし、トイレもきれいで申し分ない。南周り(キャセイ、マレーシアなど)に比べて時間のロスもないし、しっかりスカイチームのマイルも付くし、端的に言ってまた利用しても全然構わない。

結局ロンドンまでの4時間は食事の時間を除き爆睡。千葉の自宅を出てからちょうど24時間かけて、ロンドンの宿に到着。長い一日也。


初のアエロフロートに乗る前、その悪名の高さから、いろいろネットで口コミなど調べてみたりもした。
そこで、全然関係ないのだけど、機内で考えた、独断と偏見で選ぶ自分的エアラインベスト3をここに発表してみる。

1位 Qantas カンタス
 成田〜シドニーの時差がなく、夜出て眠っている間に着いてしまうという地の利もあるが、サービスも申し分ない。ワインも(ほぼ)飲み放題、食事も美味しい。大抵座席に余裕もあるので、両隣をデブに挟まれ苦しむ必要もなし。残念ながらもうオーストラリアへ行く機会も理由もないので、今後乗る事があるかは不明だが。

2位 Korean Air 大韓航空
 マイルを持っているスカイチームの一員だけあり、もはや自分的最頻乗エアライン。機内食のビビンバのポイント高い。ワイン、ビールも基本好きなだけ飲める。日本語が通じやすい。

3位 Emirates エミレーツ
 KLM、エールフランスと迷ったがエミレーツにする。乗務員のアラブちっくな衣装がコスプレファンの興味をそそる。食事も美味しい。ただし、イスラム諸国への便ではアルコールが出ないという難点有。

以上。


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2011年1月3日月曜日

絵馬

昨年のはじめ、岩手県の平泉にてこのような絵馬を残した結果、
記念受験のLSEに合格した上、夏にはありえない新大発見に恵まれたので、
今年もまた、元旦早々明治神宮に絵馬を書き残してきた。
細木先生によると、今年から殺界突入らしいので(一昨年厄が終わったばかりなのに)
厄除お守りも買った。

目黒の回転寿司でたらふく食べて、久々にショッピング天国=東京を満喫。

今年も一層やゔぁい一年になりますように。
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2011年1月1日土曜日

2011 AOKY

読者各位

あけおめ。ことよろ。
昨年度よりRCWを読んでいただきありがとうございます。

ロンドンでの生活も3ヶ月が過ぎました。
London Canary Wharf に恋いこがれて脱サラしてやってきた末、
おかげさまで毎秒幸せに満ちた時間を過ごしています。
その一方で、昨年は何かと激動の一年で、人生設計やら優先順位やらに
諸々と変化が生じてきました。

というわけで今年度から少々趣向を変えて、新しいページでお送りします。
引き続き、ロンドンLSE日記と共に、日々のいろいろを書き残していきます。

よろしくお願いします。

2010年度のページはこちら(限定公開。要パスワード)
http://rcw.typepad.jp/london/

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