2011年1月7日金曜日

DAY 93: アエロフロート


日本での楽しい楽しい冬休みを終え、本日無事にロンドンへ戻って参りました。

今回は見送りもなく(涙)、ひとり、初のアエロフロート、モスクワ経由でロンドンへ。
何かと噂のアエロフロートですが、British Airways へ乗るため3万円の上乗せができず、初挑戦。

ということでいきなりですがアエロフロートレポート。

成田〜モスクワがまず10時間強。前日2時間睡眠で寝る気満々で挑むも、予定通りには行かず、本を読んだり、JICAの翻訳(昨年の冬休みの予定日記をご参照)をやったりして過ごす。
一応パーソナルTVがあり、映画などもやっていたが、ラインナップが極端に少ない上、知っている作品がないので無視。おまけにロシアの航空会社なのに、ゲームには愛するテトリスがない!!
機体の前方部分は、ポーランドとトルコへ行く日本人の熟年ツアーで満席だったが、私が座った後方部は客の姿もまばらで、私は窓側から2席を占拠。脚置きもない座席ながら、椅子の上に脚を伸ばして座れた。
機内に日本人の乗務員はいない。おそらくオールロシア人。でも英語と、完璧じゃないけど日本語でもアナウンスを入れてくれるので特に問題なし。

乗って間もなく出たランチ。チキンかフィッシュを選べたのでチキンに。何やらクリーム煮なんだけど...脂乗り過ぎ参る。楽しめたのはエビのなんちゃってお寿司と沢庵巻きのみ。それも正月に回転寿しで食べた沢庵巻きに比べると...(比べちゃいかん)結局チキンと寿司を一通り食べ、ご飯も半分くらい食べたが、それ以外は残す。この私がこんな小食ってどうよ。

その後、5時間くらい経過したところで抹茶のアイスクリームが配られた。これは美味しくいただく。


こちらはモスクワ到着2時間くらい前に配られた食事。今回もビーフまたはフィッシュと言われたので、『どうやって調理してあるんですか?』と訊いてみた(英語)。するとお料理の蓋を外して見せてくれた(親切!)。これはシーフードのパスタ。なかなか美味しかった。左のうなぎの揚げ浸しみたいなのとキクラゲのサラダも申し分ない。パン以外全部食べた。

ちなみにドリンクは、エコノミークラスではアルコールのサービスはなし。頼めばあるのかも知れないが、恐らく有料。

2回目の食事の後、うとうとしていたらいつの間にか到着。モスクワ着は午後4時くらいだと思っていたのだが、窓の外は真っ暗。おいマジかい?と思いながら到着ロビーへ出ると、いくらか遅延したのか時計は6時をまわっていた。

それでもロンドンへの乗り継ぎ便まで2時間くらいあったので、ロシア=ピロシキでも食べようと店を探したが、ない。Duty Free らしき店舗は見受けられるが、軒並み閉まっている。おまけにシャッターの向こうに見える店内の陳列棚はほぼスッカラカン...。ここは北朝鮮か...。
少し歩いて開いている店を見つけたが、酒(ウォッカ)しか売っていないような店で素通り。喫茶店などもあったが、欧州系の COSTA Coffee とか、変わり映えのしない店ばかり。良く言えば意外にも文明的だが、結局ピロシキにもボルシチにもありつけず、眠気と闘いながら乗り換えの時間を待つ。

モスクワ上陸記念の一枚。

モスクワ〜ロンドンは4時間強。乗るなり、即眠る。
それでも不思議と食事が配られると目が覚める。

チキンかビーフで、またチキン。なんだかタイカレーのような、ココナッツミルクっぽい風味のチキンとライスのプレートが左。右の皿にはこれまたチキンのちょっとインドっぽい風味の冷菜と、巨大ハム(?)の下に生野菜。温かい皿はかろうじて完食、冷たい皿は手つかず残してしまった。

そして何故かパンが2種配られた...。左のほうは見るからに美味しそうで完食。バターもいい感じ。右のは残す。そして上の甘ったるそうなロールケーキのデザートをコーヒーと食したが、なかなか美味しかった。

しかし...、いつも機内食は何も考えず食べ尽くしてしまうタチなのだが、今回『口に合わない』というのは、ブロイラー状態で食べ続けないために有効な一手かも、と思った。機内設備の乏しさから身体はだるいが、到着後お腹はすっきり。食べ過ぎた!の罪悪感もない。

アエロフロートのサービス自体には、アルコールのサービスがないことと食事の不味さ(もとい、口に合わなさ)を除けば特に不満はない。宣言通りの時間に搭乗も開始されるし、待たされるイライラ感はなかった。モスクワの空港も、お金を出せればカフェにも入れるし、トイレもきれいで申し分ない。南周り(キャセイ、マレーシアなど)に比べて時間のロスもないし、しっかりスカイチームのマイルも付くし、端的に言ってまた利用しても全然構わない。

結局ロンドンまでの4時間は食事の時間を除き爆睡。千葉の自宅を出てからちょうど24時間かけて、ロンドンの宿に到着。長い一日也。


初のアエロフロートに乗る前、その悪名の高さから、いろいろネットで口コミなど調べてみたりもした。
そこで、全然関係ないのだけど、機内で考えた、独断と偏見で選ぶ自分的エアラインベスト3をここに発表してみる。

1位 Qantas カンタス
 成田〜シドニーの時差がなく、夜出て眠っている間に着いてしまうという地の利もあるが、サービスも申し分ない。ワインも(ほぼ)飲み放題、食事も美味しい。大抵座席に余裕もあるので、両隣をデブに挟まれ苦しむ必要もなし。残念ながらもうオーストラリアへ行く機会も理由もないので、今後乗る事があるかは不明だが。

2位 Korean Air 大韓航空
 マイルを持っているスカイチームの一員だけあり、もはや自分的最頻乗エアライン。機内食のビビンバのポイント高い。ワイン、ビールも基本好きなだけ飲める。日本語が通じやすい。

3位 Emirates エミレーツ
 KLM、エールフランスと迷ったがエミレーツにする。乗務員のアラブちっくな衣装がコスプレファンの興味をそそる。食事も美味しい。ただし、イスラム諸国への便ではアルコールが出ないという難点有。

以上。


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