2010年11月2日火曜日

DAY 39: アジア共同体


エッセイ書くのに本を借りたはいいが、誤って違うテーマの本を借りてしまったようだ...。がーん。

Seminar Skills & Pronunciation という外国人学生向けの無料授業を受けている。

今日その中で、ギリシャ人が「ギリシャがEU(当初はECC)に加盟するまでの道のり」について軽くプレゼンした。実際にはギリシャなまりが激しくて半分くらいしか理解できなかったが、講師からは「発音に問題ない」と褒められていた。

そこから発展して、ヨーロッパ以外の地域ではEUみたいな共同体は生まれ得るか?という議論になった。

まずはラテンアメリカ。

チリ人の学生曰く、「チリは南米の中では先進国なので、国民はその他の(より発展していない)国々に歩調を合わせる事に賛同しない。ラテンアメリカ共同体はあり得るが今はまだ時期ではない」とバッサリ。

メ キシコ人の学生。「メキシコは自分らをラテンアメリカというより「北米」ないしは「中米」と認識しており、南米諸国とは一線を画している。(中米のメキシ コ以外の国は皆小さいし力ないし)アメリカ&カナダとの関係の方が強固である。実際NAFTAって貿易共同体がすでにできあがってるし。」

私のメキシコの友人は「ラテンアメリカの統一が夢」と語るゲバラっぽい熱い野郎だが、やはり同じ国内でも見解は幅広いのだな。

続いてアジアはどうだ?と振られる。

中 国人学生が数人と日本人(私)がひとりいた。講師の「中国と日本は共同体で一緒になったりしないのか?」と(ややKYな)無垢な問いかけに、我々全員「今 はないないない」と勢いよく首を横に振る with 失笑。一応 ASEAN てのがあるけど、これは果たしてどこまで機能しているのか?

政治専攻のフランス人やらアゼルバイジャン人やらがアジアの情勢について横から口を挟んでくるので、若干うざく思い、中国勢も特にコメントしないので、ここで日本人がひとこと。

「経 済的には南北格差があるが、それはまあ置いておいて、それよりもアジアの政治的な統一ってのは難しいと思う。すぐに思いつく理由は2つ。宗教と言語。この 点、割と足並みが揃っているEUやラテンアメリカ(ブラジル以外ほとんどスペイン語だし)に対し、アジア各国の信仰は結構 diverse だし(仏教が多いのだろうが儒教やらイスラムやらもいる)、言語もほぼ全部の国でバラバラ。(共通語といっても何になるのか?仮に英語にしたとして、母国 語のオーストラリアたちははっきり言ってプレゼンス低いし)皆が同じ方向を向くのは厳しいと思う。」

これまでヨーロッパ勢が活発に議論をかましていたのに、不思議とこの日本人の発言には誰もコメントしてくれなかった。ある意味納得してくれたのだろうか。

それにしても、外人みんなよくしゃべるな...。よくそんなにしゃべることがあるな。

自分は日本語でも日頃からそんなにべらべら喋る方ではないと思うのだが、こちらに来て英語でまくしたてる輩と同席すると正直疲れる...。そのわかりきった状況説明必要か?今の発言、半分の単語数で簡潔できるっしょ?と思うシーンが度々。一日に一度は必ず誰かに対し、「ああうるさい、ちょっと黙りな」と思う瞬間がある。。英語ってこういうネイチャーなのか?それとも、日本語が多くを語る必要を生じさせないつくりの言語なのだろうか?確かに、英語と比べれば奥深い言語であるとは自負していますが。

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